36話感想考察翼が人間界に戻った理由はツル獣人の助力か

暴太郎戦隊ドンブラザーズ

ドン36話「イヌイヌがっせん」

の感想・考察をお話ししていきます！
（ネタバレを含むため、まだご覧になっていない方・ストーリーを知りたくない方はご注意願います）

今回の放送をいっすんの印象でまとめると、

翼が人間界に戻った理由は、折り紙耐性とツル獣人の助力という可能性

それを感じさせる、全体的に謎多き内容という印象でした！

今回も情報入り乱れすぎでスーパーお腹いっぱい！

初名乗り、ツル獣人初変身、初トラドラオニタイジン極、ドンブラメンバーが獣人を初めて滅殺・・・初出の事項だけでも情報多すぎぃい！！

そのような中、重要な獣人界隈の謎も徐々に明かされることとなり、ますます佳境に入ってきたといったところ。

人間界と獣人を繋ぐ扉・翼が人間界に戻った理由について感想を交えながら考察していきますので、ぜひ読んでみてください！

ドンブラザーズ36話いっすんの感想と考察

人間界と獣人を繋ぐ扉

人間界と獣人を繋ぐ扉の存在が示され、そしてそれがどこにあるのかまでは謎のまま。

この扉が一体どこにあるのか、その可能性について2つのポイントに焦点を充ててみました。

守護人である陣の目をかいくぐって獣人が人間界に扉を開いたその場所は、9話に出てきた狭山たちが乗っていたバスが通ったトンネルが扉である可能性が高いと言えます。

9話エピローグにてバスがトンネルに入り、トンネルから出てきた直後に搭乗者は全て消失。

トンネルから出た直後のカットでは、カメラが運転席側から乗客席を映すアングル。

そのアングルから、今しがた通ったばかりのトンネルのその先の景色（バスが通ってきた景色）が見えることに。

つまりトンネルの長さは結構短いということが分かります。

トンネルの長さが短いにもかかわらず、あれだけ大人数の人間が一気に消失する可能性としては、ネコ獣人狭山が翼を飲み込んだときのような異空間へそのまま続いている扉（瞬間的なテレポートを可能とするゲート）という可能性が高め。

それともう1つのポイントは、ネコ獣人狭山の腹部が扉であるという可能性。

21話でネコ獣人狭山は、アノーニを捕食する際に口から吸い込む描写。（アノーニを食べたあと紫色のゲップのような吐息も出していたので、扉による転移ではなく捕食の模様。）

前回35話にてツル獣人とネコ獣人狭山がアノーニを奪い合う際、両者共にそのまま捕食しようと口に吸いこもうとしていましたが、ツル獣人が退散したあとにネコ獣人狭山は腹部にゲートを開いてそこへアノーニを吸い込んでいます。

口からアノーニを吸い込むではなく、腹部からゲートらしきものを開き吸い込む動作。これは獣人が初めて見せる挙動。（翼もこの時に乱入し、狭山の腹部に吸い込まれたかたち。）

35話にて陣が、

「その昔、この場所は獣人と人間界を繋ぐ扉だった。今は、ドンモモタロウを育てた罪のせいで私がここを封印している。」

「もし獣人が人間界に現れたとしたら、獣人は新しい扉を開いたということになる。」

と翼に教えていましたが、この陣の言葉との結びつきを連想させるのが『新しい扉こそがネコ獣人狭山の腹部』にあるのではということ。

9話のトンネルゲートについても、話数的には少し古めですが陣からしたらこちらも新しい扉でしょう。

つまり現状新たな扉は2つ確認できるということで、その行き着く先はどちらも『眠りの森』であることが濃厚。

『眠りの森』は獣人同士が共有する食糧庫のような場所であり、陣がいる異空間と同列の抽象的な空間であると思ったのですが、眠りの森こそが人間界と獣人の世界をつなぐ扉の行き着く先、すなわち獣人が住む世界の模様。

『眠りの森』にはネコ獣人にコピーされた人間だけではなく、ツル獣人にコピーされた夏美本体も存在していたため、さしずめ獣人の共有サーバー。

しかし捕食するためのアノーニを奪い合うほど仲の悪いツル＆ネコが共有サーバーを仲良く使うメリットは互いに薄く、つまり『眠りの森』こそが獣人の住む世界（獣人共通の大地）という回答に結びつきます。

トンネルに扉があること、ネコ獣人狭山が扉を開く能力をなぜ蓄えたのかまではまだ不明ですが、いずれも元老院が深く関わっている可能性が高いのではと勘繰るものです。

翼が人間界に戻った理由

エピローグでは翼が眠りの森から帰還し、獣人を倒すという怒涛の展開。

ここで眠りの森で翼が目を覚まし人間界に帰ってきた理由として、3つの可能性について考えていきたいと思います。

まず考えられるのは、『ソノニが自力で扉を見つけた』という可能性。

9話のトンネルゲート、それからネコ獣人狭山の腹部ゲートをソノニが自力で見つけたという可能性もありますが、それを考察するには材料が足りない印象。

むしろソノニが扉を見つけた可能性は低いと考えます。

その理由は、9話のトンネルゲートは人間界と獣人の世界をつなぐ扉の可能性がありますが、これを偶然見つける確率が至極低いこと。

更に、ネコ獣人狭山の腹部ゲートに至っては、実際に自身が狭山の腹中に入っていかない限り見つけることは不可能で現実的とは言えないこと。

加えて、ツル獣人＆ネコ獣人に苦戦するタロウに加勢したのがソノザのみということで、ソノイは陰に隠れて地団駄を踏みつつその場にいたものの、ソノニは見当たらず。

『ソノニこそが翼を助けていた』というミスリードを誘う演出の可能性の考慮も一つの理由です。

続いて『翼には折り紙が効かない』という可能性について。

まず折り紙の特性を整理したいと思います。

翼はネコ獣人の折り紙を食べたのが今回で二度目。

一度目は11話でネコ獣人狭山によってネコ折り紙を食べさせられ、高熱を出すもツル獣人によって折り紙を消去される。

二度目は前回35話。

ネコ折り紙を二度食べていることで、翼に耐性がついていた可能性はないかと考えます。

公式の詳細図解では、「獣人からコピーされた人間は森で眠り続ける。」とあり、コピーされたら眠るという流れの模様。

しかし逆パターンの「折り紙が眠り効果を持つ。」という証拠もあります。

それは、夏美が行方不明になった時からずっと眠っている劇団員たちが折り紙を食べていること。

ここでコピーされたのは夏美のみ。劇団員たちはコピーされていないにもかかわらず今なお眠り続けているという状態で、折り紙が眠り効果を持つ明示です。

通常は食べれば眠るはずの折り紙を食べても、翼は一度高熱を出して拒否反応を起こす特異な反応。

高熱はウィルスや細菌などに対抗するべく免疫を高めるための副作用的に発症する防衛システムですが、翼の場合はドンブラメンバーという関係上防衛的な処置が働いたのかも。

そこで今回も拒否反応を起こし、一度食べたことのあるネコ折り紙ということである程度の抗体もできており、自ら折り紙を消去し目を覚ました可能性も捨てきれません。

もう一つの可能性は、『ツル獣人が翼を助けた』ケース。

ツル獣人と翼はそもそも関係が深く、長いです。

1年前に起きた劇団員失踪事件以来、『夏美の夢：みほ』の姿で何度も翼と会っており、11話においては苦しむ翼のネコ折り紙を口から取り出し消去。

現在は仮初めとは言え一緒に暮らす仲。

そしてタロウとの会話の際に乱入してきたネコ獣人翼を見るや、翼が獣人と化したことを知ったツル獣人は『脳人のソノニが助けようとしていた人物は翼その人である』と結び付けたことでしょう。

ツル獣人が翼を助けた場合の考えられる理由としては、2つ。

考えられそうな理由としては、翼を特別視している可能性。

その裏付けとしては先ほど述べた通りで、通常の人間とは異なる『戯れ』に似た感覚を翼に抱いているのかもしれません。

しかしもう一つの理由「獣人をバラバラにしようとの算段」も全く捨てきれるものではなく、なぜその考えに至ったかというとタロウへ語った獣人の秘密、

「本物の犬塚翼は眠りの森で眠っている。だがもし本物の犬塚翼が人間界に帰還できれば、獣人は不可殺ではなくなる。倒すことができる。」

これを語って得られるメリットは、獣人側には本来一切なし。

むしろ知られるべきではない機密を外部へ暴露し、内部から破壊しようとの策略・無邪気な気散じのように感じた次第。

この秘密暴露に関連して、ツル獣人が獣人をバラバラに解体しようとの目論見のまま翼を解放したとも考えられます。

人間界に戻ってきた翼がネコ獣人を倒す際、ためらうことなく獣人を倒しに行きましたが、あの迷いのない翼の鋭い眼光は獣人が既に不可殺ではないことを知っているように見えました。

ツル獣人が翼を助け、それと同時に秘密を暴露し「今なら獣人を倒せるぞ」とけしかけた可能性を濃厚にする一コマとも感じます。

更にソノニが助けようとしていた人物＝翼がツル獣人の中で結びついたことで、このままネコ獣人翼が不意にムラサメに殺されては惜しい。
ここで一旦翼を人間に戻しておくことで、今後ソノニとの駆け引き材料に使えそうだ（「人質を殺しては意味がない」と同義）、という意図もあるのかも。

いずれも憶測の域を出ませんが、今後ツル獣人の動向が物語の核となりそうで見ものですね！

ドンブラザーズ36話いっすんの一口感想

あまりにも盛りだくさんすぎて、本当に一口感想となりました！

ドンブラザーズ、一体どれだけ盛り込めばいいのでしょうか、神作品すぎですね！

まとめ

お腹いっぱいすぎた36話、情報てんこ盛り！

ネコ獣人翼が爆盛り料理を人に食べさせていたあたりの描写も、盛りだくさんの情報も、両方満腹感に関係してるかもｗ

次回は、

ドン37話「イとニとザとシ」

なんと、追加戦士ならぬ追加脳人！！

どこまでも我が道を貫くドンブラ、まさにレジェンド！

新キャラ『ソノシ』は体たらくの脳人を監視・粛清するための監察官とのこと。

またマリちゃんみたいなキャラで濃いな～ｗめっちゃ楽しみですね！

しかし公式の、

イ「おでん……美味なり……」
二「犬塚翼……♪」
ザ「漫画漫画漫画漫画漫画」

……この体たらくに、「シ」が制裁！！

引用元：暴太郎戦隊ドンブラザーズ東映公式サイト「ドン37話 イとニとザとシ」

イとニとザの描写が的確かつそのまんますぎて草ｗ

それでは今回はこのくらいで。

最後までお付き合いくださり、ありがとうございました！