こんにちは、ニチアサ紳士いっすんです!
株式投資の入門編として、初心者が株取引を行うために必要な5つのポイントについて今回はご紹介していきます!
証券口座を開設したけど、何をしたらいいのかわからない・・。
という方、これから株式投資を始めたい方にうってつけの内容となっていますよ!
- 株式投資は”自分ルール”の設定が超重要
- 株式投資のリスク:株価下落・倒産・流動性
- 株の選び方:事業内容を知る・売上と利益を知る・配当金や株主優待を知る・割安かどうかを知る
- 身近な上場企業を見つける方法:ブランド名紐づけサイトが超便利
- スクリーニングで検索すれば優良企業も一発検索
証券口座を開設したけどあまり使っていない方・これから株式投資を始めたいと思っている方に役立つ情報となっていますので、ぜひ読んでみてください!
株式投資入門編5つのポイントで進めていきますよ!
株式投資は”自分ルール”の設定が超重要
株式投資においては、『投資の自分ルール』を設定することが非常に重要となります。
『投資スタイル』、『損切りライン』、『投資資金』の最低限3つにおいて、きちんと自分ルールとして設定していくことが重要です。
投資スタイル
投資は様々な投資スタイルがありますが、その中でもポピュラーな分類は『短期投資』・『中期投資』・『長期投資』の3つ。
- 短期投資:短くて数分間、長くても数週間ほどの短い期間でトレードする投資スタイル。
- 中期投資:数か月ほどの期間をかけてトレードする投資スタイル。
- 長期投資:1年以上かけてトレードする投資スタイル。
- 短期投資のメリット・デメリット
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メリット デメリット 資金効率が良く、ある程度少ない資産でも大きなリターンを狙える。 デイトレード(その日のうちに売買するトレード)・スイングトレード(数日から数週間で売買するトレード)で株式売買を何度も繰り返す必要がある。 - 中期投資のメリット・デメリット
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メリット デメリット 時間がないサラリーマンでもある程度投資活動に専念可能で、ファンダメンタルズ分析・テクニカル分析が必要となるため投資の勉強にも向いている。 価格変動があった際にすぐに行動しないと損失が大きくなる可能性がある。 - 長期投資のメリット・デメリット
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メリット デメリット 些細な株価変動に感情を揺さぶられることもなく、精神的な安定を保った投資が可能。 長期間投資することで資金効率が悪く、資金がすぐに必要な人には不向き。
ひとまず大きく分けるとこの3つのスタイルに集約するため、自分が一体どのスタイルをとっていくのかを投資前に決めていくことが非常に重要です。
日中時間がとれない初心者の方であれば、中期投資で投資の勉強をしながら投資するのもOK!
損切りライン
損切りはロスカットとも呼び、全ての投資において非常に重要な考え方となります。
損切りラインが決まっていないと、感情ばかりが表面化してしまい「きっとまた株価が上がるだろう」などという根拠の足りない期待にすがるハメになりがち。
損切りラインを設定し損切りするタイミングをあらかじめ決めておくことは、大きな損失を避けるために必要で重要なテクニックとなってくるのです。
損切りラインを決めるにあたり、一般的には「買値の5~8%」ほどの損失が出た場合がたいだいの目安とされています。
買値10万円の株であれば、株価変動によって95,000円(5%低下)~92,000円(8%低下)の金額になった場合に損切りを確定させるということ。
これはあくまで目安ですので、”投資の自分ルール”に沿って重要な損切りラインを設定しておきましょう!
損切りラインは必ず設定しておきましょう!
投資資金の性質・金額
投資するための資金は「一体どういった性質の資金なのか?」ということは、意外と重要。
これが例えば、
- 「生活資金」
- 「借金による資金」
- 「生活が苦しい為、学資保険などを切り崩した資金」
などでは、まず投資に向かない資金となります。
必ずボーナスや臨時収入などで得た、あくまで生活を圧迫しない余剰資金で投資を行うようにしましょう。
そして投資資金の性質を明確にすると共に金額を定めておくことも必要です。
「余剰資金の投資ではマイナスとなったので、悔しいから生活費に手を付けてしまった。」ということでは本末転倒です。
余剰資金かつ、「10万円まで」「30万円まで」といった投資金額のボーダーも必ず設定しておきましょう!
投資資金の性質・金額はあらかじめきちんと設定しましょう!
株式投資のリスクを知ろう
株式投資ではメリットばかりというわけでは当然なく、むしろリスクが付き物。
初心者のための株式投資のリスクを是非とも学んでおきましょう!
株価下落のリスク
株式投資では企業に投資をするため、企業の業績が好調であれば株価が値上がりますが、逆に業績が悪くなれば株価が値下がることもあります。
投資対象企業の業績に目を向けていくことはもちろんですが、経済状況や社会情勢などにもアンテナを張り巡らしていき、リスクを未然に防ぐことが重要です。
倒産リスク
投資対象企業が常に順風満帆・最高の業績を保てるのか、というとそうは言いきれません。
最悪の場合投資対象の企業が倒産をしてしまうことも考えられ、その際には投資した資金が戻ってこないリスクも起こり得ます。
【企業が倒産した場合】
企業が倒産した場合、清算または会社更生法や民事再生法が適用されることになります。
- 清算の場合:残っている負債を全て返済し、残っている資産を確定したのち持ち株数に応じて分配。但し会社が返済すべき負債に対して資産が足りない場合は持ち株まで返済が回ってくることがなく、0円となる場合も。
- 会社更生法や民事再生法適用の場合:株は「整理ポスト」という場所に移され、その後1ヶ月のみ取引可能となりますが、倒産によって株価が急落している関係上株価1円などということもままあります。
投資先企業が倒産しない危険性がないかを、常日頃から判断していくことは非常に重要です。
流動性リスク
株式投資では『取引量』が意外と重要です。
取引量が少なければ、「株を買いたい・売りたい」と思っても『売り手・買い手』が付かない事態に。
各証券会社では流動性を表すための『出来高(取引量)ランキング』を日々発表しており、取引量の多い企業が一目瞭然ですので参考程度に目を通すといいでしょう。
以上3点が株式投資の主なリスクでした!
株の選び方【入門編】
株式投資において『自分ルールの設定』・『リスク』を知っていただいたところで、いよいよ株の選び方についてご紹介していきたいと思います!
事業内容を知る
「投資対象企業のことをあまりよく知らない」ということでは、株価の予測が困難になります。
投資対象の企業がどのような事業内容を行っているのか、これは最低限押さえるようにしておきましょう。
もし身近ではない企業に投資をしたい場合は、まずはその企業が「どのような事業内容を行っているのか」これは必ず知っておくべきポイントです。
Yahoo!ファイナンスのHPでは、企業情報が分かりやすくまとめられていますので調査にオススメですよ!
売上・利益を知る
株式投資において、興味のある企業の売上・利益を知ることも非常に重要です。
企業の業績は「売上」「営業利益」「経常利益」「純利益」などから知ることができますが、重要なのが『営業利益』。
今期のみならず、2期・3期と俯瞰で見て業績が右肩上がりなのかどうか、将来性がある企業なのかどうかを判断することが重要です。
Yahoo!ファイナンスのHPや、企業が出す「決算短信」などによって最新の企業情報が確認できるので、事前に確認しておきましょう!
配当金や株主優待を知る
配当金や株主優待も立派な投資益で、これらの配当率や何が優待としてプレゼントされるのかを確認しておくのも重要なポイントです。
株主優待は全ての企業で実施しているわけではないのですが、主要で人気のある企業では大抵優待があります。
Yahoo!ファイナンスのHPでは株主優待がランキング形式で発表されていたり、企業のジャンルや投資額からも検索できるのでオススメですよ!
割安かどうかを知る
株式投資では割安な銘柄を選ぶことが大変重要です。
例えば、業績が右肩上がりの企業の株価が1株=1,000円だとして、赤字続きの経営難な企業も同じく1株=1,000円だとします。
この2社を比べたとき、右肩上がりの業績良好な企業の銘柄が『割安』ということになります。
このように業績から株価を判定した銘柄を『割安』と呼ぶため、これから企業に投資をしようとしている投資家にとって重要であることは言うまでもありません。
問題は割安なのか、割高なのか判断が難しいという点ですが、そこは初心者にうってつけなのが次の”MINKABU”というサイト。
画像の通りに、『割安』と表記されており一目瞭然です。
割安に至った経緯などの株価診断結果も事細かに書いてあるので、じっくりと読んでみてもこれから株を学ぶためにも有用な情報です。
”Yahoo!ファイナンス”や”MINKABU”のような便利なサイトを頻繁に利用することで、次第に株の知識が身についてくるのでオススメですよ!
身近な上場企業を見つける方法
様々な投資の知識を学んでいただきましたが、まず初心者の方にオススメしたい銘柄の選び方はやはり『身近な企業』を選ぶこと。
しかし問題は、身近な企業がよく知られているそのままの名前で上場しているかというと、残念ながらそうでもない場合が多いのです。
この辺の身近な企業名=上場企業名がなかなか結び付かず、それでは銘柄を探すのに四苦八苦します。
そこで便利なのが、上場企業名とブランド名・店舗名などを紐づけてまとめてくれたウェブサイトです!
試しに『ディズニーランド』と検索すると店舗名・ブランド名として、
- 東京ディズニーランド
- 東京ディズニーシー
- ディズニーアンバサダーホテル
- 東京ディズニーシー・ホテルミラコスタ
- 東京ディズニーランドホテル
- パーム&ファウンテンテラスホテル
- イクスピアリ
合計7つもの店舗名・ブランド名が表記されており、「あ、これもこの会社運営だったんだ」などの新たな発見もあり面白いですよ!
但し松井証券のHPでは「2018年11月」時点における情報で少し古い点と、全ての上場企業が網羅されているわけではない点に注意してください。
あなたの身近な企業から探してみてください!
スクリーニングで検索すれば優良企業も一発検索
身近な企業も探し終え、そろそろ新しい銘柄へとチャレンジしてみたい、そんなあなたにオススメなのが便利なスクリーニング機能。
問題はスクリーニングの詳細条件ですが、これは優良企業を見つけるためのある程度決まった検索方法があるのです。
項目 | 検索値 |
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時価総額 | 300億以下 |
PER(株価収益率) | 5倍以上10倍以下 |
PBR(株価純資産倍率) | 0.5倍から1倍 |
ROE(自己資本利益率) | 10%以上 |
配当利回り | 3%以上 |
以上の条件でスクリーニングをかけると、3,000以上も存在する上場企業の中から大抵100企業以下に絞れます。
スクリーニングは株式投資において必須ツールとなりますので、今の内から少しずつでも触ってみて慣れていただくことをオススメします。
『株マップ.com』というサイトでは、簡易スクリーニングが無料ですぐに利用できるので、何度も触ってスクリーニングに慣れておくとこれからの投資生活も安心ですよ!
まずはスクリーニングに慣れていきましょう!
まとめ
今回は初心者の株式投資入門編ということで、5つのポイントに絞ってお送りさせていただきました!
証券口座を開設したものの何から手を付けたらいいのかわからない方や、これから株式投資を始めてみたい方へ、何かのお役に立てましたら嬉しく思います!
それでは今回はこのくらいで。
最後までお付き合いくださり、ありがとうございました!
いっすんでした!