36話考察ベイルの行動の真意と花&真澄の相対的構図

仮面ライダーリバイス36話感想考察ベイルの行動の真意とアギレラ&真澄の相対的構図

仮面ライダーリバイス

第36話「岐路に立つ人類、それぞれの決意」

の感想・考察をお話ししていきます!
(ネタバレを含むため、まだご覧になっていない方・ストーリーを知りたくない方はご注意願います)

今回の放送をいっすんの印象でまとめると、

アギレラ爆誕が尊く、真澄との相対的な構図も上手かった

そんな回でしたね!

仮面ライダーアギレラ、ついに爆誕してしまいましたね!!感無量すぎます!!

思えばアギレラとして悪の限りを尽くしてきた過去から、さくらとの因縁が長く続き、まさかのウィークエンド在籍、からの~仮面ライダーアギレラ!には、これほど紆余曲折した異色のキャラクターは珍しいなという印象。

他にも、大二の孤独な闘いや赤石の言葉に踊らされる民間人の意味するもの、そしてベイルの真意などについても感想と考察を盛りだくさんでお話していきますので、ぜひ読んでみてください!

いっすん

仮面ライダーアギレラ!!

目次

仮面ライダーリバイス36話いっすんの感想と考察

いっすん

それでは仮面ライダーリバイス36話いっすんの感想・考察です!

アギレラと真澄の相対的な構図

ベイルの行動の真意とアギレラ&真澄の相対的構図
引用元:YouTube/【仮面ライダーリバイス】<第36話>5月22日(日)放送 予告動画

元アギレラこと夏木花がついに仮面ライダーに変身しましたね!

しかも”仮面ライダーアギレラ”とは、デッドマンズ時代の彼女を包括してのナイスなネーミング。

狩崎の父真澄がクイーンビーバイスタンプを花に渡す際、

「アギレラであったことを恥じる必要はない。むしろ誇りに思いなさい。」

という言葉をかけたことで、アギレラを滅するのではなくアギレラであった過去と共に生きていく覚悟を決めるに至った花。

幼少からデッドマンズという組織で生きてきた花を肯定し、それをむしろ強さに変えろと促す真澄。

この真澄の言葉は、実は自分自身に向けた言葉だといっすんは受け取りました。

真澄は白波純平の命を救うという善根とは言え、禁断の悪魔の細胞移植を敢行。

真澄はそのことで数々の苦難と苦闘を強いられてきた純平=元太や五十嵐家に対して常に負い目がありますが、

「純平を救ったことを恥じる必要はない。むしろ誇りに思うのだ。」

と、自身を奮起させる意味合いを込めながらも、表向きには花を激励。

【過去の真澄はギフの倒し方に気づいていた・・?】
朱美さんが言っていた「ギフを倒すにはギフの力が必要」という事実、ギフを倒すための唯一の手段に過去の真澄は気づき、移植手術に賭けていた意味合いもあったのではないか。
悪魔の細胞を純平に移植すること、その唯一の手段に賭けた結果・・・いまだ苦境や劣勢に変わりはないが同時に光明も見えているという自負があるのでは。

『その光明を見出した過去の自身の判断を悔やむことはない、むしろ誇りに思うのだ。』との真澄自身への激励・奮起でもあったようにいっすんは思います。

真澄と花は後ろ暗い過去を抱えつつも贖罪のために奮闘する相対的な構図を描いており、だからこそ真澄の言葉が花に響き、そしてまた花の生きざまが真澄を鼓舞させます。

この美しくも綺麗に描かれた二人のシンメトリーな構図が、「すごくいいなぁ・・」と、心の底から感動を呼び起こしてくれました!

いっすん

真澄も花も、心から贖罪を願って奮闘する姿が本当に美しい!

無気力な人々は現代人への風刺?

ベイルの行動の真意とアギレラ&真澄の相対的構図
引用元:YouTube/【仮面ライダーリバイス】<第36話>5月22日(日)放送 予告動画

ここ数話、奔走し、抗い、一輝たちからも孤立する大二。

「大義のためには象徴的な犠牲が必要だ」

との言葉通り、”象徴的な犠牲”の標的として大二をあてがう赤石。

ギフに対抗する唯一とも言うべき仮面ライダーでさえ歯が立たなかった、だから人類はスタンプを押して移住するしかないのである、との大義名分のため。

この役回りと最近の大二への仕打ちが痛々しく、翻弄され死に急ぐかのような危うさを見ているとなんとも心地悪いです。

そして人類の動向はと言うと、反対派が一部いるもののワクチンを接種するかのようにバイスタンプ押印をこぞって求める様相を呈しています。

確かにギフの強大すぎる力を目にした人々は畏怖を抱き、赤石に従うしかないと思い至ったのかもですが、もっとやれることはあるはずでは?と思ってしまったもの。

仮面ライダーが通用しないのであれば各国協力の元、最新の兵器や核兵器や何かしらの対抗策を用いて戦うこともできるはず。

民間人も政府もマスコミも赤石の先導に踊らされるばかりで、自分たちの頭で考えることをやめている=無気力ささえ感じます。

人類の悪師たる赤石の思惑を見抜くことも断片ですらも知ることができず、唯一抗い続けるウィークエンドや仮面ライダーを支援するでもなく、また、自分たちで戦うことすらしない。

このリバイスの民間人や取り巻きを見るにつけ、現代の日本人の無気力さやネガティブサイドの同調性を揶揄的に風刺しているのかもしれません。

強大な脅威が迫るときこそ、一人一人が自分たちの頭で考え行動を起こすことの大切さを説いている可能性も否めない・・・と、いっすんは今回の一連で感じたものでした!

いっすん

大二には早く一輝サイドに合流してほしい!

ベイルの行動の真意

ベイルの行動の真意とアギレラ&真澄の相対的構図
引用元:YouTube/【仮面ライダーリバイス】<第36話>5月22日(日)放送 予告動画

玉置をさらって元太の居場所を聞き出すどころか、逆に尾行による奇襲を受けて更には赤石の潜伏先をウィークエンドサイドに知られてしまうベイル。

しかもピンチに初登場するチートとは言え、仮面ライダーアギレラに手も足も出ず完敗。

五十嵐兄弟をまたしても血祭りにあげることに失敗した上、スタンプを取り込まれない限りベイル攻略が可能という事実も示してしまった今回。

これらを見るに、ベイルの大失態の数々と言わざるを得ません。

いっすん

しかしながらベイルは、「ただ失態を晒しただけではなく何か意味があっての行動では?」と思い立ち、これらベイルの行動の真意について考察してみました!

まずベイルが赤石の居場所を玉置に話すあたり、赤石との関係は悪魔の興味本位・気まぐれでしかないことを更に濃厚とさせました。

35話では「五十嵐兄弟を殺してはダメだぞ。」との赤石の言葉にベイルは、「嫌だと言ったら?」と赤石を煽っています。

この時点で利害関係が成立していない仮説が立ちましたが、やはりベイルはさほど赤石のことを気にしていない様子が見てとれた今回。

そう考えると赤石の居所を知られたところで大した痛みも伴わないベイルのリークは、失態ではなく遊戯と表現するほうが正確かもしれません。

そして登場回数が多い割にはいつもいいところで退散して、全然五十嵐三兄弟を血祭りにあげる気がないベイル。

これは元太のことが気にかかる所以ではないかといっすんは考えます。

「ベイルは俺の悪魔だ。決着は俺がつける。」と元太が発言していたように、ベイルもまた元太との決着を待ち望んでいるということ。

ベイルの唯一の願いであり、そして彼の行動原理がここにあるものと思われます。

そしてベイルは今後バイス的な立ち位置になることを予想しています。

その理由として、五十嵐兄弟に対して「血祭りに上げてやる」と威勢を張りながらも命を奪う危険な素振り=凶悪な殺意を毎回見せないこと。

更には今回、ウィークエンド本部を飛び出した花を追ったさくらがベイルとバッタリ遭遇してしまったシーンで、ベイルは悠長にジャンヌの変身を待っています。

本当に五十嵐家を傷つけてでも元太に会うつもりならば、変身前のさくらを瀕死状態にして居場所を聞き出し、それでも言わないならば命を奪いその亡骸を一輝たちの前に差し出すでしょう。

それをすれば激昂した元太が必ず出てくるはず。

このような残酷な描写はニチアサで厳しいことは承知の上ですが、ベイルがあまりにも毎回悠長に構えていることの真意としては・・・やはり根はバイスのような悪魔だという結論に至ります。

ベイル(vail)の単語は、

おろす、屈服する、頭を下げる
(敬意・服従を表して)〈銃など〉を下げる

という意味があります。

これを見るに今は元太との決着を心待ちにしているものの、決着がつけば敬意を表して服従する準備のあることを示しているものと解釈できます。

このように一見失態に見えるベイルの中途半端な行動の全てに、実は一貫した意味を持たせることもできるなと思った次第でした!

いっすん

ギフを倒すには、バイスの力もベイルの力も必要不可欠であってほしい・・!

仮面ライダーリバイス36話いっすんの一口感想

アギレラ変身について一言

アギレラこと花が仮面ライダーアギレラに変身したことについて、巷では「主人公を差し置いて良いシーンを持って行くなよ」とか「アギレラ変身は意味分からないわ」とか否定的な意見もいくつか散見されました。

それについていっすんとしては、

宿敵やライバルが味方となり、ピンチを救う展開は良作としての王道

まずはこれが第一に言いたいことです!

批判したくなる気持ちはわかりますが、敵だった者が紆余曲折し仲間になるのはやっぱり見ていて最高に心地がよくそして受け入れやすいシナリオ展開なんですよね。

製作陣は「敵を味方にするなよ」など否定的意見はもちろん予測したことでしょうが、それでも覇道を突き進む王者のような貫禄漂う仮面ライダーリバイス、この上なくカッコイイ!!というのがいっすんの見解です!

そして主人公がかすんで見えるのは他の『個』が立っているから。

主人公以外が個性のあるドラマを持たない物語なんて味気なくて良作とは言い難いもの。

常に主人公がメインで出張り、ピンチでは必ず主人公が奮い立ち、そして毎回フィニッシュは主人公。

このような抑揚のないストーリーでは趣に欠けます。

それぞれの主だったキャラクターたちにドラマ・シーン・見せ場を用意してこそストーリー全体が光り輝いてくるもの。

メインキャラクターたちそれぞれに違った色のスポットライトを浴びせることができる作品は、良作の王道を行く素晴らしい作品であることに違いはないでしょう。

そしてストーリー上の唐突感は否めませんが、花はアギレラであったことを心から悔い贖罪を望んでいます。

たとえ過去の行いが責められるものだとしても、その者が心からの改悔(かいげ)を起こし全魂をこめて贖罪に奮い立つとき、それは悪が転じて善となる瞬間。

花の心からの改悔に際して、暖かく背中を押してくれた似た者同士の真澄がいたからこそ、居場所を与えてくれたさくらがいてくれたからこそ、空回りが多くてもそばにいつも玉置がいてくれたからこそ、仮面ライダーアギレラになるに至ったのです。

『ぽっと出で仮面ライダーになっちゃった』のでは決してない深いドラマがそこにはあり、いっすんとしては「アギレラなんで変身?」に一切なることはなく、むしろ大歓喜でした!!

いっすん

仮面ライダーアギレラ、爆誕!!

大二合流はいつのことか

朱美さんが赤石の陰謀によって姿を消したあたりから、大二は周りが見えず後先を考えずに”正義のために”先走り、そして孤立しています。

今回はそれが特に顕著で一輝たちと完全に別行動のシーンのみとなり、大二とホーリーライブが雑魚を相手に手間取る姿、ヘルギフテリアンという新たな驚異にボコボコにされるなど散々。

そして今話の最後ではバイスタンプ押印に疑念を抱きつつも何かを悟り、押印を希望する民間人を会場へ案内する覇気を失い身も心もボロボロになった大二・・見ていて辛い!

そして次回予告では

「兄ちゃんは平和と自由どっちをとるんだよ?」

ケンカ腰に吹っ掛ける大二の姿が見受けられ、大二の孤立が一体いつまで続いてしまうのか心配が絶えないですね。

いっすん

大二が孤独に奔走するきっかけとなった朱美さんの一件、早く片が付いてほしいですね!

玉置がナイス

玉置はやっぱりシュールで良いキャラであることを再認識した今回。

花が拳銃を放っても全く通用しない相手に対して、生身の玉置タックルは草すぎですw

案の定ベイルにボッコにされ鼻血をしたたらせつつ白目ぎみな玉置も、笑ってはいけないシーンではあるもののギャグとしか思えないような表情につい草がw

変身を大きく空振った件もナイス前座でしたが、ベイル撃退後にウィークエンドにて「俺も変身したかったなぁ」が素直で可愛くて草w

玉置は正直で無謀で馬鹿なところもあって、それでも守るべき人のためや思い立った時の熱き情熱は誰にも止められないほどの熱量も持っており、憎めないキャラクターで大好きです!

「玉置豪、頑張ります!みんなを笑顔にします!!」

を受けて、さくらのウケる仕草があまりにも自然すぎたというか、意表を突かれて吹き出した感があって・・ひょっとしたらこの最後のセリフは八条院蔵人君のアドリブなのかもですね!

いっすんも吹き出しましたw

いっすん

玉置サイコー!!

まとめ

今回は仮面ライダーアギレラが爆誕したことが一番強烈な印象のお話しでしたね!

いっすんの宿願であった、ジャンヌとアギレラのツープラトンがさく裂する日は近い・・!?

そのときはキターーーーーーーーー以外の何物でもなく大興奮して感無量になること間違いなしです!!

いっすん

蛇と女王蜂のスペシャルタッグを心待ちにしたいですね!

そして大二、ベイル今後の先行きも非常に気になるところ。

物語も終盤に差し掛かってきましたが、ますます目が離せない仮面ライダーリバイス、全力で応援していきたいですね!!

それでは今回はこのくらいで。

最後までお付き合いくださり、ありがとうございました!

いっすん

いっすんでした!

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