仮面ライダーリバイス
第19話「デモンズ注意報、ヒロミ包囲網!?」
のあらすじ・ネタバレ感想をお話ししていきます!
(ネタバレを含むため、まだご覧になっていない方・ストーリーを知りたくない方はご注意願います)
今回はヒロミさん&デモンズドライバーに焦点が当たりました!
ヒロミさんの同期千草の裏切りによって命を危険にさらされる中にも、同じく同期の竜彦との固い友情を再確認するに至る、素晴らしいお話しでしたね!
デモンズドライバーが生命を喰らうという脅威も明らかとなる、非常にシリアス満載な回でした!
シリアス回の中で、いっすんが気になった点を絞ってみました!
- バイスを押し売りする一輝
- さくらの勘違い
- ヒロミと竜彦の絆
バイスを家族に対して押し売りする一輝について、そしてさくらの勘違い行動などにズバッとメスを入れていきますのでぜひ読んでみてください!
仮面ライダーリバイス19話ざっくりあらすじ
さてそれでは、まず仮面ライダーリバイス19話のざっくりあらすじをご紹介します!
ヒロミ注意報
ヒロミは同期の山桐千草(奥山かずさ)と共に元司令官の墓石に花を手向けていたところ同じくヒロミと同期の田淵竜彦(宇治清高)が現れて、ヒロミを罵倒してきました。
罵倒の内容は『元司令官がデッドマンズに成り代わって殺された責任はヒロミにあり、ライダーになる資格はない。デモンズドライバーを渡せ。』というものでしたが、その話の最中にヒロミは体調悪化で倒れてしまいます。
千草はしあわせ湯を訪ねて一輝と大二に対して、自身がオルテカの元へ潜入捜査を行っていること、それからヒロミに無理をさせないでほしい旨を掛け合い来たのでした。
一輝と大二はヒロミの体調悪化を懸念していたところだったため、それを承諾します。
さくらが空手道場で稽古中、元フリオである玉置が訪ねてきます。
その理由は、アギレラ様の話し相手になってほしいというものでした。
さくらはアギレラと会い、一輝であればアギレラと悪魔を分離させることができると伝えるも全く取り合わず、アギレラはクイーンビー・デッドマンとなりさくらもジャンヌとなり応戦。
短い時間拳を交えた後、結局全く話し合いにならぬままアギレラはその場を去ります。
千草の裏切り
一輝と大二はつらそうにするヒロミに、闘いをやめるよう掛け合うも効く耳を持ちません。
ヒロミは異常な体調悪化でデモンズドライバーに対しての疑念が強まり狩崎を問い詰めますが、「あのドライバーは本来君のものじゃない」という意味深な言葉を放つのみ。
そんな折、千草より『オルテカが大勢の人たちをギフテリアンにしようとしている』という情報が入ってきたため、一輝と大事は現場へ駆けつけます!
しかしそこにいたのは数十名のデッドマンズのみ。
いぶかしんだ一輝はその場を大二に任せて戦線から離脱!
その頃ヒロミと竜彦が廃校舎で会いそこへ千草も合流しますが、オルテカも同時に登場!
なんと千草はダブルスパイであり、現在はオルテカの協力者であった事実に愕然とするヒロミと竜彦。
オルテカはダイオウイカ・デッドマンとなり、ヒロミたちと交戦します!
デモンズドライバーの脅威
複数のデッドマンズを任せられた大二ことライブは、ジャッカルゲノムを駆使して敵を一気に殲滅!
オルテカと交戦していたヒロミ&竜彦は苦戦を強いられ、竜彦にギフスタンプが押されようとするその直前に・・・
一輝登場!オルテカの陰謀を阻止します!
一輝&バイスがヒロミたちからオルテカを引き離したところで、千草も戦線を離脱。
そこでヒロミは竜彦の「お前を守りたかった。」という言葉に衝撃を受けます。
竜彦はヒロミを守るために体調不良の原因であるデモンズドライバーを奪い取ろうとしていたことを告げ、ヒロミと竜彦はお互いの友情を確認し合いました。
ボルケーノバイスタンプでリバイボルケーノレックス、バイスバリッドレックスとなりオルテカに挑むも、ギフテリアンが邪魔に入り乱戦となります。
そこへヒロミが登場!
デモンズドライバーで変身しようとしたところ、なんとデモンズドライバーから「変身しろヒロミ・・お前の命、喰らう」という不穏な声が聞こえてくるのでした・・!
仮面ライダーリバイス第19話【デモンズ注意報、ヒロミ包囲網!?】いっすんの感想
ではあらすじを振り返りつつ、いっすんの感想をしたためていきますね!
バイスを押し売りする一輝
しあわせ湯におけるディナー時、バイスがディナーのカレーが食べたいと一輝に懇願してきましたね。
一輝はそれを「わかったよ」と、すぐさま承諾して自分にスタンプを押しバイスを登場させてしまいますが、これはいささか問題があります。
ボルケーノバイスタンプを巡って一輝がバイスが鉄の絆で結ばれ、今までの関係が一変し一気に距離が縮まったことはわかります。
それに、いつも頑張ってくれるバイスにも報奨を与えたい気持ちもよく分かります!
しかし、一輝の家族はどうでしょうか?
たとえバイスが一輝から生み出された悪魔であったとしても、家族からしてみれば恐怖と脅威の対象であることに違いはないのです。
母幸実が実体化したバイスに対して「私を食べようとしたこと、まだ許してませんので」と一喝しますが、これは至極正常な反応と言えます。
バイスが「あの、お母さん。本っ当に食べたいんだけど・・。」と可愛らしく懇願する姿は本来笑いを誘うシーンでしょうが、このようなかたちで表現するギャグにはかなりの強引さを感じてしまいました。
いくら一輝とバイスが最強のバディを結成して仲が睦まじくなったとはいえ、家庭内でカレーを食べたいという理由だけで、本来危険をもたらすハズの悪魔を誰の承諾も得ずに出していい理由はどこにもありません。
家族や自身の命を守るというならいざ知らず、平穏な家庭内においてバイスの押し売りは誰も求めていないのです。
一輝のおせっかいで周りが見えなくなる性格が、悪いかたちで出た典型と言えるでしょう。
今回の一件は、【悪魔とのバディ】というコンセプトを優先しすぎるあまり【家族を守る】という大事なコンセプトからは大きく逸脱してしまう結果となってしまいましたね。
『バイスも含めて家族』ということなら正解かもしれないけど家族の反応を見るに、現段階においてそれは無理がありそうですね。
さくらの勘違い
さくらは空手道場を訪ねてきた玉置から、「アギレラ様の話し相手になってほしい」という依頼を承諾してアギレラと会います。
さくらはアギレラに会うなり、
「アギレラ、目を覚まして!」
「一輝兄ならあなたを悪魔と分離できる・・! 」
玉置からアギレラの話し相手になってほしいと言われたはずが、
相手の話しを何も聞かないうちから自身の意見を一方的に押し付けました。
さくらの強い正義感や、アギレラを救いたいという気持ちはよく分かります!
しかしここでのさくらの役割は、『アギレラを説き伏せて人間に戻すこと』ではなかったはずです。
玉置からのお願いは、アギレラの話し相手になることではなかったでしょうか。
フリオから人間に戻った玉置は、それまでの【自分がアギレラ様を守る】という意思を貫くことが困難になりました。
むしろ玉置は既に一度アギレラから守られており、突然の立場逆転、そして完全な人間に戻ってしまったことも相まって、玉置はアギレラとの接し方に非常に難しさを感じているはずです。
そんなアギレラの心の拠り所となり得る一つの可能性、それはさくらでした。
以前アギレラの方から目を付けていたさくら。
『興味の対象が話し相手になることで、少しでも心境の変化が訪れるのでは・・?』との玉置の考えだったのではないでしょうか。
しかも変身したアギレラは威嚇の意味合いが大きかった。
本気で攻撃するつもりはなかったのです。
その証拠に、クイーンビー・デッドマンの攻撃を生身のさくらが2度も軽々とかわし、いなしています。
アギレラがオルテカのフリオ殺害を阻止した際に、割って入ったクイーンビー・デッドマンの光速の如き早さはさくらも現場で目にしているはずです。
アギレラがあの速度とパワーではなく、生身で軽々かわせる攻撃を繰り出してくる意味をさくらは理解すべきでした。
更には、アギレラはジャンヌとなったさくらに対して思い切り飛び掛かるということもなく、少しの間様子を見ています。
変身後の攻撃力や防御力はお互い数段上がるはずで、さくらがジャンヌとなったことで本来は思い切り攻撃ができる状態になったわけですが、アギレラはそれをせずに一拍置いているのです。
これは本気で攻撃する意思がないことを表しています。
にもかかわらず、さくらはジャンヌとなりクジャクバイスタンプのリバディアップで猛攻!
この時点でクイーンビーは「うぅっ・・!!」とうめき声をあげ、ひるみます。
しかしさくらはそこで止まらず、
クジャクリベラルスマッシュで大技を叩き込み、本気で迎撃!
クジャクバイスタンプでリバディアップした猛攻の時点で、クイーンビーはかなりひるんでいたのですが、ここまで圧倒的にねじ伏せる必要があったのでしょうか。
相手が自分の意見を聞く耳がないと知るや、武力や圧力で徹底的に制圧する。
これは侵略国家や独裁者の思考パターンと酷似しているため、いっすんは今後のさくらが非常に心配なのです。
場の空気も相手の意思も攻撃の加減もわからないさくら。
最近のさくらの独断による問題行動はちょっと目に余るものがありますね。
さくらはせっかく良いキャラなんだから、どんどん空気読めない人間にさせないでほしい!これからのさくらに期待したいです!
ヒロミと竜彦の絆
同期の中で二重スパイが出てしまうという衝撃に激震するヒロミと竜彦。
しかも同期の中で最も仲の良かった3人のうちの一人、ということでその衝撃は計り知れないものがあります。
しかし竜彦はヒロミを守るために体調不良の原因であるデモンズドライバーを奪い取ろうとしていたことを告げ、
ヒロミと竜彦はお互いの友情を確認し合うことができましたね!
『恐らく真実を言ってもヒロミは絶対に聞いてくれない、ならば思い切り罵倒してライダーの資格がないことを告げればデモンズドライバーを奪い取ることができるのでは!?』
と、不器用な竜彦なりに考えたのでしょう。
そしてデモンズドライバーを運よくヒロミから奪い取ることができたとしても、今度は竜彦へそのダメージの矛先は向いてきます。
しかしそれでもいい、自己犠牲をいとわずしてでも同期のヒロミを救いたい。
竜彦の葛藤や勇気ある行動を思う時、熱い胸の内が伝わってきて涙なくしては拝せませんでした!
同期の中から二重スパイという衝撃的なイベントは一見災いしかもたらしていません。
しかし、そのようないざこざがありオルテカ等も乱入してきたおかげで、竜彦の胸中をヒロミは知ることができたとも言えます。
竜彦はヒロミを罵倒してまでドライバーを奪い取る、そのような不器用さを馬鹿正直に実行してしまうほど周りが見えなくなる性格です。
誰かを救うためには自己の犠牲には目をつむり、そして真実を胸の内から解き放つことは絶対にしないでしょう。
しかしオルテカらに対してヒロミと共闘し、オルテカにスタンプを押され命を失わんとする直前に一輝に救われるという・・・極限かつ異常な状況が続いたことで、竜彦の色々な心のリミッターが解除されたのでは思っています。
このような異常な状況が続かない限り、竜彦がヒロミに真実を伝えるとは思えないのです。
そんなまっすぐで不器用な男、しかしそれこそが最高にこの男の良さを引き出しているな・・と、竜彦の魅力に魅入られてしまいました!
これらを思う時、二重スパイが同期から発出された災いによって、ヒロミと竜彦の熱い友情が再度結束されるという幸いも同時に得ることができた・・・そんな貴重なイベントだったと感じています!
昭和臭さ感じるアツい男の友情に、感動した!!
他のファンの反応
仮面ライダーリバイス19話を見た、他のファンの反応をご紹介します!
確かにw
一輝よりも激しかったので、もうちょっと優しくしてほしいですね!
ヒロミさん悲愴感漂いすぎてますよね。おっかなくて観れない、その気持ちよく分かります!
みんなヒロミさん大好きですね!
仮に退場であったとしても、一時退場であることを願います!
まとめ
公式ツイッターのまとめはこちら
一輝とさくらの行動にはヒヤヒヤとさせられる局面もありましたが、ヒロミさんと竜彦の熱い絆も結託された素晴らしい回でした!
アギレラ様と玉置の今後も気になりますね!
次回は、
第20話「非情で無情な、変身の代償」
です!
デモンズドライバーから聞こえてきた不気味な声によって、ヒロミさんは変身へためらいを感じてしまいます。
狩崎からはデモンズドライバーの新たな恐怖を聞くこととなり、悩むヒロミさんは・・!?
それでは今回はこのくらいで。
最後までお付き合いくださり、ありがとうございました!
いっすんでした!