デリシャスパーティ♡プリキュア
第30話「おまつりわっしょい!やきそばマリちゃん」
の感想・考察をお話ししていきます!
(ネタバレを含むため、まだご覧になっていない方・ストーリーを知りたくない方はご注意願います)
今回の放送をいっすんの印象でまとめると、
自分自身で道を切り開いていく人こそが、正しい道を進むことができる
という印象のお話しとなりました!
少し季節外れのお祭りに花火に浴衣・・・プリキュアシリーズ恒例の浴衣に花火、やっぱり来ました!
みんなの浴衣姿めちゃカワで、特にヘアアレンジが普段と様変わりしたゆいとらんが可愛すぎましたね!
マリちゃんも頑張った今回、セクレトルーとプリキュアの関係から見る”道の違い”・拓海とプリキュアの関係性などについて感想を交えつつ考察していきますので、ぜひ読んでみてください!
わっしょい!
デリシャスパーティプリキュア30話いっすんの感想と考察
それではデリシャスパーティプリキュア30話いっすんの感想と考察です!
セクレトルーとプリキュアの関係から見る”切り開く道”
今回は焼きそばマリちゃんを通して、デリシャスパーティプリキュアのテーマ「みんなで」「シェア」を一段と強調してきた回となりましたね。
- 焼きそばの案はみんなの意見をシェアした結果
- 焼きそば屋台はみんなで力を合わせて切り盛り
- ウバウゾーの捕獲技をみんなで力を合わせて脱する
また、ふじのの焼きそばはタカオとみやこの思いのシェアが結実した証。
おばあちゃんよねの「迷ったときはよくばり全部乗せ」の金言を引用したゆいによって焼きそばに至るという、みんなの意見に耳を傾けてみようの精神。
そのような中、敵対するブンドル団はジェントルー、ナルシストルーが続々と脱落していき現在人間はセクレトルーのみ。
セクレトルーが孤独で孤高のキャラクターで、その対比として思いをシェアして力を合わせるプリキュアを際立たせる役割もありますが、もう一つの重要な点についてこれから考察していきたいと思います。
「みんな」や「一緒」を軽侮し、少々の苛立ちをにじませていましたセクレトルー。
ナルシストルーも過去にみんなの食事に同席し一つのコミュニティに属していながらも孤立し、本当は輪に入って食事を楽しみたい、でも相手にされない。
そのような過去から食自体を憎しむように。
セクレトルーも全く同じで、
プリキュアに対する侮蔑的態度は、本当は食のおいしさ・楽しさをシェアしたいという表れ
であると捉えることができます。
セクレトルーの場合は「っていうか、同じソースなら今の気分はお好み焼き」などの発言の通り食は大好き。
いっすんもこの時セクレトルーに激しく同意。
しかしナルシストルーと同じようにセクレトルーも、かたちは違えど孤独な食事を過ごしてきたと考えられ、それはゆいたちと出会う前のここねと似通っています。
それが当たり前と思っていたことも、それに満足していたことも、まして変えようなどと思いもしなかったことも、セクレトルーもここねも全く同じではないかと考えます。
この二人を見るに善も悪も正しいも正しくないも、人生は紙一重ということが分かります。
環境や宿命、置かれた状況などによっては自分ではどうにもできないことだってもちろんあります。
しかしそのような中、巡ってきた大きな壁に怯んで背を向けるではなく、勇気を振り絞って達成したい何かのために一歩踏み出せる人。
紙一重の人生の中、自分自身で道を切り開いていく人こそが、正しい道を進むことができる
セクレトルーの態度と発言、そしてプリキュアとの相関性から、そういったメッセージを垣間見ました。
自分で道を切り開いてきた者たちがシェアの気持ちで群れているのを見ることで、普段は表面化しないセクレトルー本人ですら認知しない感情がざわつき呼び起こされるものと思われます。
デリシャスパーティプリキュアの主題である「ありがとう」「シェア」、その中心に「ごはん」のテーマの通り、ナルシストルーの過去もセクレトルーの過去も必ず浄化され食のシェア、ありがとうのシェア、みんなで喜びを分かち合う日が来ることは必然であると改めて感じさせられる一話でした。
ソースの香りと言えば、お好み焼きorたこ焼きでセクレトルー派!
拓海はプリキュアの絆を引き立たせるスパイス
今回もプリキュアVSウバウゾーバトルのピンチに登場せず、プリキュアたちだけで解決する一部始終に水を差すことなく、何もせずにブラペは撤退。
花火を見ながら同じ焼きそばを食べる際も、プリキュアの輪に入ることはない拓海。
『拓海が戦う理由はゆいを守る』ただそれだけで、非常にシンプルです。
『レシピッピを救いたい』、『多くの人たちの笑顔を取り戻したい』、そのために戦うプリキュアとは全く異なる様相。
拓海は大切な一人のために、プリキュアは妖精や多くの人々のために。
決して交わることのないそれぞれが戦う理由と、決して届くことがない拓海のゆいに対する思いが連関しています。
それが大事なシーンではプリキュアの輪に入れないブラペと、マリちゃんのキューピッドも虚しく空回りする拓海の思いとで交錯し、ブラペと拓海の立ち位置は線引きが固いです。
この線引きが強い、固いことにも意味があって、それは
孤独に動き、助け、闘いに参加するブラペ。
正体をいまだ明かさないことも、告白できずにいつまでもくすぶっているのも、自分の立場と存在理由を貫くため。
正体を明かしてしまってはプリキュアの輪に入ることになり、拓海の戦う理由=ゆいを守るという信念が薄まります。
絶妙な距離感としっかりとした線引きがあるおかげで、プリキュアとブラペの良い関係性が保てています。
プリキュアの絆が、ブラペの孤独との相関でより引き立つ構図ですね。
ブラペ&拓海は”プリキュアたちとシェアすることがない立ち位置”を変えることはなく、それはプリキュアの絆を強めるための重要なブラックペッパーであると言えるでしょう。
それゆえブラペである以上は決して拓海の思いが結実することがないことも同時に意味しており、もし拓海がゆいへ思いを伝えることがあるならば、それはプリキュアやブラペの長い闘いが終わったそのときであることは疑いないでしょう。
ブラペ買い出しをよく頼まれてるけど、ママンの家業が忙しいのかな?
デリシャスパーティプリキュア30話いっすんの一口感想
デリシャスパーティプリキュア30話いっすんの一口感想です!
おばあちゃんがおせっかいすぎ
ゆいのおばあちゃん、よね。
おそらく初めて名前が明かされましたが、いまだスタッフロールには名前がなし。
今更伏せる意味ないのではw
それにしても、よねおばあちゃんはふじのタカオとみやこの縁を取り持っていたようですが、ちょっとおせっかいすぎ。
タカオもしくはみやこから恋の相談でも受け、それに対する回答なら( ;∀;)イイハナシダナーですが、特にそのような描写もないためよねは一部始終を陰から見ていたということになります。
二人の間柄をただ見ていただけでもおせっかいなのに、聞いてもいないお祭りのジンクスでタカオとみやこにゼロ距離アドバイスは過干渉が否めず。
おいしーなタウンの有名人ということは分かりますが、それでもプライベートな事柄に対してはしっかりと線引きしないといけないのでは、と率直に感じたものです。
もう少し自然なアプローチが出来ないものかと思いましたが、尺の関係やその他大人の事情で泣く泣く過干渉おばあちゃんにせざるを得なかったのかな、と思うことにしました!
よねナレーション、「秘密の火力の正体です」は素直に草w
屋台『マリちゃん♡』
お祭りに登場したセクレトルーがレシピッピをブンどったことによって、屋台タイトルが『マリちゃん♡』になってて草w
セクレトルーの考えに異を唱えて男声で憤怒したマリちゃん。その後、
「決めちゃって。」
姉御風にキャラ変わってて草w
そして焼きそばの熱源はメンメンかい!わっしょい!
4人の浴衣姿も可愛すぎぃぃいいい!!!
いっすん的にはゆいがイチオシの可愛さでした!
お祭り回、尊かった!
和実家の名前
今回おばあちゃんよねの名前発覚によって、和実家メンバーの名前が出そろいました。
- ゆい
- お母さん:あきほ
- お父さん:ひかる
- おばあちゃん:よね
始めは収穫の時期をおばあちゃんから順に表しているのかな?と思ったものですが、よねが田植えの際の『苗』ではなく『米』なので、ここね家と同じく歳を重ねるごとに食として完成されていく模様。
なので『ゆい』は一見わかりづらい名前ですが、農作業などの共同作業を助け合うという意味合いを持つことから、田植えや新芽などを表していることで間違いなさそうですね。
問題はおとうちゃんのひかる。
実りの秋に稲穂が黄金に輝く、『キラやば~っ☆に光り輝く』ということで腑に落とすことにしました。
『ゆい』というチョイスがテーマの「シェア」も兼ねていて秀逸!
まとめ
お祭り、浴衣、花火回で、また一つプリキュアの絆の深まりを感じさせてくれる尊い回でしたね!
次回は、
第31話「おいしーなタウンの休日 プリンセスゆい!?」
ゆい似の王女様メッチャきれいですね!
対照的な性格であろうゆいと王女様、どのような絡みを見せてくれるのか今から楽しみですね!
それでは今回はこのくらいで。
最後までお付き合いくださり、ありがとうございました!
いっすんでした!