デリシャスパーティ♡プリキュア
第24話「コメコメなんて知らない!波乱のピザパーティ」
の感想・考察をお話ししていきます!
(ネタバレを含むため、まだご覧になっていない方・ストーリーを知りたくない方はご注意願います)
今回の放送をいっすんの印象でまとめると、
コメコメとナルシストルーの相関性から成長・変化への糸口を見る
という印象のお話しでした!
コメコメとパムパム喧嘩しちゃいましたね~、でも最後にはお互いのことをより深く理解し合える仲に成長を遂げて尊かったですね!
エナジー妖精の成長、コメコメとナルシストルーの相関性やゆいの役割について、感想を交えつつ考察していきますので、ぜひ読んでみてください!
物語も少しずつ終盤へ向け、核心への胎動を見せ始めてきましたね!
デリシャスパーティプリキュア24話いっすんの感想と考察
それではデリシャスパーティプリキュア24話いっすんの感想と考察です!
エナジー妖精の成長は欠かせないプロセス
コメコメが見せる成長に伴い自我が形成され、パムパムに対して少々意地の悪さが目立つコメコメ。
コメコメ&パムパム騒動により闘いのピンチを作り出したわけですが、事の発端はコメコメが遊びのルールを守らず自我を貫き、そしてパムパムの意見を聞かずに押し付けることから始まっています。
今回のデリシャスパーティプリキュアでは基本的に全編を通して、幼児が児童に成長する段階の欠かすことのできないプロセスを描いています。
幼児期は自意識が芽生える時期で、「自分でやりたい」「自分の考えはこうだ」などの意思を見せ始めます。
それによって親や周りの人に反発したり言いつけを守らなかったり一見するとただのワガママですが、自意識の芽生えは幼児が成長する上で「自立」へとつながる土台を作るための絶対に欠かせない段階。
コメコメの意地悪に嫌気がさしたパムパムはナルシストルーに囚われるという最悪の事態に。
囚われのパムパムの元へ駆けつけるも、パムパムの虚勢でしかない挑発に乗って意地を見せてしまうコメコメ。
ここでも素直になりたくてもなれない、幼児から児童へと成長する過程をよくとらえそして描いていると感じました。
幼児は自分の思い通りにならないことがあるとすねたり、逆の行動を取ることがあります。
第一次成長期の終盤である幼児期は精神の変化も大変大きく、感情をコントロールすることがまだ上手ではないため、無視をしたり素直に謝ったり相手を受容することが難しい面も。
良くないことと分かっていても押し通ってしまう、謝りたいのに謝れない、幼児期の人間関係の難しさをコメコメとパムパムで如実に表現されていました。
しかしコメコメの心は一貫しており、それはナルシストルーからパムパムを救い出す行動に表れています。
自分が代わりに囚われることになるも、機転を利かせて幼児コメコメとなり囚われの身から脱出。
コメコメが飛び込んだのはゆいの胸の中。
頑張ったコメコメの姿が、いっすんの涙腺を刺激😭
しかし今回のお母さん役は残念ながらあまねで、ゆいの役割はと言うと、実は物語序盤から一貫しておばあちゃん。
ここでゆいがコメコメに、「頑張ったね!」「よく謝れたね!」「偉いよコメコメ!」などの奨励があってもいい、とは思いませんでしたか?
しかしゆいは「コメコメ!」以外何も言わず、受け止めるのみ。
これにはしっかりと意味があるといっすんは認識しており、それは【ゆいの役割『見守り』が強調される】の項目で詳しく考察していきたいと思います!
エナジー妖精中唯一の成長系キャラクターであるコメコメ。
「コメ!」以外は言葉すらまともに話せなかったにもかかわらず、大きな成長を遂げていくことにマリちゃんと同じ気持ちです。
コメコメ自身の成長、その成長を通して取り巻く人・妖精たちの成長も描くデリシャスパーティプリキュアは、UX(ユーザーエクスペリエンス)による感動を巧みに利用しているものと改めて感じたものです。
UX(ユーザーエクスペリエンス)とは『ユーザー体験』の意味があり、サービスや製品・作品などからユーザーが感じる感動・使いやすさ・印象などの体験にフォーカスした考え方。
これからもコメコメや妖精、プリキュアたちの成長を一緒に体験しつつ見届けていきたいですね!
コメコメの成長尊すぎたコメ~!!
コメコメとナルシストルーの相関性
今回はコメコメの成長が著しいお話しが印象的でしたが、ナルシストルーも大きな成長・変化を見せ始めています。
- コメコメが自我を見せたこと、それについて過ちを認め謝罪したこと。
- ナルシストルーがセクレトルーに反抗的な態度を取りつつも、闘い方に変化をつけてきたこと。
これらはかたちは違えど、彼らの成長を描く点は共通の事項です。
また、
- コメコメの「遊びのルールを守らない」=セクレトルーが言う「ナルシストルーのおままごと」。
- コメコメの成長・変化=ナルシストルーが自ら戦いに参加する姿勢。
この点でも非常に近縁性のある二人。
この二人は今回相関的な立場を保っており、現状をより良くしようという態度は二人とも通じるものがあります。
コメコメはストーリー終盤、精神的な成長が人間に化けた姿の成長とつながって児童へと変化。
セクレトルーに意味深な言葉を吐く&謎のストーンを受け取ったことで、近い将来大きな成長・変化を見せるための伏線を見せたナルシストルー。
この二人を見るに、
現況が芳しくない場合、自分の行動を見つめ直すべき。短所や変えるべき点を見つけ正すことが出来るのであれば、あなたの大きな飛躍になる。
というメッセージ性を感じました。
コメコメはプリキュアたち特にゆいの役に立ちたい、ナルシストルーはゴーダッツの役に立ちたい。
今回はコメコメとパムパムの喧嘩・ナルシストルーとセクレトルーの不仲を単に描いたのではなく、コメコメとナルシストルーの相関的な構図で互いの成長・変化を描く大変重要な回であったと認識しています。
ナルシストルーも成長・変化の片鱗を見せ始めてきました!
ゆいの役割『見守り』が強調される
ゆいは見守りを一つの役割としていますが、今回もその重要な役回りが強調されていたと感じました。
今回の事の発端はコメコメから起因。
コメコメの形成されつつある自我によって大きな問題へとつながりましたが、ゆいは特に介入するでもなく自身のやるべきこと(宿題)をこなします。
ゆい・らん・ここねはやるべきことがあったため”パム囚われ騒動”に介入できなかったとは言え、コメコメに重要な気づきを与えたのはあまねである点。
「パムパムはいつもそんなことを言うのか?」
縁側ではコメコメを優しく諭して自分から答えを導き出させます。
バトルシーンではコメコメが泣き、
「どうする!?どうしたい!?」
というフィナーレの重要な問いかけで、
「パムパムに謝りたい・・・助けたいコメ!」
コメコメの成長を一番近くで見ながら、重要な気づきを与えたあまね。
これはやはり一歩引いたゆいのスタイル強調を表していると感じた次第です。
以前いっすんが考察したゆいの役割は、見守り(受容)と軌道修正でした。
今回コメコメの重要な成長に深くかかわったのはあまねであり、ゆいはおばあちゃん的な見守りという役割を全うしたため。
胸の中に飛び込んできたコメコメに対して奨励がないのも、受容はするがあくまで見守り。
「暖かく見守っているからね、そして道を踏み外そうになったときは任せてね!」という、ゆいの重要なスタンスを再認識しました。
終盤、ゆい宅にて児童へと成長したコメコメはあまねとアイコンタクトをしてにっこりと笑って物語を締めくくる。
お母さん役としてのあまね(今回限定)、そしておばあちゃん役としてのゆいをそれぞれの役どころとして、コメコメの成長著しい回でした。
ゆいのことわざ間違えも9話ぶりに久々登場。
「おばあちゃん言ってた。雨降って・・・何が固まるんだっけ?ゼリー??」
これには草wゼリーかいww
以前『ゆいがなぜことわざ間違えをするのか?』その意味について、かわいいミスでゆいというキャラクターの愛嬌を出すため、と考察しました。
”おばあちゃんの知恵袋的なことわざ”を披露しようとするも、結局周りから正してもらうことで愛嬌を出しつつ周りに大切なことを気づかせる(軌道修正する)というものです。
今回もその役割に合わせて登場してきましたね。
ゆいの見守りキャラが発動する度に、ゆいのおばあちゃんキャラを強調させすぎないためにゆいの可愛さをアピールするための重要なやり取りなんだと再認識しました!
よく考えられ、そして非常に丁寧に作られているなぁと改めてデリシャスパーティプリキュアに大感動!!
【ゆいのことわざ間違え精度が・・アップしないw】
余談ですが、ゆいのことわざ間違えの精度が少しずつアップしている件についても以前ゆいの役割の記事に合わせて執筆しました。
今回も「ことわざ間違え精度が上がるのか?」と思いきや、ゼリーかい!!
そこはゆいの可愛さ・愛嬌の強調を優先することに重きを置いた、もしくは単純に面白く作りたいという願いなのか、とにかく笑わせてもらいましたwこれがゆいなんだな、とほっこりした気分です。
デリシャスパーティプリキュア24話いっすんの一口感想
デリシャスパーティプリキュア24話いっすんの一口感想です!
フィナーレ&ブラペVSナルシストルー最高!
ブラペVSナルシストルー、フィナーレVSナルシストルー最高すぎましたね!
攻撃を跳ね返されるも、デリシャスストーン&マントでナルシストルーの攻撃を巧みに防御するブラペ。
デリシャスストーンの使い方を上達させたブラペの姿からシナモンの姿を見ていたであろうマリちゃんも、驚きを隠せない様子でしたね。
フィナーレVSナルシストルーも熱いバトルで、初めて見せるナルシストルーの積極的な参戦・強さに敵ながらカッコ良さを覚えました!
「お前の短所はすぐにうぬぼれ、油断するところだ」
からの、ゼロ距離「プリキュア・フィナーレブーケ!」最高すぎ!!
伝説であるはずのプリキュアと互角の力って、ナル君凄すぎない?
数学の問題再現ドラマに草
数学の問題再現ドラマ草すぎましたねw
「ごめん、らんちゃん!あたし財布忘れちゃった!」
「はぬ!?でも大丈夫!らんらん財布持ってるから」
お財布を忘れて戻るという設定を無視w
そしてゆいが家にたどり着き、持て余した6分間何をするかということになり、
「じゃあオヤツ食べよ!」
「ゆいぴょん!待ってたのに・・オヤツ食べてるなんてぇ~~~」
草過ぎるww
マリちゃんが「方程式!?」とアップで割り込んできたり、あまねがゆいらんの再現ドラマをページをめくるように止めるとか、コメコメ応援も可愛いし、ちょっとした家における宿題のワンシーンなのにアングルも展開も飽きさせない作りはさすが東映アニメーションというところですね!
序盤からほっこり・ニヤニヤしすぎて尊すぎ!
ブンドル団が組織として成立していない
ブンドル団本部にて近頃の不甲斐なさをセクレトルーから責められるも、
「俺様に命令する気か?」
で反発し、「ブンドルブンドルー!」の掛け声もやらず、セクレトルーを無視し立ち去るナルシストルー。
更にはブンドル団の方針もゴールも曖昧な上に、トップはほぼ不在。
たまに現れて軍師の士気を高めても、あくまで一過性ですぐに熱が冷めます。
セクレトルーはナルシストルーの遊びをおままごとと揶揄していたものの、ブンドル団自体が「おままごと」に見えて仕方がないという印象ですね。
ナルシストルーはつかみどころがないというか、23話でゴーダッツへの愛が深そうに見えたものの組織に反旗を翻すようなそぶりをみせ、また独断であまねを勧誘したりと、真意が見えにくいキャラですね。
しかしこれからのナルシストルーの成長・変化、セクレトルー参戦(あるか!?)などでブンドル団も盛り上がりを見せてくれることを期待していきたいですね!
無残より良い上司と持ち上げられても、常に不在ではねぇ。
まとめ
コメコメの成長が非常に尊かった今回、ナルシストルーもまた怪しげな成長と変化の片鱗を見せており、今後も刮目ですね!
次回は、
第25話「新たな怪盗!?にこにこキャンプでごわす!」
デリシャスメンバーでピクニック!なんて尊い!!
怪しげなキャラクターも登場予定ですが、ナルシストルー発明の怪盗ロボットか何かなのかな?(実は優秀な発明者だしね)
それでは今回はこのくらいで。
最後までお付き合いくださり、ありがとうございました!
いっすんでした!