暴太郎戦隊ドンブラザーズ
ドン27話「けっとうマジマジ」
の感想・考察をお話ししていきます!
(ネタバレを含むため、まだご覧になっていない方・ストーリーを知りたくない方はご注意願います)
今回の放送をいっすんの印象でまとめると、
ソノイがついたウソを清算するための覚悟に、芯の強さと脳人としての高次な使命感を見た
といった印象深いお話しとなりました。
ついにタロウ&ソノイ決着がついてしまいましたね!
二人が出した答えはなんとも切なく勇敢なもので、胸が締め付けられる思いで終始見守っていました。
ソノイがついたウソ・ほぼ完全に回収される「月はウソつき」の伏線・獣人とドンムラサメなどについて感想を交えながら考察していきますので、ぜひ読んでみてください!
タロウとソノイ、本当に尊い!!
ドンブラザーズ27話いっすんの感想と考察
それではドンブラザーズ27話、いっすんの感想と考察です!
ソノイがついたウソ
タロウとソノイ、ついに決着してしまいましたね。
二人の特異な関係性を思う時、終始非常に胸が苦しくなる展開となりました。
先に考察の結論を申し上げますと、ソノイがついた嘘とは、
イデオンの脳人という身でありながら、忌まわしきドン家の末裔と共に過ごすこと自体がウソ。
であると解釈します。
ソノイは12話『つきはウソつき』において嘘がつけず悩むタロウに、
「でも世の中にはきっと美しい嘘もある。」
と発言。
その言葉を自身に充てて生き続けることができず、脳人としての使命を優先したことで命を落とすことに。
タロウと一緒に居ることでソノイは太陽光を反射する月の如く光り輝くことができますが、それは脳人としての使命を無視したタロウと自身へ向けた美しくも優しい嘘。
タロウとの決着について、表面上は『ドン家の末裔を抹殺する』という名目を果たすためですが、その本質は美しく優しい嘘を終わりにして脳人として生きていく・あるいは脳人として相打ちで果てる覚悟を決めたため。
「月はウソつきです。自分では光ってはいない。」
「でも太陽より月の方が信用できる。見つめることができますから。」
これも12話『つきはウソつき』におけるソノイの言葉ですが、タロウは真正直で眩しすぎる存在で見つめることができない。
ソノイは時に美しい嘘をつくため見つめることができる。
この過去のソノイの言葉を思い返してみても、やはり太陽と月は対象的ということが分かります。
逆を言えば好きだからこそ、一緒におでんを食べたい相手だからこそ、お互いの本質をたばかることなく勝負を決する選択をとることができるのだと思った次第です。
タロウとソノイが感じていた心地よさは、ソノイがついたウソとそれに甘んじていたタロウによってもたらされ、それを終わりにする決断もまたソノイによって踏み出されたこと。
ここにソノイの芯の強さと脳人としての高次な使命感を見た思いがして、切なさで胸が一杯となりました。
ソノイの美しいウソもようやく清算されました。
あまたの伏線を繋げ、「月はウソつき」の伏線ほぼ完全に回収される
これまでの状況でも十分に「月はウソつき」の伏線が回収されていると思われますが、作中であまたの伏線&回収を感じたので整理していきますね!
まずは彼岸花についてです。
彼岸花でタロウとソノイ決着までのカウントダウンを表現していましたが、彼岸花の花言葉は『転生』『悲しい思い出』。
この彼岸花は始めからタロウに勝てないことがわかっているという示唆で、「良くて相打ち狙い」の特訓をソノニ・ソノザと展開するあたりにも含みがあります。
「自分が勝っても負けても命を落とすことがわかっている、しかしこれ以上脳人としての本質をたばかるわけにはいかない。」
そしてソノイの心境を表すのが彼岸花。
転生・悲しい思い出・思うのはあなた一人・・・そして、また会う日を楽しみに。
タロウとソノイの美しい友情を紡いだソノイのウソが儚くも散っていく様と、彼岸花が花を落とすシーンが重なり胸が締め付けられました。
次はビリヤードについて。
脳人との特訓にて、ソノニに相打ち覚悟を悟られた際ビリヤードの映像がフラッシュバック。
「赤の3の玉」と「青の2の玉」がそれぞれポケットにイン。
赤の玉、青の玉はそのままですがタロウとソノイ。
それと同時に、特訓に参加したソノニ(2の玉)とソノザ(3の玉)を攻略したことも示唆しています。
因縁のおでんも!
おでんはソノイの憧れであり未練で、宿命に抗うことができない象徴であると考えます。
「あれが・・・おでん・・。」
おでんを初めて目にしたときのソノイの穏やかな微笑が非常に切ないです。
おでんのエピソードでタロウへの愛の深さを窺うことができるも、宿命には抗えないもの悲しさ・未練を断ち切るソノイの強さをアピールしていると感じます。
ここにも、『月としてついていた美しいウソ』を終わりにする決意をひしと感じました。
最後はムーン。
荒野におけるタロウとソノイ決闘の折り、ソノイ側に青白い月が浮かび、終盤の決着においてもブルームーンが浮かびます。
そして流れるデュエット曲『月ノミゾ知ル』。
MVにおいてタロウは太陽をイメージしたレッドサークルをバックに、ソノイは月をイメージしたブルーサークルがバック。
これらを鑑みるに、
ソノイ=月であり、「月はウソつき」の伏線をほぼ完全に回収した
と、言えるでしょう。
すれ違いざま感じてる相通じる不確かなもの
手を握るか反目か
その答えは月ノミゾ知ル
美しいウソを終わりにした二人は手を握るか反目か、その答えは月ノミゾ知ル・・・。
非常に美しいストーリーでした。
獣人とドンムラサメについて考察
獣人についてまた新たな情報が明かされてきましたね!
獣人はドン家が作った人工生命体。脳人が生きていくには人間の波動が必要だ。いわば人間は資源のようなもの。ドン家はより安定した資源の供給を求め、獣人を作った。だが結果は失敗、ドン家は獣人を封印した。
これがソノイのセリフでしたが、まずは獣人について現時点で分かっている情報を整理したいと思います。
- 獣人は不可殺の者。
- 獣人はネコ獣人・ツル獣人・ペンギン獣人の3種属。
- 犬塚翼・夏美の関係は獣人によって引き裂かれた。
- 翼は逃亡・夏美はツル獣人化し、今も尚翻弄されている。
- 獣人はドン家が作った人工生命体。
- 結果は失敗、ドン家は獣人を封印した。
安定した資源の供給のためにドン家は獣人という人工生命体を作った。
しかし結果は失敗、ドン家は獣人を封印ということですが、わざと伏せられている部分が多く情報が小出しという印象。
人間の波動が必要で資源の供給のためには人間の波動の安定が不可欠なはずが、なぜ獣人製作に至ったのでしょうか。
その可能性としては、2点です。
- 獣人が人間のような波動を供給すること。
- 獣人がヒトツ鬼を消去すること。
どちらもあり得そうですね。
そして『結果は失敗』という言葉にも含みがあります。
その可能性としては、
- 獣人に人間のような挙動をしてもらいたかったが、凶暴性が高く不可となった。
- 獣人にヒトツ鬼を消去してほしかったが、高い知能を得てしまい脳人に反旗を翻した。
この2点が浮かびました。
現に翼は目の前で夏美が奪われた際に獣人の声を聞いており、知能があることは確実。
そのため、獣人には本来ヒトツ鬼を消去するなどの仕事を与えたかったものの知能が発達したことによって謀反。
更に凶暴性にも磨きがかかり、ドン家や脳人、イデオンに牙をむいたということが濃厚でしょうか。
ネコ獣人の狭山刑事がイデオン住人であるアノーニを食していた描写がありましたが、これも謀反の一貫なのかもしれません。
獣人界隈はまだまだ謎が深く、これからどのような展開を見せていくのか目が離せません!
そしてドンムラサメについても・・
「ドンムラサメは、おそらく・・」
そこから先のソノイの言葉はカットされていましたが、
ドンムラサメは獣人を葬る力を持つ
のではないかと推察します。
「脳人を助けなさい」というマザーの指示で、基本的に脳人に仇名す者を標的にするドンムラサメ。
そしてドンブラザーズであるドンモモタロウの太刀であれば獣人を殺傷できるものと思っていましたが、今回それも全くの無効ということが判明。お供達も同様。
しかもドンムラサメVS獣人の構図は、その機会があるものの現在わざと避けられています。
つまりこれらの理由から、ドンムラサメが獣人を滅殺する為に開発されたことを示唆するものと解釈しました。
しかし実際のところはどうなのか・・・こちらも目を離すことができませんね!
以前マザーの正体は元老院という予想でしたが今回のムラサメの予測を当てはめる時、マザーはドン家の生き残り(もしくはドン家サイドの誰か)の可能性があります。
これからの獣人との闘いにおいてドンブラザーズにドンムラサメの力が必要となることは恐らく間違いなく、その際にはマザーの素性も明かされ心強い味方となってくれそうで、今後どうなるか非常に見ものですね!
ドンムラサメの特別な力が必要になるかもしれません!
ドンブラザーズ27話いっすんの一口感想
ドンブラザーズ27話いっすんの一口感想です!
ソノイ水中に登場
ソノイなんとプールの水中に登場!
「ドン26話のラストでソノイがブクブクしていたのはこの伏線だったのかー……ってわかるかい!!」
引用元:東映 暴太郎戦隊ドンブラザーズ公式サイト「ドン28話ひみつのヒミツ」
公式草w
確かに前回、「ソノイのブクブクにはちゃーんと意味がありますからね」みたいなことを公式が言っていた気がしましたが、このような伏線回収とは草すぎますw
そして水中で会話するんかい!
シリアスすぎるお話しに夏の華やかさという彩りが、逆にタロウとソノイ決着の切なさを醸し出していましたね。
ソノイの水中登場は素直に草でしたw
クレーマー房子&忍者おじさんカムバック
まさかのクレーマー房子&忍者おじさんカムバック!
そして忍者おじさんに至っては、再びヒトツ鬼となる意外過ぎる展開!
クレーマー房子&忍者おじさん再オファーについて公式では、
マネージャーさんに電話をかけたとき「え!そんなことってあるんですか!?」と驚かれていたのが新鮮でした。そう、その反応が正しいのです。ただしこの番組はドンブラザーズ。縁を大事にする縁テロ番組。一度出演した人はもれなく全員再登場する可能性があるのです。(皆さん気をつけて)
引用元:東映 暴太郎戦隊ドンブラザーズ公式サイト「ドン28話ひみつのヒミツ」
「え!そんなことってあるんですか!?」
ですよね、わかります。
「縁を大事にする縁テロ番組」、いい響き!
今後も縁テロ来る!?
脳人の絆も美しい
ソノニ・ソノザから特訓を受けるソノイが相打ち覚悟である旨を二人に悟られた際に、
「お前、まさか・・」
「帰って来いよ!ソノイ」
脳人としてもやはり絆があったのだと、胸が熱くなるシーンでしたね。
脳人の今後も全くもって目が離せないですね!
ソノニとソノザは愛や感情がわからないとうそぶいていたものの、ほとんど分かり始めているようでほっこり😊
絶命したソノイ、復活は!?
タロウの一刀に、ソノイが倒れる。
勝利したタロウは、何事もなかったように立ち去る。そこにドンムラサメが現れ、ソノイの亡骸を抱き上げ去っていったのだった。
引用元:TV朝日 暴太郎戦隊ドンブラザーズ「ドン27話けっとうマジマジ」
公式にてソノイは『亡骸』と表現され、絶命したことを決定づけられていました。
しかし今後、ソノイ復活は必然と考えます。
それには過去にソノイの手によってタロウが消去され、そしてタロウ救出にソノイ自身が助力したこと。
そして今度はタロウの手によって絶命したソノイが、タロウの復活の手助けによって復活する構図を描くという予想であるため。
また、以前タロウ・ソノイ・ドンブラザーズの関係性を考察しましたが、これらの相関に天体の関係性を反映するのであれば、月であるソノイなくして地球も存続はあり得ずそして太陽系にも必ず大きな影響が及ぶため、というのも理由の一つです。
更にはソノイの復活なくして、ドンムラサメが意味深にソノイの『亡骸』を抱き上げる描写をするはずがありません。
ソノイのカムバックを心から期待したいです!
まとめ
ついにタロウとソノイ、決着がついてしまいました。
『想いを残さずに去る。』の約束通りに、何事もなかったかのように立ち去るタロウの心中を思うと本当に切ないですね。
次回は、
ドン28話「ひみつのヒミツ」
怪盗女子見参!?
どうやら『ドンブラザーズにおける真のヒーロー翼』が手助けするようですが、またしても翼の株が上がってしまいそうで楽しみですね!
そしてトラドラオニタイジンも華麗に見参!!
次週もめちゃくちゃ楽しみです!
それでは今回はこのくらいで。
最後までお付き合いくださり、ありがとうございました!
いっすんでした!