トロピカル~ジュ!プリキュア
最終回 第46話「トロピカれ!わたしたちの今!」
のあらすじ・ネタバレ感想をお話ししていきます!
(ネタバレを含むため、まだご覧になっていない方・ストーリーを知りたくない方はご注意願います)
トロピカル~ジュ!プリキュア、ついに終わってしまいました~~~(大泣き)!!!
それでは魂こめて、最高のトロプリ最終回を振り返っていきたいと思います!!
大感動のフィナーレ、人魚が記憶を消してきた理由に対する疑問、トロピカル&ルージュについて、そして記憶が戻るトロピカらしさ・・・それぞれについて熱く語っていますので、ぜひ読んでみてください!
トロピカル~ジュ!プリキュア最終回46話ざっくりあらすじ
ついに最終回(泣)!!!!!
悲しいですが、トロピカル~ジュ!プリキュア最終回46話のざっくりあらすじをご紹介していきますね!
ローラの今一番大事なこと
ローラはまなつが昨晩の女王とのやり取りを耳にしていたことに気づき、トロピカる部メンバー皆に自分の口から女王と話した内容を話すのでした。
ショックを受けるトロピカメンバー。
女王になるのはまだ先なんでしょ、そんなに急がなくてもとのさんごの言葉に
「でもそれじゃあとまわしの魔女と一緒になっちゃう。あとまわしにしちゃダメなの。」
ローラは自分の決意を静かに語ります。
ローラやまなつたちの記憶が失われる可能性もあるものの、今一番大事なことをやってほしいとまなつはローラに告げるのでした。
かくしてトロフェスは開催され、トロピカる部も劇の準備をしようとしたところローラから演劇の内容を変えたいと申し出があり、一同はそれを承諾します。
トロピカる部演劇&人魚ショー
トロピカる部の演劇が始まり、ローラが変更したいと申し出があった箇所に差し掛かった際、まなつが
「行かないで!行かないでよ、ローラ!!」
と泣きじゃくり、抑えていた感情をローラにぶつけるのでした!
ローラはまなつの気持ちを「ありがとう、まなつ」と受け止め、演劇も仕切り直しとなりそして『なかよしのうた』でフィナーレを飾ります。
突如ローラは自分が人魚であることを観劇している人たちに告げ、なんと人魚の姿をみんなに披露!
目が点となるトロピカる部メンバー、戸惑う観衆。
しかしほどなくして人魚コールが巻き起こり、演劇&人魚大喝采ショーは幕を閉じるのでした!
別れそして・・トロピカってる~~~!!!
夕焼けの海をバックに、まなつたちにお別れを告げるローラ。
ローラはあふれ出る涙をこらえきれず、グランオーシャンの掟の悲しさについて語ります。
掟が絶対であったとしても、お互いのことを絶対に忘れないと約束をして、ローラはグランオーシャンへと旅立つのでした・・!
そしてまなつたちやローラはお互いの記憶を失って、日常をすごしていました。
しかしまなつやトロピカる部のメンバー、そしてローラも何かしらの記憶の引っ掛かりを感じているのでした。
ある日、ローラは女王の意向によって人間界へと赴きます。
ローラはいつの間にか持っていたまなつからもらったルージュと、エルダたちの証言を頼りにまなつと初めて出会った場所へ到着します。
そこへまなつが登場し、初対面にもかかわらずお互いを名前で呼び合う不思議を感じていたところアクアポットからまばゆい光が放たれてグランオーシャンの記憶装置にショックが起こります!
次の瞬間、
アクアシャボンからまなつやローラたちのトロピカった思い出ピクチャーがあふれ出し、ローラとまなつは声を合わせるのでした!
「トロピカってる~~~!!!」
トロピカル~ジュ!プリキュア最終回46話【トロピカれ!わたしたちの今!】いっすんの感想
それでは最終回のあらすじを振り返りつつ、いっすんの感想をしたためていきますね!
人魚が記憶を消してきた理由の疑問
ローラが夕焼けの海でみんなに別れを告げる際、
「みんなと友達でいたことも、私、忘れちゃうのかな・・?」
と、涙ながらにグランオーシャンにおける人魚の掟を話し始めましたね。
人魚は人間よりも長生きということで、大切な人が亡くなったあともずっと寂しさを持ち続ける。
それがつらくて悲しくて、記憶を消してきた歴史がある。
ということでしたが、これは不合理ではないでしょうか。
大切な人との記憶こそ、ずっと生涯大切に心の中に持っておきたいと思うもの。
このときあすかが言っていたように、
「忘れてしまうほうが寂しい!」
本当にその通りなのです!
ここでもう答えは出ていました。
確かに二度と会えなくなることは悲しく、寂しいです。
しかし全ての記憶まで消してしまったら、心の中ですら大切な人と会えなくなってしまうことがわからなかったのでしょうか?
大切であればあるほど、「いっそなかったことに・・!」とは、間違ってもならないと思います。
すると、人魚が記憶を消してきたのには別の理由が・・?
これらを考えるとき、記憶装置を開発した人魚がどういった経緯で『記憶を消さなければ』と思ったのかが不鮮明となります。
しかし実は、自身も人間も記憶を消さなければならない何か特別な理由があったのかもしれません。
例えばグランオーシャンの危機に繋がるようなこと、人魚を人間の私利私欲を満たすために利用される危険があったこと、人間同士の争いの種になり得ること・・など、
なにがしかの差し迫った理由によって、人魚も人魚に関わった人間も記憶を消す必要があったのではないでしょうか。
ただ単に人魚の自分が悲しいから、寂しいからという独りよがりの理由だけではなく、大きな危機を回避するために仕方がなく記憶を消した、という理由でなければあまりにも最初の人魚の独断が過ぎます。
そしてグランオーシャンの掟として跋扈(ばっこ)してしまった記憶を消す行為。
その言い伝えとしては、
長い歴史を経ていく中で掟が生まれた理由が紆余曲折し、寂しさのあまり記憶を消したということにした。
このような経緯があったのではないでしょうか。
これは、人間界=争いの種になるという偏ったイメージの植え付けを払拭するための先代たちの知恵だったのかもしれません。
いっすんはそのようにとらえて、納得しました!
いまやグランオーシャンの掟となってしまった記憶を消す儀式。
しかし、ローラたちは見事にそれを覆してくれましたね!
トロピカル&ルージュ
トロフェスも盛大に幕を閉じ、ついにやってきたローラとまなつたちの別れ。
こみ上げてくる涙を我慢できないローラに、まなつがリップを塗ってあげましたね。
「ローラ、こういうときこそリップで気合いだよ!」
ローラの唇に塗られたピンク色のリップが光り輝き、涙を浮かべて切なげな表情のローラと神秘的な調和をかもしだし、ハッとするほどの美しさに見惚れてしまいました。
思えばまなつとローラが初めて出会ったシーンでもまなつはローラにリップを塗ってあげてましたね。
「メイクっていう魔法だよ!」
物語はリップから始まり、リップで幕を閉じる。
そして、またリップを通じて再開する。
【トロピカル~ジュ!プリキュア】のコンセプトを美しく描いたフィナーレはまさしく・・
まなつやみんなの元気いっぱいトロピカル&魔法のルージュで最高の締めくくりであったと大感動しました!!
そしてこの夕焼けの海において、ローラの涙で湿っぽく別れるものと思いきや・・
「ありがとう、また会いましょう・・!」
身をひるがえして海へ飛び込み、ドルフィンジャンプで海面から美しく上がるローラは最高の笑顔をたたえていました!
涙を見せるも最後は湿っぽさを払拭して、美しく最高の笑顔を見せる人魚ローラが去る演出・・。
『これぞローラ!!』を巧みに表現した集大成と言わんばかりの、最高すぎるシーンでした!!
別れであっても最後は湿っぽさを感じさせにくい、トロピカルな演出はさすがでした!!
記憶が戻るトロピカらしさ
ローラは謎のリップを手に、自身が残した落書きによってエルダたちから情報を得て、人間界へカムバックします。
そこへまなつが申し合わせたかのように登場し、初対面のはずがお互いを名前で呼び合う不思議を感じていたところ、アクアポットからまばゆい光が放たれてグランオーシャンの記憶装置にショックが起こりましたね!
アクアシャボンからまなつやローラたちのトロピカった思い出ピクチャーがあふれ出してトロピカっていました!
しかしこのタイミングで記憶装置が故障とは、都合がよすぎますよね。
そこで考えたいのですが、
このときの記憶装置の不具合は一体何だったのか。
長い歴史を経たことによる容量オーバーなのか、経年劣化なのか、明確な理由はわかりませんが記憶があふれ出し全てを思い出すに至りました。
おそらく、
①まなつたちの記憶がトロピカりすぎてて記憶域でも体験したことのない、圧倒的なやる気パワーで記憶装置を圧迫した
②通常では考えられないほどの思い出量&どれもがトロピカりレベルが振り切れすぎた思い出であるため、記憶装置の常識を逸脱した
この2つの理由により、記憶装置が体験したことのないトロピカった5人の思い出がキーとなり、更に大昔から使用してきた経年劣化も相まって制御しきれなくなったのではないでしょうか。
涙のお別れも、ローラやみんなの葛藤も、グランオーシャンの掟も、何もかも一瞬にしてなかったことになりました。
始めからこの結末を知っていたならば、シリアスなストーリーの全ては喜劇です。
しかし、これこそがトロピカらしいフィナーレであると絶賛の他ありません!!
その理由として、ただ漫然とみんなの記憶が戻ったということではなく、
・ローラが女王を選ぶということ。
・あとまわしにしない決断。
・まなつたちも今一番大事なことに目覚めて邁進している姿。
そういったかけがえのない彼女たちの成長のご褒美として、永遠の友達でいることができたと締めくくることができるでしょう!
ここで、グランオーシャンの掟について考えてみたいと思います!
今回の一件でグランオーシャンは記憶装置を巡って長年の歴史ある掟を大きく変更せざるを得ない岐路に立たされているハズです。
世界の危機を救った時期女王候補のローラと、まなつたち。
女王としても心のどこかで、「この子たちならきっと何かを変えてくれるのでは」と、不信な掟にメスを入れることを望んでいたことに違いありません。
掟にメスを入れることこそが、女王の微かな望みでもあったのでしょう。
でなければ、ローラを再度人間界へと促すようなことをするはずがないのです。
その片鱗として、エンディングでは記憶を取り戻したあとのローラがグランオーシャンで悠然と人魚たちに講義をしている姿を、微笑ましく見つめている女王から見てとることができます。
これからまなつやローラたちにトロピカった未来が待っていると思うと、物語が終わった悲しさよりも、彼女たちのトロピカった未来に思いをはせてワクワクしてくるものです!!
トロピカってた~~~!!!!
まとめ
ついにトロピカル~ジュ!プリキュア最終回を迎えてしまいましたね~、寂しい気持ちがあふれすぎてトロピカロスってますw
しかし、ニチアサはそれでは終わらないところがスゴい!
次回作へとまた希望をつないでいけるというのは、本当に素晴らしいことですよね!
次回作デリシャスパーティプリキュアも、これからとても楽しみですね!
それでは最後にトロピカル~ジュ!プリキュアに感謝の気持ちを送り、締めくくりたいと思います。
それでは今回はこのくらいで。
最後までお付き合いくださり、ありがとうございました!
いっすんでした!