トロピカル~ジュ!プリキュア
第42話「襲撃!最強のヤラネーダ!」
のあらすじ・ネタバレ感想をお話ししていきます!
(ネタバレを含むため、まだご覧になっていない方・ストーリーを知りたくない方はご注意願います)
タイトルからして何やら不穏な空気漂う今回!
最強のヤラネーダ・・それはクジラのヤラネーダでした!
街に出てきた最強のクジラヤラネーダを前に、大ピンチに陥るプリキュア5人!
まなつが飲み込まれるなど、衝撃の展開満載でハラハラでしたね!
いっすんは、あすか受験合格の重要性について、そして百合子の功績、まなつの無謀と彼女のリアルを描いた巧みな描写について掘り下げていますので、ぜひ読んでみてください!
トロピカル~ジュ!プリキュア42話ざっくりあらすじ
さてそれでは、トロピカル~ジュ!プリキュア42話のざっくりあらすじをご紹介します!
ローラの本心と一抹の不安
まなつとローラは土曜日にもかかわらずトロフェス準備でにぎわう学校を散策して、それぞれの部活の状況を確認していました。
一通り確認が終わり、トロピカる部もトロフェスに向けて演劇の練習に熱が入ります。
休憩をとって5人で談笑をしていたところ、
私、この街に来て、みんなに出会えてよかった。
ローラが本心を吐露します。
しかしみんなには演劇の練習と勘違いされてしまったため、誤魔化しながらも複雑な心境となったローラ。
まなつはその微妙をしっかりと感じ取っていました。
その日の夜、まなつは部屋から夜の海を眺めるローラに問いかけます。
ねぇ、ローラ。
ローラは女王様になったら、グランオーシャンに帰っちゃうの?
「帰ってもときどき遊びに来るわ」
「じゃぁ私も遊びに行くね!」
というやり取りをするも、女王に告げられたグランオーシャンの掟がローラの脳裏をよぎります。
私が女王になったら、そんな掟変えちゃえばいい。
と、まなつに対して気丈に振る舞うも不安感情はぬぐいきれません。
それに、もし掟が絶対だって言うのなら、私は・・・
もしものとき、そのときローラは既に自分が出すべき答えを見つけていました。
最強のヤラネーダ登場!
あくる日バトラーが海で最強の生物をヤラネーダ化して、街に登場しました。
トロピカる部では発声練習をするため駆けつけた桜川先生のやる気が既に奪い取られており、ヤラネーダの存在に気づくまなつたち!
空を見上げると、サメのヤラネーダを発見!
プリキュア!トロピカルチェンジ!!!
サメと言ってもコバンザメ、プリキュアたちの攻撃で早くもヤラネーダの撃破に成功!
しかし学校の生徒、街の人たちの様子は一向に回復しません。
次の瞬間、シロナガスクジラのヤラネーダが登場!
バトラーが登場し、海で最強の生物シロナガスクジラをヤラネーダ化したことを告げてくるのでした。
アクアポット機能不全の大ピンチ
隙をついてバトラーがロッドから一閃!
アクアポットが壊れてしまい、やる気パワーが全く戻らなくなってしまいます!
みんなのやる気パワーを取り戻すことができず、愕然とするプリキュア。
サマーは、
絶対に許せない!!
と、ヤラネーダに立ち向かいます!
しかしサマーの気迫もむなしく、ヤラネーダに吸い込まれ、食べられてしまうのでした!
コーラル・パパイア・フラミンゴ・ラメールはサマーを救出すべく自らヤラネーダの口へ飛び込み、そこで見つけたのは・・変身が解け気絶したまなつの姿!
しかし次の瞬間、ヤラネーダの潮吹きによって体外へと射出されてしまう4人のプリキュア!
一旦引き上げるバトラー&ヤラネーダ。
まなつはヤラネーダと共に連れていかれてしまうのでした・・・!
トロピカル~ジュ!プリキュア42話【襲撃!最強のヤラネーダ!】いっすんの感想
それではあらすじを振り返りつつ、いっすんの感想をしたためていきますね!
あすか受験合格の重要性
トロフェス準備で工作を準備するあすか先輩。
そこへ、元生徒会長:百合子が声を掛けます。
「受験も終わったしな」
「春からはフェニックス学院で頑張りましょう」
二人の会話からフェニックス学院の受験は終了して、
なんとあすか先輩が、自力で合格をつかみ取ったことを初めて知ることとなりましたね!
これは嬉しい報告!!
しかしちょっと待ってください、これをすんなり受け入れるワケにはいきません!
フェニックス学院と言えば、あすかがテニス部のスポーツ推薦で入学を目論んでいた、テニスの強豪校&高い偏差値を持つ高校です。
【第38話「決めろ!あすかの友情スマッシュ!」】にて、あすかはフェニックス学院の偏差値が高めということで『スポーツ推薦を得らそうにない今、自身の成績では難しい』と話の冒頭でも言っていました。
フェニックス学院でスポーツ推薦を得られるかもしれなかった貴重な百合子との練習試合を放棄して、プリキュアとしての自身を貫いたあすか。
百合子との大事な関係、あすかのテニスにかける情熱、まなつたち仲間を優先してスポーツ推薦を放棄したことによる学力勝負の切符など・・・第38話でフェニックス学院についてあんなに練り上げておいて、そのような重要なイベントを一過性のものとしてたった二言の会話で終わらせてしまうのはいかがなものかと思いました。
これほどの重要イベントであるはずの『あすかのフェニックス学院合格』は、トロピカる部メンバーと共に、プリキュアファンとして一緒に歓喜したかったというのが本音です。
そういった表現が一切ないのは残念の他ありません。
その理由として、あすかの受験はただの志望校合格とはワケが違うためです。
フェニックス学院を合格したことによって、テニス強豪校に入学する夢の実現、百合子との最強バディの再結成、プリキュアを優先しながらも自らの学力で合格を得たという大いなる成功体験・・・これらが結実するとても重要な意味合いを持つのです。
それだけにあすかの合格を、たった数秒で終わる会話で知った際は嬉しさよりも「え??」と困惑を隠しきれなかったのが正直なところでした。
あれだけ素晴らしい第38話をしっかりと活かして、あすかの翼を大きく羽ばたかせるためにも、きちんと尺をとってやってほしかったです。
しかしながら自力での合格には驚嘆しました!おめでとう、あすか先輩!!
百合子の功績
百合子はあすかとの話のくだりで、トロフェスを主催したトロピカる部に感謝していることを告げました。
このような素晴らしいフェスティバルを、学校中の人々を巻き込んで計画するあたりに心の底からワクワクを感じているためです。
トロピカる部創設の際には生徒会長とかなりモメたこともあり、「あの頃の私は見る目がなかった」と悔いていましたね。
しかし最終的にトロピカる部の創設を認めたのも、当時の生徒会長である百合子です。
これからトロフェスが開催されようとしていることは、基をたどればトロピカる部の存続を認めた。当時はしぶしぶとは言え、その英断をした百合子の功績でもあるのです。
こんなにワクワクする気持ちになったのは久しぶり!!
百合子は振り返りざまに今まで見たことのない明るい表情で胸の内を明かしますが、百合子の英断によって、また、トロピカる部の日々の活動によって百合子自身も大きく変われたことが嬉しく、尊さを感じました!
あすか先輩&百合子の固く熱い友情が蘇ったこと、百合子がトロピカっていることに、こちらもトロピカった気分になりました!!
あすか先輩も百合子もトロピカってる!!
まなつの無謀と彼女のリアル
クジラの超ゼッタイヤラネーダとのバトルの折り、隙をついてバトラーがロッドから一閃してアクアポットが壊れてしまったことに逆上したサマーは、
絶対に許せない!!
と、超ゼッタイヤラネーダに真正面から突っ込みますが、この行動は無謀以外の何物でもないと言わざるを得ません。
アクアポットはトロピカル~ジュ!プリキュアにおいて最重要アイテムです。
このアクアポットがなければ奪われたやる気パワーを取り戻すこともできず、それはつまり敵を打ち倒すことができないことを意味します。
その最重要アイテムを一瞬にして機能不全にされてしまい、逆上する気持ちはよくわかります。
しかし、特に策もなく激情のまま真正面から突っ込むのが、プリキュアを束ねるリーダーたる行動と言えるでしょうか!?
・ここは常に冷静な判断ができるパパイアに指示を仰ぐべきではなかったか。
・ローラにアクアポットの機能回復はどこへ行けば可能か、また、その期間はどれくらいなのかを確認すべきではないか。
・コーラル、フラミンゴ、ラメールに何か妙案がないか。
などを、怒りで熱くなりながらも、心を落ち着けながら確認すべきではなかったでしょうか。
怒りのままに突っ込んだサマーは、結局ヤラネーダに吸い込まれ食べられてしまいピンチを更に作り出してしまいました。
しかし、
まなつはいつでもどんなことに対しても全力で立ち向かうことができる、決してひるむことがないあふれ出るやる気が強みです。
そのやる気のせいで今回は空回りの結果となるも、それはまなつというキャラクターを貫いた結果であり、そして人間としてのリアルを描くという意味では核心をついていたのかもしれません。
まなつのこの行動の結果がただの失敗に終わるのではなく、必ず最終決戦に向けた布石へと変わるはずですので、これからしっかりと見届けていきたいと思います!
そしてこのときの4人にも注目したいんです!
まなつがヤラネーダに取り込まれた時、残された4人のプリキュアは自分たちの危険を全くかえりみず、ヤラネーダの中に飛び込みましたね。
それも一瞬の考える間もなくです。
バトラーは4人のプリキュアもヤラネーダの体内に自ら入っていく様を見て、「おやおやこれは・・愚かですねぇ」と言っていましたが、戦況から見れば全くその通りです。
本当にまなつを救えるかはわかりません。
4人が一瞬にして行動した結果、まなつだけではなくプリキュア4人までもヤラネーダから脱出できなくなってしまい、戦況が最悪になる可能性は充分にありました。
しかし、自己犠牲をも全くいとわずにただ『大切な仲間を絶対に救いたい!!』という彼女たちの仲間を想う純粋な気持ちに、胸が熱くなったことも事実です!
蛮勇とも言うべき4人の行動でしたが、いっすん非常に感動しました!!
まなつの無謀がこれからどのように物語に活きてくるのか?見ものですね!4人の行動も尊かった!
他のファンの反応
トロピカル~ジュ!プリキュア44話を見た、他のファンの反応をご紹介しますね!
夫婦!確かに、おしどり感ありますね!
ようやく衣替え!冬場でも薄手の長袖シャツのみなので、あおぞら市は沖縄的な気候なのかもですね!
う~ん、切ないやり取りでしたね・・どうなってしまうのでしょうか?
まとめ
物語終盤、まなつに呼びかける謎の声。
すると突如、過去に崩壊したであろう街に場面が移り、目の前には伝説のプリキュアが立っていました。
伝説のプリキュアから、どのようなことを語られるのでしょうか?
終盤を迎える今、どのようなかたちでまなつたちの助けとなってくれるのでしょうか?
次回は、
第43話「潜り込め!深海の魔女やしき!」
です!
物語も終盤!いよいよストーリーの核心に迫ってきましたね!
今後、一瞬たりとも目を離すわけにはいきません!!
それでは今回はこのくらいで。
最後までお付き合いくださり、ありがとうございました!
いっすんでした!