仮面ライダーリバイス
第17話「裏切りの深化、バディの真価」
のあらすじ・ネタバレ感想をお話ししていきます!
(ネタバレを含むため、まだご覧になっていない方・ストーリーを知りたくない方はご注意願います)
ボルケーノバイスタンプ、ついに発動!!
ボルケーノバイスタンプをうまく使うことができれば一輝の悲願である悪魔分離が可能になるとのことで、トレーニングもおざなりに実戦で使用したものの不発!
失意のどん底に落ちる一輝が、見ていてなんとも痛々しかったですね。
今回の重要な点を4つにまとめてみました!
- フリオ元親友の節操のなさ
- フリオ「スマーイル!」の矛盾
- アギレラ様の尊さ
- ボルケーノバイスタンプのリスク&可能性
フリオ元親友の節操のなさ、フリオのスマーイルの矛盾について、見捨ておくことができず深堀りして言及していますので、ぜひ読んでみてください!
仮面ライダーリバイス17話ざっくりあらすじ
まずは、仮面ライダーリバイス17話のざっくりあらすじをご紹介します!
一輝の決意
フェニックス本部では、回収したギフの調査が進められていました。
そこへフェニックス長官が登場し、ギフよりもアギレラ・オルテカ・フリオ達3人の抹殺が最優先だと指令を出します。
フェニックス本部へ訪れた一輝は、先回のデッドマンズ戦においても悪魔と人間を分離できなかったことを悔い、
「デッドマンズの3人を救いたいんです!」
と、狩崎に決意を伝えました。
「全く新しいアプローチのバイスタンプがある、だが使い方を誤ると地獄の炎に焼かれてしまうかもしれない・・。」
狩崎はそう答え、新たなボルケーノバイスタンプをちらつかせます。
このバイスタンプは一輝とバイスの出力を合わせない限り必ずダメージとして返ってくるということを説明してきたのでした。
新たなバイスタンプを使いこなすために、一輝とバイスは仮想空間によるトレーニングを余儀なくされ、トレーニングを行うことに!
フリオの過去
しあわせ湯に訪問してきたフリオの元親友である陽介が、フリオは元は玉置という名の人間であり過去に自身の裏切りのせいでフリオを傷つけたため謝りたいと、さくらに相談をもちかけてきました。
陽介は不良グループにそそのかされて断りきれずにフリオを裏切ってしまい、そのことを謝りたいということでした。
さくらはそれを承諾。
しあわせ湯にて、そのことを一輝と大二に話すさくら。
しかし大二は
「フリオを倒すことはできても、救うことはできない。」
と反論し、現状策がないことをさくらに告げます。
ボルケーノバイスタンプ発動!
トレーニングのコツをつかみ、一輝とバイス両者の出力を合わせることに成功してきた二人。
休憩をとっているのもつかの間、一輝たちは新生デッドマンズ率いるオルテカが街に登場したことをモニターで確認します!
オルテカは女性信者にギフスタンプを押し、新たな悪魔であるギフテリアンを生み出しました。
一輝はボルケーノバイスタンプを手にし、覚悟を決め飛び出していきます!
現場ではライブとデモンズが先に戦闘に突入していましたが、裏切り行為に対する怒りで現れたフリオがフリオデッドマンとなり、オルテカデッドマンに対して急襲をし混戦に。
ジャンヌに変身したさくらは陽介との約束を守り、フリオに対して陽介が誤りたがっている旨を伝えるも、全く取り合わず。
ライブ&デモンズは生身の信者に気を取られてしまい、悪魔ギフテリアンの攻撃をモロに喰らってしまいダウン。
フリオデッドマンもオルテカデッドマンにやられ、変身のとけたフリオとなりオルテカデッドマンに踏みつけにされます。
そこへ一輝とバイス登場!
「オルテカ!お前は人間の命をなんだと思っている!!」
オルテカへの憎悪の叫びと共に、一輝とバイスはバリッドレックスバイスタンプで変身!
そのまま悪魔ギフテリアンに手痛い一打を浴びせます!
間髪入れず一輝は新たなボルケーノバイスタンプでリバイボルケーノレックスゲノム、バイスはバイスバリッドレックスゲノムに変身!
圧倒的な新たなパワーで、悪魔ギフテリアンをあっという間に撃破してしまいます!
しかし悪魔ギフテリアンは人間に戻ることなく消滅!
「あなたの力では誰も助けることはできない」
またしても人を助けることができず消滅させてしまったショックで呆然とする中、畳み掛けるオルテカの挑発に、一輝は怒りで我を失いオルテカへと突撃・・!
仮面ライダーリバイス17話【裏切りの深化、バディの真価】いっすんの感想
ではあらすじを振り返りつつ、いっすんの感想をしたためていきますね!
フリオ元親友の節操のなさ
フリオは元親友に裏切られ、更にオルテカからもアギレラと共に裏切られたことで『裏切り』に対して異常なまでの執着を持つに至りました。
フリオ元親友の陽介ですが、彼はある日突然フリオを裏切ることになります。
今まで周りの理解を得られにくいカードゲームを称賛してくれ、不良グループの嘲笑に対しても「ほっときゃいいんだよ」と励ましてくれた元親友。
しかし信頼していた心の友だった親友にある日突如裏切られましたね。
この時のフリオの気持ちになって考えてみるとき、不良グループの嫌がらせに対する「ほっときゃいいんだよ」と発言した時の親友も、実は心の中ではフリオを笑いながらやっていたんだと絶対に疑います。
カードゲームを称賛するふりをして、実は始めからフリオを心の中であざ笑っていたんだと間違いなく思うでしょう。
元親友が言う「不良グループに逆らえなくて」の内容も全く公開されていないため、どのレベルで陽介が不良グループに逆らえなかったのかを知るすべがありません。
さくらはその詳細を聞いたのかもしれませんが、裏で何があったか1ミリも示さずに裏切り行為では、視聴者はこの男にまず共感できないだろうと感じました。
むしろ嫌悪を感じる人が多いでしょう。
しかも、突然あのような手のひら返しで痛烈に裏切っておきながら、「謝りたいんだ」はフリオじゃなくても不快な気持ちにしかならないのではないでしょうか。
フリオの過去を語るためのモブ的存在なのでしょうが、陽介のあまりの節操のなさに、いろいろと考えてしまいました。
純粋なフリオの心を弄びやがって・・ゆるさん!
フリオ「スマーイル!」の矛盾
フリオがアギレラによく「スマーイル!」とやる姿を目にします。
しかしあれ、実は元親友のクセだったのです。
フリオの過去が語られる際に、教室にいるフリオに対して元親友である陽介が不良グループのあざけりに対して「スマーイル!」と言いながら励ますシーンが映っていました。
『なるほど、この元親友の口癖が今のフリオの口癖につながったのか』と、その時は合点がいきました。
しかし、陽介に裏切られた過去がある点と照らし合わせて考えてみると、
実はこれ、全くの矛盾なのです。
フリオが何よりも嫌悪するものは、『裏切り』です。
陽介に裏切られた、オルテカにアギレラ共々裏切られた、その傷は深く彼の心に突き刺さり、裏切りに対して異常なまでの執念を燃やしています。
これほど裏切りを心の底から嫌悪しているフリオが、裏切られた相手の口グセをどうして真似しようものでしょうか。
アギレラが過去にフリオに対して、「せっかく私と会えたのよ?笑いなさいよ」と言っていたことがフリオの「スマーイル!」口癖発言のきっかけという苦しい言い訳もできます。
しかしもしそうだとしても、どうとち狂っても憎悪の矛先の一つである元親友の口癖「スマーイル!」にはならないでしょう。
その場合は「笑顔になりましょう、アギレラ様!」などが妥当であり、元親友を連想させるワードである「スマイル」を起用するはずがないのです。
たった1話の物語の中で明らかなる矛盾を生み出してしまう設定に、さすがに引っかかってしまいました。
設定すらもフリオを弄びやがって・・ゆるさん!
アギレラ様の尊さ
アギレラはビルの屋上でオルテカの話をする際のフリオの激情ぶりを見て、容易ならざる事態を察していました。
そのため夜のビルにおける別シーンで、フリオが裏切り行為の断罪について考えていたのか非常に険しい表情をしているのをアギレラは見かねて、「ちょっと、なによその顔」と声を掛けましたね!
普段は自分に対して「スマーイル!」と声を掛けてくるフリオが険しい顔をするや、今度は自分がフリオを笑顔にするべきと考えたアギレラ様がなんとも尊い!
その後裏切り行為に対する憎悪で我を忘れるフリオが
「絶対に許さない!裏切り者がどうなるのか、思い知らせてやる・・」
と発言する際も、アギレラはフリオを心配とも見守りともとれる、母性あふれるまなざしでじっと見つめていました。
母のような慈愛・・アギレラ様、尊い!!
敵でありながらも二人の間に築かれている信頼関係には暖かさを感じてしまいます!
アギレラ様&フリオのペアは見ていてホッコリしますね!
ボルケーノバイスタンプのリスク&可能性
そしてボルケーノバイスタンプで新たなフォームへと変身し、実戦という土壇場で一輝&バイスは見事にその力を使いこなしましたね!
このボルケーノバイスタンプは、狩崎の話しでは「使い方を誤ると地獄の炎に焼かれてしまうかもしれない。」 ということでした。
この使用条件を聞いた時、思わず「どうせ燃えないんでしょ?」と思ってしまいました。
一輝の熱願である人間と悪魔を切り離すかもしれない新たな可能性を手に入れるにしては、今回のような少しのトレーニングで使いこなせる簡単な条件ではなく、それなりのリスクが伴ってしかりと思ったものです。
一輝とバイスのこの上なく息の合ったバディにとっては、「地獄の炎に焼かれてしまうかもしれない。」などは 風前の塵のごとくもろすぎる条件と感じずにはいれませんでした。
ところが・・・
18話の次回予告を見ると、なんと『一輝はボルケーノバイスタンプの反動で重傷を負ってしまった』ということではないですか!
ボルケーノバイスタンプは命を落としかねないかなりの危険を伴うスタンプであるということが、次回でハッキリと証明されるようです。
悪魔を打ち倒し人間を救うという命のやり取りをするためには、自身の命を賭けるだけのリスク&必要条件がしっかりと打ち出されてくるでしょう。
これは刮目ですね!
そして今回は新たなバイスタンプの可能性への期待もむなしく、
悪魔ギフテリアンは人間に戻ることなく消滅してしまいましたね!
一輝がボルケーノバイスタンプに賭けた希望はもろくも崩れ去ってしまいます。
しかも悪魔ギフテリアンの元の媒体(人間)はオルテカの一信者である年配の女性であったことを、一輝はモニターで確認していました。
今まで悪魔化したデッドマンズとして戦ってきた元々の人間は、いずれも欲が強く暴力的で手段を選ばない利己的な性質の人間ばかりでした。
しかし今回は違います。
信徒の女性の詳しい性格まではわかりかねますが、一般的な善良な市民をオルテカがたぶらかしていたことは、今回のオルテカ&信者のいくつかのシーンによって明らかです。
それだけに、信徒の女性が消滅したことによって、
一輝の苦しみ・悲しみ・怒りは今まで消滅してきたデッドマンズとは一線を画すものとなってしまいました!!
一輝の心中を思う時、言いようのない切なさがこみ上げてきました。
人間と悪魔を引きはがし、元の人間を救いたい一輝の願いはまだまだ叶うことがありません。
命を奪うという業を背負っていく一輝や五十嵐兄弟について、救済の道は今後示されていくのでしょうか?
度重なる試練を一体どのようにして乗り越えていくのか・・これからも目が離せません!
一輝・・・負けないでくれ!
他のファンの反応
仮面ライダーリバイス17話を見た、他のファンの反応をご紹介します!
ボルケーノのカッコよさ、圧巻でしたね!
ヒロミさん、デモンズの影響でどんどん弱っていきますね・・心配です。
「面接時のアギレラ様が優しい」フリオがまた心を開くキッカケになったアギレラ様・・尊いですね!
まとめ
公式ツイッターのまとめはこちら
新たな力、ボルケーノバイスタンプ。
しかしながら悪魔と人間を切り離す希望はもろくも崩れ去ってしまいました。
フリオの過去、新生デッドマンズを率いてますます勢いを増すオルテカ。
全体的にダークな印象でしたが、新たな力を手に入れた一輝&バイスはとても輝いていました!
次回は、
第18話「バディの軌跡、炎と氷の奇跡」
です!
ボルケーノバイスタンプは簡単に扱えるシロモノではなく、一輝が重症を負います。
一方フリオと元親友陽介との間にオルテカが割って入り、怒りと悲しみがフリオを暴走させる・・!
次回も見ごたえ抜群であること間違いなし!
それでは今回はこのくらいで。
最後までお付き合いくださり、ありがとうございました!
いっすんでした!