デリシャスパーティ♡プリキュア
第10話「泣かないでレシピッピ…誕生!ハートジューシーミキサー」
の感想・考察をお話ししていきます!
(ネタバレを含むため、まだご覧になっていない方・ストーリーを知りたくない方はご注意願います)
ついに登場!ハートジューシーミキサー!!
今回はプリキュアシリーズ恒例のパワーアップ回!
色々あったので、待ち遠しかったですね!!
パワーアップ回ということで、内容も盛りだくさんで見どころも満載!
ところが今回いっすんが取り上げたい内容は次の通りです!
- ダークあまねの”使命”という表現から見た今後の展望
- 「ごはんは笑顔」に強く反発するあまねの真意
- あまねの使命から感じる丁寧に作りこまれたシナリオ
- ジェントル―が垣間見せたジェントル
パワーアップの際の感動的なシーンについては申し分なかったので、かなり掘り下げられてきたジェントル―とあまねにフォーカスしていきたいと思います!
今後のあまね&ジェントルーの展望についても考察していますので、ぜひ読んでみてください!
デリシャスパーティプリキュア10話【泣かないでレシピッピ…誕生!ハートジューシーミキサー】いっすんの感想・考察
それではデリシャスパーティプリキュア10話いっすんの感想・考察です!
ダークあまねの”使命”という表現から見た今後の展望
便宜上、目が赤いあまね=ジェントル―は『ダークあまね』、目が青いあまねを『ピュアあまね』と呼称させていただきます!
ダークあまねがオムライス屋さんにてゆいの「デリシャスマイル~」を聞き、その際このようなセリフを言っていました。
「食事の時は使命を忘れよう。」
ダークあまねはこのとき自身のやっていることを”使命”と表現していました。
その使命とは『全てはゴーダッツ様のために』という昨今のジェントル―のセリフからも分かるように、”ブンドル団繁栄のためにゴーダッツ様へ身を捧げること”これに尽きるでしょう。
しかしピュアあまねにも使命があります。
その使命とは、ゆいたちと全く同じで”ごはんは笑顔を守り抜くこと”です。
ダークあまねとピュアあまねの相反する使命の交錯によって一つの使命が生まれるとき、ブンドル団に対して反旗を翻す。
今後そのような展望となりそうですね!
いずれにせよ、ダークあまねとピュアあまねのここ数話の押し問答は、真のプリキュアへと覚醒するための重要イベントであることは間違いありませんね!
”使命”の表現は今後を占う重要な言葉でした!
「ごはんは笑顔」に強く反発するあまねの真意
そしてオムライス屋さんにてゆいたちと会話する際、「ごはんは笑顔」のゆいの言葉を聞き眉間にしわを寄せて首を振るあまね。
この挙動からごはんに笑顔なぞあり得ないという、あまねの強い意思を感じました。
この挙動の真意は「ごはんは真顔」を信条とせざるを得ない、あまねがごはんにまつわる悲しくつらい体験を経験してきたことを示唆しています。
しかしこれは逆に、『ごはん=笑顔』ということを心から求めていることも表しています。
『ごはん=笑顔』の言葉に対して、眉間にしわ寄せて首を振り強い反発を示したあまね(ダークあまね)はコンプレックスやひずみを心に抱えており、同時にそれを解消したいと願っていることを示しています。
ダークあまねがどのようにして生まれたのかいまだその経緯は不明ですが、「ごはんは真顔」となってしまったエピソードによってあまねの中で無意識的にダークサイドの人格が形成されていったのかもしれないですね。
そのダークサイドの人格をブンドル団が悪用することでダークあまねが誕生し、操り人形化されている可能性が考えられますね!
ダークあまねのつらい過去の追憶を、ピュアあまねが解きほぐしてくれるシーンが待ち遠しいです!
あまねの使命から感じる丁寧に作りこまれたシナリオ
ピュアあまねの使命は”ごはんは笑顔を守り抜くこと”つまりは泣いているレシピッピを助けること、ゆい・ここね・らんがプリキュアに目覚めた際の理由と同一です。
ハートジューシーミキサー登場直前、泣いているレシピッピを見て困惑するジェントル―に対してピュアあまねは「ごはんは笑顔・・!」と、信念ある強き表情でジェントル―を諭しています。
これを見てもピュアあまねの使命は明確です。
ダークあまねがらんとのやり取りで頭痛を感じるようになってきたこと、レシピッピを守るプリキュアたちと戦うことで、自身の使命にも次第に歪みが生じここ最近ピュアあまねが立ち入るスキが増えてきました。
やはりダーク&ピュアあまね2者による使命の交錯は必然イベントであり、これこそが離れ離れになった人たちだけではなく乖離した人格ですら集まって、『みんな集まれいただきます!』のコンセプトに合致させること。
そして重要なテーマ「ごはんは笑顔」につながっていくことを思うとき、丁寧に作りこまれたデリシャスパーティプリキュアのシナリオに感嘆の他ありません!
それを更に後押しするのがこの少し前のシーン、パワーアップウバウゾーがプリキュアを圧倒した際に
「たかがレシピッピのために愚かな意地をはるからだ」
「やめて!」
「黙れ!我が”使命”は・・・」
というジェントル―内部での押し問答がありましたが、ここでもわざわざ”使命”という言葉を強調していました。
あまねの今後を占うためには絶対に切り離すことができない、それがダークあまねとピュアあまねの使命の交錯です。
そして使命の交わりによって隔絶した人格をも寄せ合わせる「みんな集まれ」コンセプト集約につながっていくのではないでしょうか。
【奥深い追加戦士:あまね】
あまね内部の闘いとこれからの展望を見るに、仮面ライダーリバイスのテーマの一つ『バディ』を感じました。
ダークサイドのあまねの精神を完全に消し去るのではなく、人格を寄せ合わせることで真の戦士たるバディが完成する、奥深い追加戦士となりそうです。
ダークあまね、ピュアあまねの二人が『ごはんは笑顔』になるときが、真のプリキュア誕生の時ですね!
ジェントル―が垣間見せたジェントル
様々な葛藤に苦しむ中にも、ジェントル―が優しさを垣間見せるシーンがありました。
それはバトルが終了し敵陣の去り際・・
「キュアプレシャス。すまない、レシピッピを・・傷つけて・・・」
と発言してプレシャスを動揺させていましたね。
生じてきた”使命”の歪みに困惑し苦しくて仕方がないはずなのに、そのようなジェントルーが見せた優しさには胸が締め付けられる思いがしました。
ジェントル―の優しさはプリキュアになるための重要なポイントであると考えると、次のような解釈もできます。
あまねが本来持っている&取り戻すべき優しさを封じ込められ、それを解放するとき真のジェントル―な戦士プリキュアとなる。
プリキュアになるための経緯を伏線という意味合いでその名に込めているのかも、とも感じたものでした!
ジェントル―はピュアあまねの意思を何度も聞くうちに、レシピッピと過ごしていた幼い頃の思い出を無意識的に思い出してきたように思えます。
今回レシピッピが泣いている姿を見た時、ジェントル―も驚き狼狽していたことからもそれが伺え、ピュアあまねの呼びかけに苦しそうに虚勢を張る姿からも見てとれます。
ダークあまねの今回の一連を見る時、その名を体現する日が近いことは疑いないと思うものでした!
ラストシーンにおけるゆいの気がかりが、のちのあまね救済につながることを思えば尊すぎますね!
デリシャスパーティプリキュア10話いっすんの一口感想
大事な話に作監:板岡さん稲上さんの采配最高説
ハートジューシーミキサー初登場の大事なパワーアップ回。
そのような大事な回に神アニメーターの板岡さん・稲上さんを持ってくるあたりが最高すぎましたね!
終始崩れることのないキレイすぎてダイナミックな作画、らんとここねがレシピッピを書きなぐるギャグシーンにおいても一切抜かりのないアニメーションなどなどには頭が下がる思いでした!
オムライス屋さんであまねが「ごはんは笑顔?」と答えるアングルも最高すぎる!!
変身初の3分割画面
初となる画面3分割変身、最後のデリシャスパーティプリキュアの名乗りでは3人集合の初カットも登場!
しかしその最後の3人集合の際のポーズが腰に手を当てるだけのポーズなので、ここにそれぞれの名乗りの際のポーズを持ってきては?と思ったものでした!
初の3分割変身でもだえました!
ハートジューシーミキサーの音楽良すぎ
ロック調でアップテンポの上がる音楽、最高すぎます!!
車の中でフルで流したいほどカッコ良すぎる!
デパプリは変身&バトル&必殺技の音楽どれもカッコ良すぎますよね!
合体技ではなく個別のパワーアップ技であるあたりも、ここ最近では珍しい設定でしたね!
まとめ
今回はジェントル―=あまねにフォーカスを当てて、考察メインで感想もしたためてきました!
ダークあまねとピュアあまねの今後について、どのような展望を迎えていくのか楽しみで仕方ありませんね!
フルーツパーラーカサイ=あまねの実家ということも初めて明かされたことで、KASAIのレシピッピやフルーツグミも含めてどのように伏線を回収していくのかも見ものですね!
それでは今回はこのくらいで。
最後までお付き合いくださり、ありがとうございました!
いっすんでした!