機界戦隊ゼンカイジャー
第40カイ「とーちゃん奪回、ワンチャン一回!」
のあらすじ・ネタバレ感想をお話ししていきます!
(ネタバレを含むため、まだご覧になっていない方・ストーリーを知りたくない方はご注意願います)
ついに、とーちゃんの奪回!!
今回はとーちゃん奪回に全力全開ですね!
しかしながら、介人はなぜとーちゃんを奪回できたのでしょうか?
とーちゃん奪回大作戦の謎について迫っていくほか、ステイシーの役回りやとーちゃんの扱い、介人のセリフ「これが、とーちゃんが作ったゼンカイザーだ!!」についても熱く語っていますので、ぜひ読んでみてください!
ゼンカイジャー40話ざっくりあらすじ
それではまず、ゼンカイジャー40話のざっくりあらすじをご紹介していきます!
ハカイジュウオーは、とーちゃん!?
突如として街に現れた超巨大な怪獣ロボ。
その正体、実は介人のとーちゃんハカイザーがイジルデによって改造された姿でした。
ひとまず退散することにしたゼンカイジャー一行。
場所は変わってトジテンド本部。
ステイシーはハカイザーが以前の面影を全くなくし、ただの破壊兵器へと変わってしまった姿にショックを受けていました。
そのとき、不意に触ったコントロールパネルにハカイジュウオーのデータが表示されます。何かを決意するステイシー!
とーちゃん奪回!大作戦会議!
介人はゼンカイジャー全員、ゾックス達を駄菓子カフェ「カラフル」に呼び集め、最後のチャレンジでとーちゃんを奪回できなかったそのときには、
「宇宙の果てや世界の狭間に連れていってくれないか」
とゾックスへお願いします。
しかしそこでジュランは、
「もしもなんてねぇ!俺たちは諦めてねぇぞ!次で必ず取り戻すんだ!!」
と、熱い決意を表明します!
それに続き介人を励ますゼンカイジャーのみんな。
ゼンカイジャーメンバーのおかげでいつもの調子を取り戻す介人。
そのようなやり取りのあと、店を出たゾックスの前に突如現れたのは・・・ステイシー!!
「これを分析しろ。」
ステイシーは、トジテンド本部で見つけたハカイジュウオーのデータを介人たちに渡してくれたのでした!
とーちゃん奪回大作戦、開始!
街に再度出現したハカイジュウオー、そこへ駆けつけるゼンカイジャー。
ゼンカイジャーは、ゼンリョクゼンカイオーで迎え撃ちます。
「ハカイジュウオーの頭部に、ハカイザーが埋まっている。俺が引っこ抜いてきてやる!」
その言葉通りに、ステイシーから得た情報によってハカイザーの奪還に成功したゾックス!
ハカイザーの元に駆けつけるジュラン・ガオーン・マジーヌ・ブルーンによって、数々の思い出と写真を使用してとーちゃんの記憶を取り戻す作戦が開始です!
一方介人とゾックスは激闘の末、ゼンカイジュウオーでハカイジュウオーを撃破!
そしてゼンカイジャーの思い出作戦が功を奏し、ハカイザーが様々な記憶を思い出そうと苦しむさなか・・・介人が登場!
「とーちゃん見ろよ!
これが、とーちゃんが作ったゼンカイザーだ!!」
熱いセリフを全力で叫び前進しながらギアトリンガーで変身し、親子の最終バトルに突入!
ゼンカイザーとハカイザーの最後の一騎打ちを制したのはゼンカイザー!
かくしてハカイザーは破壊され、介人ととーちゃんは何十年ぶりかにようやく親子の姿で合うことができました!
そしてカラフルにてヤッちゃんとその息子(とーちゃん)は涙の再開を果たし、親子2世代に渡って感動の再開が実現したのです!
ゼンカイジャー40話【とーちゃん奪回、ワンチャン一回!】いっすんの感想
ではあらすじを振り返りながら、いっすんの感想をしたためていきますね!
ステイシーの役回り
ハカイザーが以前の面影を全くなくし、ただの破壊兵器へと変わってしまった姿にショックを受けるステイシー。
ステイシーは唯一とも言うべき友を失ってしまい、更にその友の変わり果てた姿に胸を傷めます。
不意にステイシーが触ったコントロールパネルにハカイジュウオーのデータが表示され、このときステイシーは危険を冒してでもデータをゼンカイジャーに届けるべきと考えました。
そのデータをゼンカイジャーたちが得るための役回りが、ステイシーということはこの上なく適任です!
しかしながら、唯一の友であるハカイザーを失ったこと、その息子である介人との確執、ヤツデとの関係性。
そしてトジテンドへの裏切りともとれる行動。
これらが複雑に密接して絡み合う状況の中で、決断をしなくてはならないステイシーの役回りを考えるとき、言いようのない切なさがこみ上げてきました。
この謀反がバレた場合にはステイシーは極刑に近い罰を受けるでしょう。
そこまでしてステイシーが得るものは何なのか?
ハカイザーのためなのかヤツデのためなのか介人のためなのか、はたまた自分自身のためなのか。
今は正確に知ることができません。
決して華やかではない役回りだとしても、
ステイシーの自己犠牲をもいとわないその勇姿には圧倒されました。
日常の人間が日ごろ抱いているような悩みを常に抱え続けている、現代社会の縮図とも言うべきキャラクターがステイシーです。
彼の魅力を引き立たせるための役回りは見ていて痛々しくもありますが、同時に群を抜いて感情移入しやすいキャラであることも確か。
常に深い悩みと暗さを持つ、キカイでありながらも一番人間味があるキャラという最強の矛盾が最高の設定だと思っています。
ステイシーの魅力あるキャラクターが、終幕に向けてどのように熟成されていくのか今後本当に楽しみです!
魅力たっぷりステイシーの、人間的熟成を見届けたい!
ハカイジュウオー=とーちゃんの扱いについて
介人はゾックス達を駄菓子カフェ「カラフル」に呼び集め、とーちゃんを奪回するため自身の決意を告白するシーンにおいて、最後のチャレンジでとーちゃんを奪回できなかったそのときには「宇宙の果てや世界の狭間に連れていってくれないか」とゾックスへお願いします。
誰よりもとーちゃん奪回のために全力を尽くしてきた 介人。
しかしその介人が、肉親である実の父を取り戻せなったそのときには・・・
永遠の別れをする覚悟ができていることを仲間たちに告げたのでした。
介人の胸中を思う時、目頭が熱くなりました。
そしてこの時の介人は、悲しみをにじませながらも深い決意を感じさせる強い表情をしていましたね。
その表情を見るだけでも、とーちゃんへの愛やとーちゃん奪回に賭ける望み・不安・もしものときの悲しみ等が巧みに表面化しており、
駒木根君の見事な演技力には脱帽しました!
ここでハカイジュウオー=とーちゃんの扱いについて考えてみたいと思います。
『とーちゃんを奪回できないその時には、宇宙の果てや世界の狭間に放り出す。』ということでしたが、これは少し引っかかります。
放り出されたハカイジュウオーは、その後宇宙または世界の狭間をさまよった挙句どうなってしまうのでしょうか?
エネルギーが尽きるそのときまで生き長らえ、徐々に命を失っていきやがて死に至ることが考えられます。
これは完全なる機械体であれば納得のいくところです。
しかしとーちゃんはほとんど生身の部分が残る人間の状態です。
生身が残る人間に対して、自意識がないとは言えあまりにも残酷すぎる選択ではないでしょうか。
実際に敢行されたワケではないので、鋭くツッコミを入れる部分でないことは承知していますが、「ん?放り出したあと、とーちゃんってどうなっちゃうの?」と疑問に思うキッズがいる可能性がゼロ、とは言い切れないのではないでしょうか。
ニチアサにおいて、父を打ち倒すという描写が正しいとは言いません。
しかし、せっかくゼンカイジャーチーム&界賊チームが大集結しており、更にはセンタイギアという無限の可能性を秘めた力も持っているのですから、もうひとひねり、とーちゃんに対して優しさの伝わる案が欲しいところでした。
しかしとーちゃんは救われた。結果オーライ論かな!
とーちゃん奪回大作戦の謎
ゾックスによって奪還されたハカイザーの元に駆けつけるジュラン・ガオーン・マジーヌ・ブルーン。
数々の思い出と写真を使用してとーちゃんの記憶を取り戻す作戦が始まり、これにハカイザーは苦しみます。
その後息子が登場して激しい銃撃戦の果てにとーちゃんは自分を取り戻すわけですが、とーちゃん奪回大作戦が成功したことが謎で仕方ありません。
ハカイザーの正体がとーちゃんとわかってから、今まで数々のアプローチでとーちゃんを取り戻そうと尽力してきました。
介人がゼンリョクゼンカイキャノンをゼロ距離で放った大ダメージによって一瞬自分を取り戻すことはありましたが、それ以外では息子の呼びかけに対しても、攻撃等のあらゆるショックを与えても、全く自分を取り戻すことがなかったとーちゃん。
そんなとーちゃんに、とーちゃん自身は会ったことも見たこともないキカイノイドたちの必死の説得が、いくら思い出&写真を駆使したとして
どうしてとーちゃんの心を揺さぶる結果になるのでしょうか?
これをする役目は言うまでもなく介人かヤツデのはずです。
血を分けた家族からの必死の呼びかけがあるからこそ、とーちゃんは苦悶の中に心を揺り動かすのではないでしょうか。
そして極めつけは、介人ととーちゃんの銃撃戦の末に敗北したハカイザーが、なぜかとーちゃんに戻っていたという謎です。
ハカイザーからとーちゃんに戻る条件はいまいち不明で、ゼンリョクゼンカイキャノンがキーとなるのでしょうか。
それとも、キカイノイドたちの必死の説得&介人の全力全開な思いがぶつかった結果でしょうか。
とーちゃんが戻ってくるという一大イベントにしては、グレーな点が多すぎて丁寧さを欠いたシナリオという印象でした。
そんなこんなで『?』が浮かびまくっていたので、介人ととーちゃんの再開シーンでは涙が一滴も出ませんでした。
しかしその後のヤツデととーちゃんの再開シーンでは感動して涙が出ましたw
とーちゃん奪還には疑問が残るけど、おかえりとーちゃん!
これが、とーちゃんが作ったゼンカイザーだ!!最高説
とーちゃん奪回大作戦によって苦しむハカイザーの元へ現れた介人が
「とーちゃん見ろよ!これが、とーちゃんが作ったゼンカイザーだ!!」
と、熱いセリフを全力で叫び前進しながら、ギアトリンガーで変身。
スローモーションの変身演出カッコよすぎでしたね!!
普段明るく優しい性格の介人が、怒りとも決意ともとれる厳しい表情で名言を叫ぶギャップがまたいい!
そして東映の特撮技術は本当にスゴイですね!
介人からゼンカイザーになるまでの、全身介人→顔だけ介人→全身ゼンカイザー。
一体どこで駒木根君とアクターが入れ替わっているのか、目検では全く判別がつきません!
東映の特撮技術と駒木根君の演技力、アクターの高田さん、高いCG技術などが密接に絡み合って織り成す圧巻の変身シーンには大感動しました!
東映って本当に素晴らしいですね~!!
他のファンの反応
ゼンカイジャー40話を見た、他のファンの反応をご紹介します!
「キカイの4人が励ますの感動!」・・・同意!
仲間のアツい絆に目頭が熱くなりました!
「ただいま」からの、「帰りが遅いんだよ」は泣けました・・。
親子はいつまで経っても親子。家族の絆、本当に良いものですよね!
「ぶっちゃけ愛だろうが~!」アツいセリフでしたね!
このイラスト、可愛すぎてそして涙が出すぎる!
まとめ
公式ツイッターのまとめはこちら
ハカイザーの呪縛から解放され、無事にとーちゃん奪回に大成功。
とーちゃん奪回に関してはいくつか疑問を残しつつ、そしてステイシーの今後が気になるところですが、
ゼンカイジャーの絆・家族の絆を改めて認識した大感動の一話となりました!
次回は、
第41カイ「推しメン沼はつるつる深い!」
です!
とーちゃんが無事に帰ってきたものの、あまり相手にされず少し寂しさを感じている介人。
そんなとき、新たなワルドであるメンワルドが登場!
うどん派かソバ派かに分けられて争いが勃発する!?
それでは今回はこのくらいで。
最後までお付き合いくださり、ありがとうございました!
いっすんでした!