2022年4月29日期間限定公開された映画、【機界戦隊ゼンカイジャーVSキラメイジャーVSセンパイジャー】のあらすじやネタバレ感想、評価などをお話ししていきます!
あらすじのネタバレを要約しますと、以下のような内容です!
(以下の網掛け部分は、ネタバレ情報です!まだ見ていない方、ストーリーの要約を知りたくない方はご注意ください!)
キカイトピアとキラメイトピアを友好国にするためには、カナエマストーンが必要!
それを邪魔する集団が現れてカナエマストーンが何個か奪われた!
焼肉食べるぞ!もっと焼肉食べるぞ!!とにかく焼肉食べるぞ!!!
そしてカナエマストーンを取り返すべく、邪悪なる敵と対峙するスーパー戦隊たち!その運命やいかに・・・!?
ラストの結末以外を要約すると、こんなお話しでした!
【機界戦隊ゼンカイジャーVSキラメイジャーVSセンパイジャー】いきなりいっすんの総評ですが・・・
最初から最後まで一貫してボケ倒す至高の作品であった
これに尽きましたね!!
もう一度あの感動を振り返りたい方、まだ見てないけど内容が気になる方、是非この続きを読んでみてくださいね!
恒例の戦隊コラボ映画2022年版のあらすじや感想を盛りだくさんでご紹介していきますよ!
機界戦隊ゼンカイジャーVSキラメイジャーVSセンパイジャーざっくりあらすじ
それでは、【機界戦隊ゼンカイジャーVSキラメイジャーVSセンパイジャー】のざっくりあらすじを振り返っていきます!
(ここから下はネタバレ情報をふんだんに含んでおりますのでご注意ください!)
カナエマストーンを求めてトピアトリップ
ゴーカイレッドが盗んだと思われるキラメイストーンを取り返す依頼をクリスタリアより受けていた充瑠・為朝・瀬奈の3名は、ゴーカイトピアへ赴きキャプテン・マーベラスの元へ。
嫌疑をかけられ怒りをあらわにするマーベラスと闘いになるも、ゴーカイレッドとなった姿を見た3人は「あれ、金色じゃない。色違くね?」となり、誤解であると気づきバトルは中断。
キラメイトピアにおいて宝石の国クリスタリアに訪れていたゼンカイジャーメンバーは、宮殿で宝路の歓迎を受けていました。
その後ゼンカイトピアに戻ったゼンカイジャーたちは、駄菓子カフェカラフルにてステイシー&クリスタリアの女王マブシーナと会います。
ステイシーとマブシーナは、キカイトピアとキラメイトピアを結んで友好トピアにするべく、話を進めているとのこと。
そこでカナエマストーンが必要になりますが、クリスタリア復興の際に一度使用して様々なセカイへと散らばっているため、探し出して集める必要があるということでした。
ストーンの特徴を聞くや、ジュランがとある石を手にして
「こんな石か?」
と尋ねると、なんとそれはカナエマストーン!
なんでもブルーンが並行世界トリップの最中に面白い石ということで持ってきていたのでした。
怪盗・夜野魁利登場!
それを手にしたマブシーナ・・・しかしその刹那、カードがマブシーナの手に突き刺さります!
怪盗・夜野魁利が颯爽と登場し、マブシーナから奪い取ったカナエマストーンを手にカラフルを去ります。
ガオーンを筆頭にゼンカイメンバー全員で魁利を追いかけるも、現役怪盗の身のこなしは軽やかでなかなか捕まりません。
魁利はバックルから出したワイヤーで宙づりになり退こうとしたその瞬間、空飛ぶ宝路が魁利に激突!
宝路はカナエマストーンを魁利から奪い取り、ゼンカイメンバーへと一旦預けました。
宝路は魁利を問い詰めようとキラメイシルバーに変身したところ、魁利は相手がキラメイメンバーと知り味方であることを表明。
2者は共闘することになりました!
海賊VS界賊、そしてマブシーナVSステイシー!?
ゴールドツイカー一家は久方ぶりにゼンカイトピアへやってきており、そこへゴーカイレッドが登場しカナエマストーンを渡すよう威嚇。
しかしゾックスは全く聞き入れずゴーカイレッドが戦いを仕掛けてきたためツーカイザーへと変身しバトルに!
激しくぶつかり合う両者。
しかしお互いは闘いの中で何かを感じ、同時に変身解除。
マーベラスの
「腹が減ったな。」
の一言で、一時休戦となりました。
一方、カラフルにて手当てを受けていたマブシーナが突如豹変しステイシーに襲い掛かります!
ステイシーはステイシーザーへと変身し逃げるマブシーナを追いかけながら戦闘するも、不意をつかれた一撃によってステイシーザーは倒れてしまいます!
マブシーナは、カナエマストーンを悪用しようと企むキツネトピアのイヲカルが変身していた偽マブシーナだったのでした。
偽マブシーナはステイシーをキカイトピアのトジテンドパレスへと連れていき、王に無理やり引き合わせます。
その王とはボッコワウスが隠し子として残していたポットデウスであり、時期トジテンドの王となりキカイトピアを支配する野望を明かしてきたのです。
ステイシーは幽閉されますが、そこで本物のマブシーナと再開を果たします。
キカイトピアのいざこざに巻き込んでしまったことを謝罪するステイシーでしたが、マブシーナは全く意に介すこともなく、むしろ必ず兄が助けに来てくれると信じている旨を明かしてくるのでした。
焼肉地獄の始まりだカルビ~
するとその直後、マブシーナの兄である宝路が敵をなぎ倒しながら登場!
マブシーナがさらわれて以来、宝路とマブシーナはようやく再開を果たすのでした!
宝路から預かったカナエマストーンを守ろうとしていたゼンカイメンバーの元へ、怪人カルビワルドが登場し行く手を阻みます。
変身して応戦する中、カナエマストーンを奪われてしまいピンチになりますが、キラメイジャーの応援によって健闘!
しかしカルビワルドは自らの能力を使い、焼き肉店のような空間へとゼンカイ・キラメイメンバーをいざないます!
『焼肉を食べつくさない限りその空間から脱出ができない』と聞いた一行は、ポジティブに食事に取り掛かかります。
しかしカナエマストーンの力を使って、食べたはずの焼き肉を何度も何度も出現させては、メンバーたちに悲鳴を上げさせるカルビワルド。
充瑠の機転によって外部から応援を呼ぶための奇策を介人が思い付き、ゼンカイゼンリョクキャノンを使用して歴代スーパー戦隊の大食漢を次々に呼び出しては食事を消化。
果てはゴレンジャーの必殺技を繰り出した際に、大食いアイドルのもえあずこと”もえのあずき”が召喚され、全ての完食に成功!
ゼンカイジャーVSキラメイジャーVSセンパイジャー最終決戦!
カルビワルドの陰謀からようやく解き放たれた一向は広い荒野で宝路・ステイシー・ゾックスらと合流。
ポットデウス、イヲカルも参戦して最後の闘いが始まるのでした!
しかしイヲカルの科学力と奪われていたカナエマストーンの力を使って、おびただしい数の敵軍が出現!
そのときマーベラスと魁利が歴代スーパー戦隊レッド8名を連れて現れ、頼もしい応援をしてくれることに!
闘いの中追い詰められたポットデウスはイヲカルにすがりつきますが、ポットデウスがボッコワウスの隠し子などということは嘘で、ただボッコワウスに似ていたから連れてきただけのことと白状の上罵倒し突き放します。
それに激昂しイヲカルに飛び掛かる介人の熱き姿を見て、充瑠がヒラメキーング!
充瑠はマブシーナらと協力してキラメキゼンカイジュウギアを2つ生成!
介人とゾックスはパワーアップフォームへと変身し、全員の力を合わせてイヲカルとカルビワルドをついに撃破!
カルビワルドは巨大化しましたが、ゼンリョクゼンカイオーにて応戦し見事に撃破!
騙されていたポットデウスを不憫に感じたステイシーは、
「まずは罪を償い、そしてその後はキカイトピアで働いてみろ」
と、キカイトピアの真の王たる貫禄と寛容さを見せます。
マーベラスと魁利、歴代レッドたちは闘いが終わる頃には静かに姿を消していたのでした。
カナエマストーンがついに4つ揃い喜びに酔いしれているさなか、フリントが
「焼肉食べてぇ~」
と発言した願いを、なんとカナエマストーンは叶えてしまいます!
力を失い、またしてもあらゆるセカイへと飛び去ってしまうカナエマストーン。
焼肉に苦しめられたメンバーたちは出現した焼肉を全く受け付けませんでしたが、それ以外のメンバーは喜んで勝利の焼肉にありつくのでした!
以上が、ざっくりあらすじです!
公式のあらすじが存在しないため、敵キャラ名や細部に誤りがあるかもしれませんが、その場合はご指摘いただけると嬉しいです!
ゼンカイジャーVSキラメイジャーVSセンパイジャーネタバレ感想・評価
それではここからは、ゼンカイジャーVSキラメイジャーVSセンパイジャーいっすんのネタバレ感想・評価をしたためていきますね!
最初から最後までボケ倒す至高の作品
映画【ゼンカイジャーVSキラメイジャーVSセンパイジャー】について、まず始めにいっすんの評価を語らせていただきたいのですが・・・それは、
最初から最後まで一貫してボケ倒す至高の作品であった
ということに尽きます!
スーパー戦隊コラボ映画史上、これほど一貫してボケ倒す映画があったのでしょうか?
しかもどのボケやギャグも思わず「クスッ」と「フフッ」と笑わずにはいられない至極のボケレベル!
スベッているボケやギャグをいっすんは一つたりとも見つけることができなかったのですが、これには驚嘆の他ありません!
ゼンカイジャー放映時には毎回敵も味方も行き過ぎていて、視聴者が追いついていけないギャグが非常に多い印象でした。
中には、スベッちゃったかな~と思わせられる、行き過ぎたギャグも散見されていたものです。
しかし今回はどうでしょう!?
驚くべき至高のレベルのボケ&ギャグで一貫して構成されており、脚本の香村純子さん、監督の山口恭平さんの鬼タッグここに極まれり!という圧巻のクオリティに万々歳でした!
ゼンカイジャー脚本をメインで担当された香村純子さんは、ゼンカイジャーTV放映時に10本ほど山口恭平さん監督でコラボを経験されています。
そして今回、満を持してゼンカイジャーの香村純子さん&キラメイジャーの山口恭平さんの鬼コラボが実現したことで、それぞれの戦隊の良さがこれでもか!と引き出される化学反応には垂涎(すいぜん)ものでした!
ゼンカイジャーを知り尽くした香村純子さんと、キラメイジャーを知り尽くした山口恭平さんがそれぞれの特性を最大限引き出してくれたおかげで神映画が仕上がっていることには尊すぎて感涙ものです!
いっすんが印象的だった大好きなギャグシーンは次の5つです!
- ブルーンがカナエマストーンを旅行中に発見して「オモロー!!」
- 魁利が偽マブシーナからカナエマストーンを奪った際、ブルーンが介人のデッキブラシ攻撃を受け、踏み台にされたり散々
- 焼き肉ワルドが焼肉部屋へご案内した際、焼き肉を食べきらなければ出られないと聞き、時雨が焼肉に視線くぎ付けで「なんてことをするんだ!」も声が上ずりすぎて草
- ジュランがサウナスーツを注文してダンス。周りの「ジュランが変になっちゃったよ」に対して「変になってねぇ!」の直後にぶっ倒れて痙攣するの草
- マブシーナに玉ねぎとワサビで涙を出させるの草すぎ
いずれのボケ&ギャグも大好きすぎます!!
映画鑑賞時は終始口角が上がりっぱなしで、常に楽しい気持ちにさせてくれる素晴らしい映画に大拍手でした!
至高のボケ&ギャグはとんでもない神クオリティでした!!
マブシーナの美しい心に胸を打たれる
トジテンドパレスにて幽閉されたステイシーはそこでマブシーナと再開します。
キカイトピアのいざこざに巻き込んでしまったことを心より謝罪するステイシーに対して、マブシーナは全く意に介すこともなく、「気になさらないでください。さらわれることには慣れていますので。それに・・・」
「兄が必ず助けに来てくれると信じていますから。」
自身の運命を呪うでもなく、敵を憎むでもなく、心より信頼する兄とキラめく希望を頑なに信じている。
どんな苦境においても、誰かのせいにするわけでもなく、決して希望を諦めることはない。
幽閉されているという身でありながらもマブシーナの心は眩しいほどにキラめいており、その美しい心に大感動して涙が溢れてきました!!
マブシーナ最高すぎない?😭
アクションのキレがスゴすぎた
スーパー戦隊コラボ映画では、アクションやCGのクオリティが格段に上がることが楽しみの一つですが、アクションのキレがスゴすぎてビックリしました!
中でも、ゴーカイレッドVSツーカイザーの海賊VS界賊バトルがキレキレすぎて目を見開くレベル!
「何今のハイキック。え、早すぎない?」というキレキレアクションの応酬!
早送りにしているのかと見紛うほどの素早くキレのあるアクションには、コラボ映画の更なる可能性を目の当たりにして、心底嬉しくなってしまったものです!
ゴーカイレッドVSツーカイザーバトルが最高すぎた!!
コラボパワーアップがいまひとつ
最終バトル、充瑠の「ヒラメキーング!」とマブシーナらの活躍によって、キラメキゼンカイジュウギアが誕生!
しかし装備者は介人とゾックスのみ。
しかもキラメイジャーがキラフルゴーアローでパワーアップした際に装備する胸当て・・キラフルアーマーと全く同じアーマーを装着したのみでした。
ゼンカイジャーメンバー全員がパワーアップフォームを装着しない点、見た目がほとんど変わらない点、キラフルアーマーをそのまま使いまわすという点。
(以下黄色の網掛け部分は、【魔進戦隊キラメイジャーVSリュウソウジャー】のネタバレ情報を含みますので、まだ見ていない方、ストーリーの要約を知りたくない方はご注意ください!)
キラメイVSリュウソウムービーのコラボパワーアップが最高に盛り上がる演出だっただけに、今回のコラボ映画では非常に盛り上がりに欠けるパワーアップ演出にもったいなさを感じてしまったものです。
ギャグが最高!アクションのキレも至高!
そしてパワーアップフォームで盛り下がる・・・映画全体のもったいなさを感じました!
センパイジャーにアクション見どころが欲しかった
物語全編においてキャプテンマーベラス&夜野魁利、そしてゴーカイレッド&ルパンレッドが大活躍で大興奮!!
ストーリーへの絡ませ方も至極自然で、「海賊」と「怪盗」という職業のコラボ映画での扱いやすさは、双方秀逸すぎる設定であると感じました!
しかしラストバトルではいわゆる雑魚敵を相手にするのみで、目立った見せ場がなかった点が非常に残念でした。
ゴーカイスラッシュ、ルパンマグナムによるイタダキ・ド・ド・ドストライクを見たかったのがいっすんの本音。
それから、雑魚を相手にしているとは言えせっかく本人にも登場していただいている2名なのだから、フィニッシュブローの際にゴーカイレッド&ルパンレッドも参加してほしかったです!
イタダキ・ド・ド・ドストライクのようなド派手な必殺技でなくともいいので、とにかくこの2名だけは特別枠なので、もう少しバトルにおける見せ場を作って欲しかったですね~!
今回のコラボ映画では、パワーアップフォームや特別枠のセンパイジャー2名のアクション構成がいまひとつと感じてしまいました!
歴代レッド10名が『名乗りあり』で盛り上がる
今回はスーパー戦隊のコラボ映画では初の試みと思われますが、参戦した歴代レッド10名がなんと『名乗りあり』で見せ場を作ってくれましたね!
もちろんシリーズ放映中にアフレコしていた過去の音声データをそのまま使用するいわゆるライブラリ音声と思われますが、それが分かっていたとしてもやはり1名ずつの名乗りはスーパー戦隊の醍醐味!!
通年のコラボ映画において、せっかく登場してもスーツ姿&無音声のため影が薄くなりがちな歴代レッドたち。
しかし1名ずつ名乗りをすることで歴代レッドの存在感がより重厚なものとなり、非常に盛り上がる最高の演出に大拍手でした!!
スーパー戦隊の名乗りは最高に盛り上がる演出ですよね!!
キラメイジャーの万能さが光る
最初から最後までボケ倒す至高の作品であった今作ですが注目すべきは、終始ゼンカイ脳で突き進むギャグ満載ストーリーにも関わらず、キラメイジャーはしっかりとついていけていたことです。
いやむしろ万力・為朝のノリ突っ込み・ジュランに点滴しちゃう小夜・・・ゼンカイに引けを取らないボケ&ギャグは大変素晴らしかったです!
キラメイジャーはVSリュウソウジャーの際、各々のムービーシーン(劇中のムービー)でもめちゃくちゃカッコ良くて光っており、終始シリアスなストーリーにも難なく自然と溶け込めていました。
そして今回のVSゼンカイジャーでは真逆のギャグ一辺倒にも関わらず、全く引けを取ることなくむしろキラメイギャグが満載。
シリアスではカッコ良く煌めき、ギャグではゼンリョクで輝く。
キラメイジャーという稀有な存在の戦隊、万能すぎるそのポテンシャルの高さには脱帽しました!
もうキラメイジャーの戦隊コラボが見られないと思うと寂しい気持ちがこみ上げてきますが、キラメイジャーのキラメキは永遠。
ありがとう、キラメイジャー!
またいつかどこかでヒラメキーング!!
キラメイジャー最高にキラめいてました!!
まとめ
公式ツイッターはこちら
映画【機界戦隊ゼンカイジャーVSキラメイジャーVSセンパイジャー】のあらすじやネタバレ感想、評価などをお話ししてきました!
この映画を一言でまとめると、『ギャグと焼肉と先輩!!』な映画でしたね!!
次のコラボ映画ではドンブラザーズVSゼンカイジャーのスペシャルコラボが実現するべく、首を長くして待っていきたいところですね!
それでは今回はこのくらいで。
最後までお付き合いくださり、ありがとうございました!
いっすんでした!