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暴太郎戦隊ドンブラザーズ
ドン33話「ワッショイなとり」
の感想・考察をお話ししていきます!
(ネタバレを含むため、まだご覧になっていない方・ストーリーを知りたくない方はご注意願います)
今回の放送をいっすんの印象でまとめると、
元老院の如く禁忌に手を染め己の利を得ようとする者は、必ず身を亡ぼす
という教訓を得た回となりました!
32話にてソノイにやられたタロウ、堂々復活!!
タロウの緊急手術中に脳人とワチャワチャゲームで騒ぐドンブラメンバー、全くシリアスを感じさせないタロウ救出劇はさすがといったところ。
そして出ましたオミコシフェニックスからの、ゴールドンモモタロウ!
ついに主役がパワーアップフォームを手に入れる大変重要回、ワチャワチャ感満載でめちゃくちゃ楽しめましたね!
そのような中、ジロウとムラサメは鏡合わせの関係性・元老院の誤算から見る重い教訓について感想を交えながら考察していきますので、ぜひ読んでみてください!
紆余曲折し、ついにゴールドンモモタロウ見参!
ドンブラザーズ33話いっすんの感想と考察
それではドンブラザーズ33話、いっすんの感想と考察です!
ジロウとムラサメは鏡合わせの関係性
ジロウとドンムラサメは敵同士互いに一番深く関わる間柄で、通じ合う事項も共通点も多いです。
二人の共通点をまとめてみると、次の通りに。
- 追加戦士的な立ち位置で後から合流し、ドンブラザーズ・脳人それぞれに肩入れ
- ジロウ&闇ジロウ・ムラサメ&マザー、互いに二面性がある
- ソノイが倒れた際はムラサメが遺体を運び、タロウが倒れた際はジロウが快方
- ジロウもムラサメもルーツはドン家
これを考える時、ムラサメの今後の展望をある程度予見することができます。
始めに結論を申しますと、その展望とは
ムラサメは、ジロウと全く同じ成長を遂げるものと思われる
ということです。
32話「けっとうソノ2」にて、ジロウはタロウに勝つために陣に相談した際、
「君の中には二人の君がいるようだ。その二人がひとつになったとき・・あるいはタロウに迫ることができるかもしれない。」
と、アドバイスを受けることに。
この陣の言葉はムラサメにも同じく当てはまること、ムラサメとマザーの心が一つになるとき、真のムラサメへと変貌することへの示唆です。
その際のムラサメはドン家の能力+元老院の賢さを併せ持つ生命体となり、ゴールドンモモタロウのパワーと共鳴して獣人を打ち倒す唯一の力となるでしょう。
そしてジロウとムラサメが持つ別の役割を考えてみるとき、ジロウもムラサメも誰にでもある心の中の光と闇を表していると考えることができます。
闇の部分すなわち否定的、ネガティブ部分は何かと忌み嫌われがちな側面がありますが、俯瞰で見るとその闇も含めて一人の人間であることが分かる。
しかしこれらと向き合って、「あぁ、これも自分なんだ」ということが胸に収まるとき、ネガティブ感情や闇から発生するマイナスな波動がなくなり人間の個として成長を遂げることができるもの。
ジロウ&闇ジロウ・ムラサメ&マザーにおいては、似た者同士の相関性を描きつつ、表面上は対立するという趣向性の高い関係です。
この二人の関係から、
鏡に映した自分の姿と重ね合わせた別の誰かから、大きな成長を得ることができる
という学びを感じるものです。
似た者同士の誰かを見つけたとき、或いは切磋琢磨し、或いは心の中で葛藤し、或いは怒り悲しみ欲望などに翻弄されつつ、最後には大いなる成長を遂げることができる。
そう、ジロウとムラサメのように。
二人の深い関係性から、ドンブラザーズらしくもないシリアスで粋なメッセージを感じたものでした。
真ジロウ、真ムラサメの力は獣人&元老院打倒に絶対に必要な力ですね!
元老院の誤算から見る重い教訓
タロウ殲滅のために、あれやこれやと周到に手を尽くす元老院。
しかし元老院はタロウ殲滅にあたって、二つの大きな誤算を踏んでいます。
当初脳人を遣わしてタロウ殲滅を試みるも、長い時間タロウ&脳人の馴れ合いを経てようやくついた決着はソノイの惨敗。
その後執り行われた葬式。
ソノイの葬式と銘を打つもその思惑は、タロウからエネルギーを吸い取りソノイを死の傀儡として復活、そしてタロウを打倒させること。
ここまでは元老院の腹づもりの通りに事が運んでいたように思えますが、ここに元老院一つ目の誤算が。
それは、ドンムラサメとタロウのパワーの相関性を考慮しなかったこと。
ムラサメが突如妖刀の如く狂いだした原因として、元老院が操作したものであるといっすんは推察します。
しかし元老院はタロウとムラサメが持つパワーの関係性を熟知していなかったことで、敢えて敵に塩を送ることとなりタロウ殲滅は大失敗。
32話においてムラサメに向かって語るソノニは、
「お前はドン家の科学力で作られた生命体。ドンモモタロウの力と通じるものがあるだろう。」
そう発言するやタロウ打倒の特訓を強要していましたが、脳人はムラサメのことをしっかりと下調べしていた様子。
『ドンモモタロウの力と通じるものがある』これは聞き流してしまいがちで実は超重要な発言で、ムラサメがドン家ルーツであることを視聴者に示した上、タロウとのパワーの関係性を脳人が熟知していたことになります。
しかし元老院はどうか。
これが、元老院一つ目の誤算です。
そしてタロウ殲滅計画における二つ目の大誤算としては、ジロウと五色田介人の存在。
なんと言っても今回において大きな存在は五色田介人、その人であることは間違いありません。
まずジロウについてですが、彼は二度もタロウの命を救っています。
- 一度目はドンオニタイジン解除直後にソノイから不意打ちをくらって絶命したタロウを、異空間より救い出したこと
- 二度目は今回闇ジロウが必死の介抱&的確な救援要請のおかげで、介人の元へタロウの身柄を預けることが出来たこと
しかも一見無駄と思えた闇ジロウの介抱は、トドメを刺そうと迫るムラサメを撃退するという快挙につながっています。
元老院はタロウへの陰謀・策略に夢中になるせいかジロウへのマークは一切フリーで、むしろ彼の素性自体知らないものと思われます。
ジロウはドン家サイドにして最高の秘密兵器であり、タロウのこの上ない頼もしい協力者。
元老院の二つ目の大きな誤算の原因はジロウ、その人の存在がまず一つです。
そしてもう一人の人物が介人。
タロウのエネルギーを吸い復活したソノイがタロウを圧倒するという元老院の目論見通りに、見事タロウを打倒。
そこまでは計算通りだったと思われますが、元老院の一体誰が介人の存在を意識していたことでしょうか。
整理すると、こうです。
- ソノイの葬式でパワーを吸われ弱り切ったタロウに、暴走したムラサメを仕向けた結果、タロウが回復し計画失敗
- タロウエキスを吸ったソノイが見事タロウを打ち倒すも、ジロウ&介人の活躍によって、逆にスーパーパワーを与えてしまう
これらを見るにつけ、元老院を取り巻く状況から一つのテーマが見えてきました。
それは、
禁忌に手を染め己の利を得ようとする者は、必ず身を亡ぼす
というテーマに他ならないのではと思うと同時に、元老院の滅亡が甚だ近いことを確信するものです。
たとえ脳人であっても人、高次の存在であったとしても人間です。
それを断行した元老院は、結果的に奇跡の連続によってタロウにオミコシフェニックスというスーパーパワーを与えるに至ります。
元老院が葬式と偽り催した愚行は、『己の首を絞める縄を作っていた』に他ならない。そういった構図ですね。
禁断の所為であると知りながらも悪の道に手を染めること、人の道を外れてはならない旨の学びを得ると共に、元老院の行く末が見えてきたところでドンブラザーズの本気を感じてきたところでした!
うーん、ドンブラはテーマの幅が広くそして深い。レジェンド作品かな?
ドンブラザーズ33話いっすんの一口感想
ドンブラザーズ33話いっすんの一口感想です!
脳人VSドンブラザーズ
ピーナッツゲーム、沈黙ゲーム、そして大食い対決からのエネルギー吸い取りは草w
シリアスなはずのタロウ救出劇の一方で脳人とドンブラザーズのワチャワチャゲーム、なんとコミカルで見ごたえがあるのか。
しれっとスランプはるかを励ます編集長も素敵すぎ。
「くだらない・・」からの、「おもしろい!」の二連続は声出して笑いましたw
しかし、タロウ復活のためのエネルギー吸い取りにジロウ・翼が加わっていないことに何か重大な伏線が・・・ないか。
ピーナッツバトルでファインプレーを見せたサルブラザーに、戸惑いつつ拍手するソノニも可愛すぎ!
見ごたえありすぎで最高すぎた!
主役のピンチをコミカルに描いて大復活、素晴らしすぎる!
ヒトツ鬼化するお供たち
「脳人は決してヒトツ鬼になることはない。」
高次の人間である脳人は決してヒトツ鬼にならないのですね。
そう考えると人間は数々の欲望や煩悩で常に支配されているものだと気づかされる、非常に重い一言であったと、しみじみ感じました。
「馬鹿馬鹿しい!私たちがヒトツ鬼などになぁ」
「そうよ!あり得ないわ。」
からの、あっさりとヒトツ鬼化草すぎぃw
真一・はるかはタロウ復活を知るやすぐさまヒトツ鬼解除したものの、やっぱりキジは曲者ですね~w
二度目のヒトツ鬼化とか正義のスーパーヒーロー大失格すぎて、ドンブラの強すぎるアクをめいっぱい堪能しました!
喫茶ドンブラのやり取り、全てが神だった。
ジロウグッジョブすぎる
いや~今回の闇ジロウ、グッジョブすぎましたね。
ジロウは結局二度もタロウの命を救っており、これは既にお供ではなくタロウと同等もしくは右腕的扱いでもいいのでは?
タロウを介抱する闇ジロウ、
「脈が弱い。だが、どうすれば・・?」
と言いつつ、川の水で湿らせた布を額に当てるの可愛い。
タロウ憎しといえど、絶命してほしいわけではない。むしろタロウのことを強く求めている。ジロウ&闇ジロウが馳せるタロウへの強き思いに目頭が熱くなりました。
その後のワチャワチャゲームに参加することもなく、スッと姿を消す闇ジロウもカッコ良すぎて、ドンブラザーズという作中にシリアスを貫くキャラクターがいることは心の憩いですね!
闇ジロウ、ありがとう!
まとめ
堂々復活、ドンモモタロウ!
そしてみんなのエキスを吸ってオミコシフェニックスゲット、ゴールドンモモタロウ見参!
素晴らしすぎる主役パワーアップ回となりましたね!
次回は、
ドン34話「なつみミーツミー」
ついについに、翼と夏美の再会!?
そして翼とつよしの対立!?
それでは今回はこのくらいで。
最後までお付き合いくださり、ありがとうございました!
いっすんでした!