デリシャスパーティ♡プリキュア
第15話「ドキドキ!ここね、初めてのピクニック!」
の感想・考察をお話ししていきます!
(ネタバレを含むため、まだご覧になっていない方・ストーリーを知りたくない方はご注意願います)
今回は再びここねにスポットライトがあたる回で、ここねファンにはたまらない内容となっていましたね!
轟さんの意外な一面を知ることとなり、そのおかげで大切な”食との向き合い”を見つめなおすに至ったここね。
基本的にほのぼの系のストーリーではありましたがその実、ここねがまた更に大きく成長することができた素晴らしい回であったとも同時に感じています!
今回いっすんが注目したい点は、
- ここねの孤独と協調、依存と自立
- 食と向き合う、本人が楽しむことの大切さ
- ゆいの役割は見守り(受容)と軌道修正
です!
それぞれについて深く掘り下げて感想を交えつつ考察してみましたので、ぜひ読んでみてください!
ここねは今回も尊すぎた!!
デリシャスパーティプリキュア15話いっすんの感想と考察
それではデリシャスパーティプリキュア15話いっすんの感想・考察です!
ここねの孤独と協調、依存と自立
ゆいたちと出会ってキュアスパイシーに変身してからの変革に続いて、今回はここねの更なる大きな成長につながる大事な回だったと認識しています。
ここねはゆいたちと出会うまで一人で過ごすことが多く、そして自らの意思ではなく流れのままに生きるそんな生き方をしてきたようです。
3話『コメコメのおつかい!まいごで大騒動!!』の終盤において、ゆいやマリちゃんたちが楽しく食事を楽しむ一方でここねが家で孤独に食事をしている大きな対比が描かれ、ここねが孤独・一人であることを強調。
4話『ふくらむ、この想い…キュアスパイシー誕生!』冒頭の朝食時にここねは、孤独でありながらもロールパンサンドのおいしさを味わいます。
出現したレシピッピに微笑みを返し食事を楽しむ気持ちを持ち合わせてはいたものの、轟さんより「お嬢様、学校のお時間です」と声を掛けられた途端にキッと表情を引き締めるここね。
このシーンはここねの「学校」への陰鬱・物憂げなイメージがよく表れており、気を緩めながら臨むことなどできず常に気を張るべき場所、そしてなるべく自分の色を出さぬようにする。
そんな重苦しさと悲愴感も表現されていました。
殻に閉じこもってなんとか日々をやり過ごす、以前のここねが背負っていたテーマのまず一つは孤独です。
次にここねの依存や受け身を表すエピソードについて、1話や3話などプリキュア覚醒前の移動手段は轟さんが運転する車で、全体を通して依存・受け身の象徴。
3話においては戦いを終えデリシャスフィールドから出てきたプレシャスたちをここねは目撃し、家まで送り届けてもらう際にプレシャスにお姫様抱っこをされます。
このお姫様抱っこのシーンは”受け身のお姫様”ということで、これもここねのこれまでの生き方をうまく表現しています。
よってここねの二つ目のテーマが依存=受け身です。
キュアスパイシーへと覚醒してよりは孤独から脱したものの協調をどのようにしたらいいか悩み、その過程として
- ゆいやマリちゃんたちとの協調を、5話『なかよくなりたいのに…!ここね、初めてのおともだち!』にて
- クラスメイトたちとの協調を、6話『学校!怪物!大パニック!?ねらわれたエビフライ!』にて
それぞれにおいて丁寧に描かれていました。
9話『かみ合わないふたり?ここねとらんの合わせ味噌!』ではたこ焼きに甘さは必要ない、コメコメ(赤ちゃん)の扱い、そしてキュアスタアイコン討論など、様々なシーンでらんとぶつかる結果に。
しかし自身の意見を相手に伝えることによってぶつかり合うこともあり、何よりもお互いの意見を出し合うことでキュアスタ”合わせ味噌アイコン”のような素晴らしい答えに行き着くことも学んだここね。
今まで友達のいなかったここねとしてはこれら経験が新鮮であることは間違いなく、自身の自立と能動で意見を伝えることによってここねの成長の過程を見てきました。
この時点で既に、ここねのテーマは協調と自立=能動に綺麗にすり替わっていると言えるでしょう。
ここで『ピクニックランチを絶対に成功させよう!』と思い立つこと自体が少し前ではあり得ない事態で、今までのここねではそれこそランチ当日を受動的に淡々とこなして終了だったでしょう。
つまり15話冒頭で実は、既にここねの受動→能動への変革はほぼ完成していると言えます。
更なる飛躍を、と思ったところ今回は空回りすることになりましたが、轟さんから新たに「向き合うこと、自分が楽しむことの大切さ」を学び取るに至り、孤独で受動的だったここねは協調と能動性、更には心の余裕を持つ大切さを得る、ここねの成長において非常に重要な意味を持つのが今回という印象。
また、ここねの両親が回想シーンながら初めて登場し、轟さんの話しではここねの成長を喜んでいたとのことでしたね。
両親が明らかになっていなかったメインキャラクターはここねとあまねのみで、ようやくこのタイミングで小出しにしてきたということは、ここねにはまだまだ家族にまつわる乗り越えるべき障壁がありそう。
これまで受動や依存によって生きてきた自身の成長を話題にしてくれたこと、気にかけてくれたことが純粋に嬉しかったようでここねのはにかむ表情がとても印象的。
両親に対して苦手意識があるものの、やはり本能では肉親の愛を求めている、ここねの表情はそういったことへの描写でしょうか。
今後ここねの家族との関係は、注目していくべきイベントに成り得る可能性が高いと感じました。
孤独で受動的だった過去から協調を得て能動的に動くことによって、ここねはデパプリの中でも異彩を放つほど大きな変革を遂げてきた成長著しいキャラクターと言えるのではないでしょうか。
その魅力にこれからも惹きこまれていくことになりそうですね!
いっすんもここねファンなので、今回マジで嬉しい回でした!!😭😭😭
食と向き合う、本人が楽しむことの大切さ
孤独から協調へそして依存から自立へと成長する中で、更なる飛躍のために奮闘するここねですが、ピクニックランチは彼女が思い描いていたようにはならず。
今回ここねはみんなとの食事を成功させたいという表向きの理由と同時に、ここね自身の自立のステップアップの側面が色濃く出ていた印象。
そのため、
「私、明日は絶対に楽しいランチにしたい!」
と息を巻き、ポテトサラダを作っているときには「ソロもぐちゃん」のキュアスタに夢中になっているゆいとらんに
「一人で食べ歩き?それより、みんなと食べるお弁当の方が大事。今はポテトサラダに集中して。」
と、肩に力を入れることに。
『仲良く』にとらわれすぎたここねは『絶対に楽しいランチにしたい』の枷を身にまとうことになり、結局食事を楽しむどころか楽しいランチにはならず、ランチ中に踊りを促す少し変わった令嬢という印象を与える結果に。
「そろそろ踊りませんか?」
は可愛すぎて声出して笑いましたが、それじゃないw
轟さんの配慮によってここねが以前何よりも大事にしていた一人の時間を思い出し、大好きな食事と向き合うことに。
今回は”食事と向き合うこと”で描かれていましたが、これはここねの人生への指南ととらえることもできるのではないでしょうか。
お料理を人生に置き換えて考えますと、
人生において一人の時間もみんなとの時間も両方大事。
自分と向き合う時間も、家族・友人・職場仲間・恋人など他との協調も大切。
しかしいずれも”何かにとらわれすぎ”ては大切な何かを見失う。
肩の力を抜いて自然体で人生そのものを楽しむことができるとき、本当のお料理=人生の楽しさやおいしさに気づくものであること。
時にはつらいことや悲しいこともあるでしょうが、目一杯嘆き・悲しみ・泣いたあとにはその状況ですらも自然体で臨めるような・・・そのような生き方をしていくことでネガティブな事態も人生のスパイスになるものだと。
そういったメッセージと受け取ることもできます。
轟さんは人生において、ここねが知るうちでは最良のモデルケースということでしょうか。
轟さんは芙羽家の溝やすれ違いを実は深く知っている、しかし過干渉することなく無関心に突き放しもしない。
両親が喜んでいた報告をそれとなくここねに話して、自然体で伝える。
はにかむここねを見る、バックミラーに映る轟さんの表情のカットを見るに色々考えながら言葉を選び、芙羽家のために出過ぎず引っ込み過ぎずの距離感を保とうとしている。
そんな紳士的であり常にフラットな立ち振る舞いをここねに見せてくれる、それが轟さんというキャラクターが持つ重要な側面であると解釈しました。
ここねもそれを無意識的にわかってはいて、主と従という立場上深くを聞くわけにはいかない。
しかし何かを学ぶことができるのは、一番そばにいる轟さんということを肌で感じているのではないでしょうか。
食を通して、とても大切なことをここねに教えてくれる轟さんの粋な対応には目を見張るものがありましたね!
轟さん、素敵パム~~~!!
ゆいの役割は見守り(受容)と軌道修正
ここで、ずっと気になっていたゆいの役割について考えてみたいと思います。
9話でここねとらんがたこ焼きを巡り、地が出すぎたことで気を遣い合って疲弊している際もたこ焼きをほおばりゆいは全く気にもとめず。
14話『初恋ってどんな味?恋するキモチと拓海のこたえ』では、拓海の告白シーンを目撃するも、ここね・らん・マリちゃんが顔を赤らめる中、ゆいは「うん?」と、顔を赤らめるどころかまるで他人事。
今回ゆいはここねのピクニックランチを気にかけはするものの、特に手助けなし。
しかもここねの願い『絶対に楽しいランチにしたい』には全くフォーカスせず、ゆいが協力したのは”おいしいランチを作ろう”ということ。
そしてピクニックランチが終わって落ち込んでいるここねに「友達と何を話せたか、仲良くなれそうか」、などの質問ではなく、
「ねぇ、お弁当おいしかった?」
これらを見るにつけ、ゆいはあまりにも周りに対して無関心・無頓着・そしてちょっとずれている感が否めません。
しかしこれは、ゆいの役割を考えるとき全てがスッと胸に収まります。
ゆいの役割は、見守り(受容)と軌道修正ではないかといっすんは考えます。
5話ではせっかくできた友達に嫌われたくないがために暴走してしまうここねに対して、
「大丈夫だよ、だってあたしたち友達でしょ。」
暴走し脱線するここねを優しく受け止め、冷静さを取り戻させました。
7話『強火の情熱!きらめいてキュアヤムヤム!!』らんがデリシャスフィールドに入ってきた際に、
「ラーメンの味を楽しみにしていたお客さんをガッカリさせたくない!」
とらんが息巻くも、ジェントル―に「客が楽しみにしていたのは、半額という値段じゃないのか?」と、痛いところを突かれて涙をにじませ黙り込んでしまうらん。
しかしそんならんを奮い立たせたのは、ゆいの
「ぱんだ軒のラーメン思い出しちゃったよ~、あのラーメンおいしかったな~」
から、ここねもマリちゃんもぱんだ軒のおいしかったラーメンへの思いをはせ、そしてらんがプリキュアへと覚醒するための導きをしました。
8話『ちゅるりん卒業!?おでかけ!おいしーなタウン』でブンドル団に悪用されることを未然に防止するためキュアスタをやめようとしていたらんに、
「ごはんかパンだけで悩むな、迷ったときはうどんもある」
ゆいが斬新な視点を与えたことで、らんが新たなキュアスタ投稿のスタイルを発見するための足掛かりに。
同話の闘いでもそれは活かされ、何でもはじき返してしまうフライ返しウバウゾーに苦戦するプリキュア。
ヤムヤムはプレシャスが闘いのさなか作った亀裂からヒントを得て、そしてゆいから受け取った新たな視点を掛け合わせることでウバウゾーの足元にバリカッターブレイズで亀裂を生じさせ、勝利への起点を作りました。
9話ではなにかとぶつかり合うここねとらんに対して、
「違う味が仲良くなれば、味噌も人もうまみが増す」
で二人の異なる味を合わせることでうまみが増し、ヤムヤムはウバウゾーの足元にバリカッターブレイズ・スパイシーはピリッtoサンドプレスをサイドから閉じるではなく上方から地面にたたきつけて動きを封じそれぞれの持ち味を闘いで活かすことに成功。
そして同話を通して意見が割れていた”ここねのパンダ”と”らんのラーメン”で『合わせ味噌アイコン』を生み出しました。
ゆいの基本的なスタンスは過干渉することなく、一歩引いた見守りスタイルです。
そのため今回はここねがクラスメイトと仲良くなろうと奮闘すること自体に直接手を貸そうとはせずに、おいしいランチを一緒に作ることで背中を押している。
そしてチームが道を踏み外しそうになったとき、おばあちゃんの金言を利用して軌道を修正する。
一見ずれているような今回の「ねぇ、お弁当おいしかった?」というゆいの質問によって、大好きなサンドイッチと向き合えていなかったことを気づかせ、誤った方向へ進み始めていたここねを転換させるに至る名アシスト。
ゆいのバックボーンはおばあちゃんがいたことで形成されています。
初めてプリキュアに変身した際も、
「レシピッピはおばあちゃんとの大切な思い出。いつも笑っててほしい・・だって、ごはんは笑顔だから。」
おばあちゃんとの大切な思い出であるレシピッピの笑顔を取り戻すために、プリキュアに覚醒したゆい。
他にも2話では
「この世で一番強いのは、誰かのために頑張る心」
ゆいが決して諦めないパワーを見せるのは、おばあちゃんの言葉を大事に胸にしまっているから。
これを考えると、見守り&軌道修正をするゆい=おばあちゃんなんですよね。
しかしおばあちゃんキャラすぎては可愛さも若さも引き立たないので、ここで上手く作用してくるのがゆいの”ことわざ間違え”。
- 5話「失敗はスイトンのもと」
➤マリちゃんとここね唖然とした顔。ジェントル―が訂正してくれる。
- 6話「同じ浜の飯を食べた仲間」
➤ここねが笑顔で訂正。
- 15話「食べる門には福来る」
➤ここねが呆れ顔で訂正。
デリシャスパーティプリキュアを見ているときの疑問として浮かんでくるのが、このゆいのことわざ間違えの存在意義ではないでしょうか?
『失敗は成功のもと』をどうすると”スイトン”と覚えてしまうのか、「アホの子かな?」と思わせてしまうほど素っ頓狂なことを言います。
しかしながらゆいが毎回ことわざを間違えるのは、かわいいミスでゆいというキャラクターの愛嬌を出すためと思われます。
あまりに正確無比で常に上から教える立場では、普段の役割が更に高じておばあちゃんキャラが色濃くなってしまう。
また、周りの人から逆に教わることでゆいという”個”、キャラクターらしさも出る。
”おばあちゃんの知恵袋”をことわざで披露しようとするけど、結局周りから教えてもらうことで愛嬌を出しつつ周りに大切な事を気づかせる。
ゆいを語るにはおばあちゃんの存在が欠かせず、ゆいの役割やキャラ設定も相まってこのようなスタンスが定着しているのではと考えました。
ゆいの役割は、見守り(受容)と軌道修正。
今回はこの考えを更に深めさせる、デリシャスパーティプリキュアにおいてゆいの非常に重要な立ち回りを見た思いがしました!
ゆいとおばあちゃんは尊すぎますね!
デリシャスパーティプリキュア15話いっすんの一口感想
型にハマらないデリシャスの最高すぎる必殺技
デリシャスパーティプリキュアでは様々な工夫を随所で見ることができますが、特に感動を呼び起こしてくれるのはやっぱり必殺技ですね!
12話『小さじ一杯の希望!ジェントルーの本当の心』では、まさかの必殺技パワーアップ!!
- 500キロカロリーパンチ
➤1000キロカロリーパンチ
- ピリッtoサンドプレス
➤ピリッtoヘヴィサンドプレス
- バリカッターブレイズ
➤バリバリカッターブレイズ
初期必殺技がパワーアップする、プリキュアシリーズでこのようなケースは今まであったのでしょうか?
少なくともいっすんが知るうちでは初めてお目にかかったので、その衝撃はすさまじいものが!
そしてハートジューシーミキサーにおいては10話初登場時プレシャスが『デリシャスプレシャス・ヒート』で単独使用、11話ではスパイシーが『デリシャススパイシー・ベイキン』。
お次は12話か13話でヤムヤムか、と思いきや同11話でスパイシー・ベイキンの直後に放たれたジェントル―の攻撃をヤムヤムが『デリシャスヤムヤム・ドレイン』で迎撃!
闘いに応じてまさかの同話でスパイシー&ヤムヤム初披露、柔軟にハートジューシーミキサーを使い分けていく、衝撃と大歓喜でした!!
今回の必殺技アイテムは単独使用なのかな、というこの時点での認識。が、しかし!
12話ではジェントル―をあまねに戻すべく放った技はなんと・・・ハートジューシーミキサーの合体技!!
「プリキュア!MIXハートアタック!!」
個別パワーアップ武器と見せかけておいてからの、満を持しての合体ハートジューシーミキサーは鳥肌もので、憎いほどウマい演出に大興奮で大歓喜で大感動でした!!
そして今回、ここねにフォーカスが当たる回のフィニッシュ技はスパイシーの単独ハートジューシーミキサー『デリシャススパイシー・ベイキン』!!
もうお目にかかることはないと覚悟を決めていたスパイシーの個別必殺ハートジューシーミキサー、また見れた!!😭😭😭
通例だと追加戦士登場前の合体技は大抵毎回全員で繰り出し、悪く言えば変化がありません。
しかし今回のハートジューシーミキサーの使い方としては、まずソロ使用→合体使用→見せ場キャラのソロ使用という、緩急をつけまくって最高すぎる!!
しかも個別にハートジューシーミキサーの作画が当然されていますが、いずれも超がつくほど美麗に描き上げられ、そしてきちんと3者でキャラクターの特徴を出しつつアングルもしっかりと変化をつけて素晴らしすぎるんですよね!!
ハートジューシーミキサー合体技を披露してよりは、今回や次回のようなここねやらんにスポットライトが当たる回以外ではほとんどお目にかかれる機会が減るであろうこと。
更にはハッキングの影響が残るクソ忙しい中であろうにもかかわらず、一切の手抜きも油断もなくしっかりと美麗な作画がされているあたりは神すぎて心底リスペクトです!!
デリシャスマイルを通り越してデリシャスリスペクト~!!
スパイシーを引き立てるブラックペッパー
今回はスパイシーの機転によってピンチを脱したので、ブラックペッパーの見せ場はなし。
某タキシードを着たお方のバラで戦局を巻き返す、といういつも単調な流れではなく変化をつける意味でも非常に良い演出。
今回の物語の主役スパイシーが類いまれなる観察眼で相手の暴風を利用し、頭脳戦によるスパイシーアッパーカットが素晴らしすぎて、ブラペには気の毒でしたが今話の主役を大事にする采配も、最高すぎました!
【ちょっとしたバトル表現も手抜きのないデリシャス】
余談ですが、スパイシーアッパーカットの直後にプレシャスが1000キロカロリーパンチでウバウゾーの左拳を迎撃、そしてヤムヤムがバリバリカッターブレイズでウバウゾーの右拳を迎撃で両手をしっかり封じてからスパイシーにフィニッシュを勧奨しているんですよね。
しかも一瞬のスキも逃さずトドメを促したのは司令塔であるマリちゃん。チームワークキラやばすぎませんか?
ちょっとしたバトルの表現でも一切の手抜きがないデリシャスほんとスゴい。
ブラックペッパーが「やるじゃんスパイシー!」と言っていましたが、きちんと変身後の名前を覚えてちゃんとその名で呼ぶあたり、ちゃんとリサーチしてて可愛い。
プリキュア全体のこともしっかりと見ているブラペも最高!
マリちゃんも見てあげてね、ブラぺ!
らんの性格についての伏線が
らんがピクニックランチの際、いつものらん節を披露していましたがクラスメイトの”玉木わかな”が参入したタイミングでやめていましたね。
ゆいからも「チャーハンの続き話さないの?」と言われるも照れて終わり。
次回早速らんの性格におけるこの辺りの伏線回収が敢行されるようですが、回を重ねるごとに成長していくキャラクターたちを見るのは本当に楽しみですね!
「はふぅ~~~、やっぱりらんらんって変だよね。」
次回予告のこのらんのセリフを聴いたとき、自分のことを客観的に見つめることができる素晴らしい側面も持ち合わせているのだ、と詳しい話の内容まではわからないもののらんの成長を予感し嬉しくなったものです!
頑張れ、らん!!
ゆいはわっぱにお弁当を入れて、和を強調いいね!
きちんとキャラフォーカスするデリシャス最高説
デリシャスパーティプリキュアはキャラクター一人一人にスポットライトを当ててしっかりとフォーカスしていく、キャラの作りこみが秀逸な作品です。
ここねにおいては変身前に1話、変身後にゆいたちと打ち解ける回1話、クラスメイトとも打ち解ける回1話、そして今回1話を通してここねにまたしっかりと時間をとってキャラクターの個を作り上げています。
2話ではマリちゃんにもしっかりと焦点を当て、拓海もブラぺ初登場の周辺ではじっくりと時間がとられており、更にクックファイターの謎なども多いためまだまだ拓海回も期待できそうです。
そして次回はらんにしっかりとフォーカスしていくようで、8話においてキュアスタに悩むらんがその在り方を見出し、9話ではここねとの重要なぶつかり合いからの打ち解け、そしてまた更に次回でらんのキャラに深みを増すシナリオを準備しているようで、丁寧に作りこんでいて素晴らしすぎますね!
それによっておそらく事前に計画されていたであろう大切なこれらキャラフォーカスのシナリオをカットすることなく、各キャラクターの魅力と個性を引き出し最善を尽くすべく奔走する東映アニメーション、最高すぎますね!
苦肉の策の追加戦士事前発表によって、ボーカルアルバム・劇団飛行船のドリームステージ・池袋サンシャインシティのデリシャスマイル~!フルコースなどなど、あらゆる局面でキュアフィナーレがお披露目されているわけですが、フィナーレの変身武器の発表はまだありません。
通年ですと
- マーメイドアクアパクト(2021年06月19日発売)
- アースウィンディハープ(2020年07月04日発売)
- プリキュアレインボーパフューム(2019年06月29日発売)
ということで、そろそろ発表&発売が到来する時期です。
しかし今回はまだ全くその情報がありません。
これはヒーリングっどプリキュアでコロナによって放送遅延となりオモチャだけを先行発売した際に、売り上げが相当低迷した教訓から発売日を延期している可能性が考えられます。
卒業・新入学・進級・GW商戦、クリスマス商戦に比べれば比較的ずらしやすい時期が6月・7月であればこそ実現した発売延期ということになるのでしょうか。
デリシャスパーティプリキュアは未だかつてないハッキングという未知なる影響を受けることになり、シリーズ中でもかなりの苦境を味わうことになっていることだと思います。
だからこそ製作陣や協力会社の方々が工夫を凝らしてなんとか最良のかたちで色々な事を成し遂げようとしていること、ただただリスペクトと感謝に尽きるものです。
今後とも、デリシャスマイル~で応援していきたいですね!!
まとめ
今回はここねの成長を更に飛躍させる、素晴らしすぎる回で感無量でした!
ここねのテーマがほぼ固まってきたことで、お次はらんらんですね!
次回は、
第16話「らんらんって変・・・!?肉じゃがとウソ」
らんらんファンとしてはたまらないらんらん回ですね!
回を重ねるごとにデリシャスパーティプリキュアのキャラクターたちが色を増していくことが本当に微笑ましいかぎりですよね!!
それでは今回はこのくらいで。
最後までお付き合いくださり、ありがとうございました!
いっすんでした!