暴太郎戦隊ドンブラザーズ
ドン15話「おかえりタロウ」
の感想・考察をお話ししていきます!
(ネタバレを含むため、まだご覧になっていない方・ストーリーを知りたくない方はご注意願います)
今回の放送をいっすんの印象でまとめると、
ドンブラザーズの絆が美しすぎ、苦悩し助力するソノイもまた美しすぎた
これに尽きましたね!
今回はなんとジロウがドンドラゴクウへ初変身、つよしがヒトツ鬼化、ソノイの手助け、タロウ大救出劇、タロウ&ジロウの息合いすぎな初陣、ドンブラザーズの美しすぎる絆・・・
1話で語るにはあまりにも盛りだくさんすぎる内容で終始TVに釘付け状態、本当に楽しませてもらえました!
今回いっすんが特に印象深く感じたドンブラザーズの絆・オニシスターの思いの強さ・タロウ大救出劇・”月は噓つき”とのリンク・異空間の謎について、感想と考察を交えつつめいっぱいお話ししていきますので、ぜひ読んでみてください!
「・・ただいま」最高すぎぃぃ!!
ドンブラザーズ15話いっすんの感想と考察
それではドンブラザーズ15話、いっすんの感想・考察です!
ドンブラザーズの絆から見る、お供とお友!?
はるか・真一の行動からドンブラザーズの美しい絆を見ることができたので、そのことについて掘り下げてみたいと思います!
真一のタロウへの思い
ドンドラゴクウとキジブラザーの活躍のおかげでタロウが異空間から帰還し、激走鬼を撃破したところへはるか&真一が登場。
ここで真一がキビポイントの影響で詠めなかった俳句を詠み、
「亡き友が そこに佇む 花筏(はないかだ)」
”亡き友が”の一節で、あれだけ散々やり合いボイコットまで決め込むに至るほどの犬猿ならぬ桃猿な仲にもかかわらず、真一がタロウを”友”と初めて表現したあたりで涙腺に。
しかも”亡き友”とすることでタロウが一度死んだという不変の事実を突き付けられ、ハッとすると同時に亡き友を偲ぶ真一の強き思いを俳句の冒頭で知ることとなり、涙腺崩壊。
”そこに佇む 花筏”については、死んだはずの友が蘇った喜びを万感の意をこめて短く表しています。
花筏の意味と由来は、
- 散った花びらが川の水面に浮かぶ様子
- 花が筏のように時を表した川を流れていく、その様子を人間の命に例えた
- 筏に花や骨壺をくくりつけて川に流す風習があった
などいくつか語られており、人間の命の灯を表す意味がこめられる晩春の季語。
今まで真一が詠む句は高等なのか、それとも本当に意味が分からない作りにしているのかは不明ですが、意味が分かったこともそして感動を覚えることも一度たりともありませんでした。
しかし今回の句はどうか。
花筏が命の灯を表すことを知らなくても十分に分かりやすい内容となっており、心を大きく揺り動かされることに。
そして何より嬉しかったのは、真一がタロウとの関係性をなんだかんだ心地良い友と思っていたこと、そしてタロウへ向けられた強すぎる思いを知れた点。
申し訳ないけれど真一が再び俳句を詠めるようになったことよりも、真一の熱き胸の内が知れたことのほうがよっぽど嬉しかったです!(ごめんね真一)
”亡き友が~”で既に涙腺のダムは決壊しました!
はるかのタロウへの思い
そしてはるかのタロウへの思いには心底驚かされることとなりましたね!
キビポイントを使用した代償で歩くことができなくなったはるかが、車いすに乗って河原にて真一に語り掛けた言葉、
「タロウならなんて言うと思う?」
「諦めるなはるか。お前はきっとまた歩ける。だから諦めるな。」
タロウを心の底から信じることで、ふさぎ込んでしまっても仕方がないほどの逆境であっても全く物ともしない思いの強さには、感服する思いがしました。
ジロウに処刑されそうになったトンデモ騒動の際には、自身の命はどうなっても構わないからタロウを救ってほしいと圧倒的なまでのタロウへの思いを見せるはるか。
そしてタロウが無事に帰ってきたとき、実際にタロウがはるかにかけた言葉・・
「諦めるな はるか。お前は きっと、また歩ける。だから 諦めるな。」
はるかが予想していた言葉とタロウが実際に言った言葉・・・一字一句異なることがなく二人の更なる絆の強さを感じさせる粋な演出には涙でかすんで画がよく見えませんでした。
はるかもタロウも美しすぎる
お供とお友というこじつけ
これはこじつけでしかないのですが、ドンブラザーズの関係性について感じたことが。
タロウから見ればはるかたちはお供。
はるかたちから見ればタロウは君主。
しかし偉そうな態度が反発心を生み、主とは呼びたくない心理も。
そうは言ってもタロウを友と呼ぶにはフランク過ぎて当たらない。
人間として尊敬できる部分、戦士として見習うべき圧倒的な強さを誇っている。
友という表現をもう少し丁重に扱おうとすると、師友・学友・盟友・・・タロウに合っている部分もありますがどうもしっくりこない。
そこで友の丁寧語などないですが、はるかたちがあえてタロウを呼ぶなら”お友”ではないかと。
”お供”と”お友”の関係で成り立つ、それがドンブラザーズ(意味不明)!
屈折しそして無理なこじつけ理論ではあるものの、新たな発見を見出させてくれたドンブラザーズには大拍手!
こじつけでも色々と考えるのが楽しい、ドンブラザーズ!!
はるかの思いの強さの秘密は、鬼?
ここで一つ疑問に思うこと、それは鬼頭はるかがどうしてここまで命をかけることができるのか?という点。
はるかはオニシスターになるまでは普通の女子高生、しかも新人漫画大賞を受賞してイケメン彼氏もいたという、まさに順風満帆な高校生活。
それがたった数ヶ月の間でどうしてこれほどまでにタロウへ命を賭した忠誠を誓えるのか。
それを、いっすんなりに考えてみました!
まず考えられることは、タロウへの恋。
確かに年頃の男と女であれば、同じコミュニティに属して命をかけたやり取りをしていれば恋愛が始まることも至極自然と言えるでしょう。
しかし心の底から相手を愛していたとしても、一体どうして相手のために死ぬことができましょうか。
恋愛感情が強ければ強いほど相手と無事に、そして共に過ごしたいと願うはず。
自分は欠けてもいいから相手だけは生き残ってほしい、恋愛感情だけでその領域に達することができるか、これには甚だ疑問が残ります。
では、ドンブラザーズのメンバー全員のためを思うが故という理由はどうか。
ドンブラザーズにとってなくてはならない存在、それがドンモモタロウであることはメンバーであれば誰しも暗黙の上に承知。
しかしドンブラメンバーの勝利のために、身を捧げているかと言うとそれもちょっと違う。
はるかは『タロウのために命を賭ける』と発言しており、他のメンバーは大切な存在ではあるでしょうが彼らのためではなく、タロウ一人のための決死の覚悟をジロウたちの前で見せました。
そのため、はるかがなぜタロウのために命を賭すことができたのかを思案するに、
物語桃太郎では実現しなかった、桃と鬼のコラボを実現した結果
という考えに至りました。
はるかはタロウに対して恋愛感情がないと言えば嘘かもしれない、いやむしろ少なからずあるでしょう。
しかし恋愛感情だけでは断じてない、容易ならざるお供としての資質、自己犠牲をいとわぬ鬼の忠誠を誓うことができる気迫を持つ故であると考えます。
はるかは自己犠牲をもいとわぬ鬼の忠誠を誓うことができる、最高の資質を持つお供
ドンブラザーズの中でも群を抜いてお供にふさわしいキャラクターこそ、実は現役女子高生の鬼頭はるかその人ではないかと。
物語桃太郎では実現しなかった桃と鬼のコラボを実現した結果こそが、今回のはるかの鬼の忠誠に表れてきたのではないかと。
はるかが初めてオニシスターになった時は「わけわかんね」から始まり、たった数ヶ月後にはタロウに鬼の忠誠を誓うまでの変貌ぶり。
はるかの家柄は叔母のゆり子が刑事ということ以外は特に家族情報がありませんが、鬼頭家は何らかの鬼に関わる系譜を持つ家系という可能性も。
今回のはるかの涙ぐましいタロウへの忠誠は、鬼の血が深く関わっている可能性をも否定できないと思ったものです。
ある日突然巻き込まれた女子高生鬼頭はるかこそ実は、ドンモモタロウに鬼の忠誠を誓うことができるドンブラザーズ随一の資質を持つお供である、と言えるのではないでしょうか!
実は『純粋なまでの恋愛感情が彼女を突き動かした』、というシンプルな真実かもしれませんがw
タロウ救出劇における一切の無駄がないストーリー
タロウ救出劇において、その裏では様々なストーリーが交錯していましたがこれらを整理しつつ熟考してみたいと思います!
- 翼が獣人に追われることでみほを怪我させ、その憎しみでつよしがヒトツ鬼化
- キビポイントマイナスにより戦える者がいない中、ジロウがドンドラゴクウに覚醒
- はるか・真一がタロウを一時的に生き返らせることでソノイの揺れる心を決しさせた
- ソノイの手助けにより異空間へと行くことが叶う
- 異空間においてタロウを救出するメンバーがゴクウ&キジ以外では不可能だった
①翼が獣人に追われることでみほを怪我させ、憎しみによってつよしがヒトツ鬼化
まず前回ドン14話にて翼がネコ獣人の狭山刑事に追われてみほを怪我させてしまうことで、みほを怪我させた者への憎しみに駆られたつよしが激走鬼へとヒトツ鬼化。
みほ&夏美を巡ってつよしと翼の対立関係が避けられないことは分かっていましたが、つよしの闇落ちがこんなにも早く到来するとはというところ。
しかしみほ&夏美、そして鶴獣人憑依の謎は全く解明されていないため、今後翼とつよし対立の構図はまず避けることができないことを思うとき、まだまだドンブラ試練は始まったばかりということですね。
②キビポイントマイナスによって戦える者がいない中、ジロウがドンドラゴクウに覚醒
次はドン14話にてタロウを蘇らせるためにキビポイントをマイナスにしてしまったことによる代償で、オニシスターとサルブラザーが戦士として戦えなくなってしまった最悪の状況におけるドンドラゴクウ覚醒イベント。
ドン14話から登場してはいたものの見せ場のなかったジロウが追加戦士として覚醒、ドンブラザーズのピンチを華麗に救います。
タロウが居なくなったあとに替わりのジロウが現れるという陣からの情報的中があったからこそドンブラザーズ全滅のピンチを回避する結果に。
まさに背水の陣からの、ドンドラゴクウ覚醒!
③はるか・真一がタロウを一時的に生き返らせることでソノイの揺れる心を決しさせた
ドン14話にてはるかと真一がキビポイントを使用したことによってタロウは一時的に蘇りすぐに消える結果となるも無駄なことでは決してなく、ソノイの心を大きく揺り動かすことになり、結果ソノイがタロウ救出のチャンスを与えてくれるに至りました。
これは非常に重要なポイントであり、
- はるかと真一がしたことはほんの一過性の頭領復活。
- 更には自身たちが戦士として戦えなくなるという大きすぎる代償まで被る。
表向きはマイナスが際立つイベントです。
しかしこれによる一番大きな影響を受けていたのはソノイ。
ソノイはドン14話から今回ドン15話の2話に渡る長尺で自身の行いを恥じ、悔いていました。
そこへ一瞬なりとも現れたドンモモタロウ。
「かすかな・・・だが確かな喜びを感じた。・・あり得ん。」
自身から沸き起こってきた、ドンモモタロウ復活に対する歓喜の心をあり得んと一蹴。
一瞬だけ復活したドンモモタロウ、そして2名もの戦士が戦えなくなるという大きすぎる代償を見るに、はるかと真一の失策と言わざるを得ない状況。
しかしはるかたちの知らない所でソノイの心を大きく揺り動かすことに大成功!
2話に渡って悩み続け揺れ続けてきたソノイ自身の心に、ドンブラザーズに一度だけ手助けをするというかたちで終止符を打つ決断に至ったことは大きすぎる果報でした。
④ソノイの手助けにより異空間へと行くことが叶う
ソノイはドンモモタロウを卑劣な手で葬ったことを悔やみ続けており、
「私は・・私が気に入らない」
ソノニの攻撃からオニシスターを防護する驚くべき行動、また、
「私はドンモモタロウに勝ってはいない・・負けたのだ」
それによって一度だけドンたちに手助けをしてくれるに至り、ソノイが激走鬼を斬ることで異空間へといざなってくれました。
このソノイの迷いと葛藤なくしてタロウ救出はあり得ず、ソノイが自責することなく自負していたならばタロウの復活もまたあり得なかったでしょう。
更には”脳人は完全なる存在”と謳いながらも心のどこかで不完全を感じ、それを埋めようと芸術に挑戦してみたりタロウに寄り添ってみたり。
脳人の中でも手探りで奔走しているソノイでなければ叶わなかったことを思う時、一筋縄で図ることが難しい、丹念に作りこまれたシナリオとキャラ設定には感服の思いです!
⑤異空間においてタロウを救出するメンバーがゴクウ&キジ以外では不可能だった
ドンドラゴクウとキジブラザー以外のメンバーでは決してタロウを救い出すことができなかったこと、これもタロウ救出劇における重要なポイント。
それには一般人のヒトツ鬼化ではダメでドンブラメンバーであっても誰でもいいということはなく、ドンブラにおいて唯一翼を広げることができるつよしがヒトツ鬼化する必要が。
それをそつなく可能にしたのが、獣人に追われた翼がみほを怪我させたイベント。
ドン14話終盤みほの病室にて、憎しみにかられるつよしがヒトツ鬼化の存在を具現化させるに至っていましたが、「あぁ~、ついに来てしまったか・・」という、怖れていたことが実際に足元まで迫ってくる戦慄を覚えたものです。
つよしの異常なまでのみほへの執着は狂気じみており、それはドン8話【ろんげのとりこ】においても明確で、魔進鬼へとヒトツ鬼化した榊を完全に消去→破壊するためのアシストを。
「あの男はみほちゃんを襲った。そんな男はこの世にいてはいけないんだ。」
「みほちゃんは僕が守る絶対に。・・たとえ相手が誰でも何をしても」
このつよしの狂気を体現する日がついに来たかという、畏怖にも似た感覚でネガティブしか起き得ないであろうことを誰もが予想したのでは。
ドンドラゴクウの龍虎之戟(リュウコノゲキ)も推進力として必要で、キジブラザーの翼によるかじ取りも不可欠で、なんとうまく構成するものかと歓喜に打ち震えたものです。
そしてやはり気がかりは、「たとえ相手が誰でも何をしても」このつよしの狂気の対象がいずれ翼に向けられるであろうこと。
これは恐らくみほ&夏美を巡る問題で避けることのできない重要イベントであることは間違いなく、その先に悲しみや憎しみや慟哭など何かしらの試練が待ち受けていることを思う時、つよしのヒトツ鬼化でつよしの狂気が消え去ったわけでないということを改めて認識したところでした。
一切の無駄がないストーリー
以上を見るにつけ、これら関連性のなさそうなイベントの数々が実は一本の線でつながりタロウ救出劇へと集約されるに至ります。
獣人に追われることによって翼が美穂を怪我させなければ、つよしがヒトツ鬼化しなかったこと。
つよしがヒトツ鬼化しなければ異空間でのタロウ救出があり得なかったこと。
前回はるか達がキビポイントを使わなければ、ソノイの心に多大な揺さぶりをかけるには至らなかったこと。
タロウが居なくなったあとに替わりのジロウが現れなければ、ドンドラゴクウに覚醒したジロウもあり得ず、ドンブラメンバーは全滅していたこと。
はるかの強すぎる思いにジロウが感化されることがなければ、ドンブラメンバーは処刑されていたこと。
ドンドラゴクウとキジブラザーこの2名でなければ、異空間でのやり取りは成功しなかったこと。
全てが密接に絡み合って、どれもがタロウ救出に必要で重要なイベントであったことを思う時、すさまじいストーリー構成には心底驚かされました!
どれかたった一つのイベントが欠けただけでもタロウ救出が成らなかったことを思う時、すさまじいストーリー構成に感服です!!
”月は噓つき”の伏線を徐々に回収
ソノイがオニシスターをかばった一件をソノニから責められた際に、
「わかっている。二度とはしない」
と発言したにもかかわらず、オニシスターをかばうどころではない敵陣の頭領救出を手助けしてしまう掟破りなソノイ。
ソノイは脳人メンバーでも一番人間に寄り添える、人間に近い考えを持っていると思われます。
脳人でありながらも人(タロウ)に寄り添おうとしていたソノイは、完全を謳う脳人としてはあるまじきこと。
”月は噓つき”という発言は、自身の偽りの姿を皮肉的に表現していたのかも。
そして太陽であるタロウを、卑劣な手段で葬ったことによって月であるソノイは輝きを失ってしまった現実。
太陽系の中でも太陽という存在に一番魅入られていたのは、月なのかもしれない。
だからこそ月はあまりにも美しく輝き、地球にとって非常に馴染み深く、地球人とも寄り添えてしまうほど身近なのかもしれません。
地球が人間界とするならば、太陽も月も地球が存在する上で絶対に必要な天体です。
【月が与える地球への影響】
月は地球を引力で引っ張ることで安定性を保ち、その代表的な例が潮の満ち引き。
月の引力がなければ地球の自転スピードが上がり1日は24時間ではなく6時間ほどに短縮され、それによって地表には時速数百キロという暴風が吹き荒れ食物も育たず生物は絶滅の危機に瀕し、また、引力によって安定していた海面は分散され海面面積が拡張されるとも言われています。
更に、地球には地軸に角度がありますがこれも月がなくなることで不安定さを引き起こす原因となり、地軸の角度が0度になれば金星のように季節がなくなり、97度になれば天王星のように昼夜がなくなります。
太陽の存在は言わずもがなですが、その光を反射する月光によって地球の夜が真っ暗闇になることも防ぐという効能も併せ持ちます。
太陽と月と地球は切っても切れない関係性を持っており、太陽も月もなければ地球は人の住める大地ではなくなってしまう。
これを思うとき、
太陽=タロウ、月=ソノイ、地球=はるかたちドンブラメンバー、この三者三葉異色のタッグが実現する可能性が
可能性というよりも、天体の関係性をドンブラにも反映するのであれば、むしろ必然であると考えます。
今回のソノイの勇気ある脳人としての偽りの行動によって、不可殺の者である獣人を初めて打ち倒すべきカギに繋がっていくことは疑いないのではないかと、改めて考察を深めるに至りました。
”月”とは、ソノイ自身のことを指している可能性を色濃くしてきました!
異空間広げられる謎
今回ソノイの助力のおかげで、異空間の存在が初めて明らかにされましたね!
脳人に斬られた者は異空間へと行き、タロウのように眠っている者もいれば、その場でパリーンと割れてしまったケースも。
ここで、今まで脳人に消去されてきた人たちとその裁量についてまとめてみました!
話数 | ヒトツ鬼 | ヒトツ鬼になる前の姿、職業 | 脳人の裁量 |
---|---|---|---|
ドン1話 | ベニツ鬼 | タクシー運転手 | ソノイにより消去 |
〃 | シソツ鬼 | よっぴー(吉岡) | ソノイにより消去 |
ドン3話 | 快盗鬼 | クロクマ | ソノニにより消去後、即破壊 |
ドン8話 | 魔進鬼 | 榊 | ソノイにより消去後、即破壊 |
ドン13話 | ー | 桃井タロウ | ソノイにより消去 |
タクシー運転手・よっぴー・タロウは異空間で眠りにつき、クロクマと榊は異空間のキューブごと破壊。
今のところ、本当に絶命したのはクロクマと榊のみと思われます。
ソノイたち脳人の裁量によって、欲が強すぎる人間は消去後にその場で破壊。
それ以外の人間は一旦異空間にて隔離し、欲の強さや罪の重さによって量刑を変えているものと思われます。
ここで一つ浮かんできたことは、異空間は欲が強い人間を人間界より消去した後の隔離場所ということ。
しかしそこから現実世界へ元に戻すには危険因子を取り除けておらず、その方法を脳人たちは知らないためいつまでも隔離状態にしている可能性が。
つまり、タロウたちが異空間に隔離された人たちを解放するシナリオの可能性が浮上してきたということも同時に示唆。
ドンブラザーズはヒトツ鬼を元の人間に戻す、すなわち療治。
脳人はヒトツ鬼を消去or破壊で隔離。
ドンブラザーズは人間界の人間によって構成され、イデオン出身のタロウ・ジロウ(おそらくジロウもイデオン出身)も人間界において人間の手によって育てられているため血は違えどほぼ人間。
ドンブラスターやザングラソード、サングラスなどのアイテムも謎に包まれたままですが、これら装備品は人間の手によって、使い手の思いによってヒトツ鬼に治療効果を与えるのかも。
脳人は人間に興味はあるが寄り添えない、人間の本質を理解することができません。
そのため、欲深い人間を元に戻すという発想自体がそもそもなく、隔離状態でフィックスにしているという可能性も。
ドン8話にてタロウ&ソノイが火事場から逃げ遅れた人々を救出した後に、
「私は、人間の命は何よりも尊いと思っています。」
この言葉からもソノイの本心は人間を消すことではなく、できるならば守りたいと思っていることがわかります。
しかし同時に過剰な欲望を憎むことで、発病者は隔離という措置を正義としているのでしょう。
ここが非常に問題で、脳人は一度ヒトツ鬼化した者を人間とは思えない非情さがある故に、ドンブラザーズとぶつかってしまう原因にもなっています。
考えだすとドンドン謎が深まるばかりですが、ドンブラザーズと脳人の考えの”すれ違い”が一つに交わるにはまだまだ時間を要しそうですね!
広げられる世界観にワクワクすっぞ!
ドンブラザーズ15話いっすんの一口感想
タロウのことをドンドン好きになる
不良に絡まれても
「だが断っておくが、俺は人は殴らない。」
あざや打ち身など目に見えるダメージがあり、痛くないはずがないにもかかわらず一切手を出さないタロウ、その健気で一本気な生きざまには胸を打たれました!
そして異空間から救い出された際、タロウの意識が戻ったのは異空間から現実世界に帰還したとき。
すなわち、異空間で一体何が行われていたのか知るすべはないわけです。
にもかかわらず、お供達が命がけでタロウを救出してくれたことを瞬時に察知する頭の回転が早すぎるタロウ。
「次はお前が戻ってくる番だ、キジノ!」
お供を想う熱すぎる恩返しのセリフには、熱きものがこみ上げてきました!
それははるかに対しても全く同様で、それは”お供たちアンコール”でもハッキリと表れており、
「待たせたな、お供たち」
「もう一回言って」
「お供たち」
「もう一回」
「・・お供たち」
最後の”お供たち”は、はるかたちへの労いの心なのか、少し優しくなってるのがたまらなく好き!
はるかが歩けなくなったことを自分のためにした何かしらの代償であると瞬時に悟り、眼のふちを赤くしながら力いっぱいの激励をするタロウ。
「俺を見ろ!歩いて来い!・・信じるんだ!」
「お前ならできる!・・ただ信じろ!!」
タロウの、命をかけて救ってくれたお供たちへの力いっぱいの激励による恩返し、涙腺が完全に崩壊する最高すぎるシーン!
タロウのキャラクターでは一度も見たことがない、相手のことを純粋に想う真っすぐな言葉。
TVを通して全国の視聴者にも真っすぐ伝わったことは疑いないでしょう。
これほどまでに純粋で熱い気持ちを言葉に乗せ、相手へと真っすぐ届けることができるものなんだな・・と、タロウのストレートなやり口には大感動を覚えました!
最後はるかがタロウに飛びつくシーンでは、
「おかえり・・タロウ。」
「ああ、ただいま。・・心配かけたな。」
最高すぎやしませんかね??
ドンブラ名作すぎて尊すぎて、何度も見返しては大感動に打ち震えています!
そんで何度見ても泣ける~~~😭😭😭
ジロウが軽く狂気
「僕、考えたんですけど・・皆さんを処刑しようかなって。」
え!?なんて?
聞き間違いだよね。そうだよね~。
いや、”処刑”って言ってるーーーー!!!
無能なお供は処刑して、新しいお供とよろしくやるわ!そんじゃ、あばよ!ってか!
いやいやいや、あかーーーん!!!
「皆さんを処刑しようかなって。」の部分、笑顔で処刑を勧めるなw怖すぎるわ!!
そしてはるかの鬼の気迫によるタロウへの命を賭した熱き思いを聞くやいなや、土下座ってキャラクター振り切れ過ぎ!
敬語で腰が低いキャラクターが「処刑」発言とか一番怖いタイプですよ。
しかし、このトンデモ処刑騒動には必ず理由があるはず!いや、そうあってほしい!
ジロウの言うことは一理ありますが、だからと言って必死になってお供してきた仲間に向けていい言動では断じてないため、今後の彼の進退が心底気になります。
と思ったら、次週ジロウ闇落ち!早!!
いずれにせよ、問題発言と問題行動について早速伏線回収に出向いてくれているようでそこは安心ですね!
ジロウ、TV放映中にツッコミ過ぎて疲れたわ・・・
まとめ
今回はドンブラザーズの絆が誠に美しい、美しすぎたそんな素晴らしい回でしたね!
ソノイの葛藤や迷いもまた美しく、尊い決断をしてくれたことによってタロウ復活が成し遂げられたことを思う時、最高&最高でした!!
そして次回は、
ドン16話「やみおちスイッチ」
ジロウの闇落ち早っ!!
これからジロウがどのようにタロウやドンブラメンバーとの関係性を構築していくのかも、非常に見ものですね!
それでは今回はこのくらいで。
最後までお付き合いくださり、ありがとうございました!
いっすんでした!